
作業を中断してファイルの更新が終わるのをを待っていて、「更新ファイルはインストールされませんでした」というエラーメッセージが表示されると、とてもがっかりします。
Windows Update処理のおかげで作業効率が落ちてしまうことにならないようにしたいものです。
ここでは、不具合が生じる主な原因を理解しエラーにならないように回避するための方法と、失敗してしまった場合の対処方法について説明します。
対象OSは、Windows 7/8.1/10です。
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Windows Updateで不具合が生じる原因を知る
あらかじめWindows Updateを失敗する原因となる条件を知っておくと、それを回避することができます。
以下の原因と思われる点に注意し、準備をしましょう。
Windowsが上書きアップグレードされている(Windows8→8.1も含む)
Windowsのインストールには、上書きアップグレードと、クリーンインストールの2種類があります。
上書きインストールは、今使用しているパソコンのOSを上書きして、書き換える方法です。
クリーンインストールとは、今現在、使用しているWindowsを削除した後、新しいWindowsを新規にインストールすることです。
Windowsが上書きインストールされていると、Windows Updateを失敗する場合があります。
Cドライブの空き容量が極端に少ない
Windows Updateの失敗を回避するには、Cドライブの空き容量がある程度あることが望ましいとされています。
最低でも5GB以上の空きが必要です。
ディスククリーンアップの操作などで不要なデータやプログラムの削除・復元ポイントの容量を小さくするなどして、空き容量を増やします。
システム環境変数が大幅に書き変わっている
システムに大きな変更を加えるプログラムを常駐させている場合は、不具合が生じる可能性があります。
環境変数が変更されている場合がありますので、初期状態に戻します。
Windows Update実行時に周辺機器をたくさん繋いでいる
Windows Updateを実行する際には、周辺機器を外し、実行中のプログラムも終了したほうが失敗を回避できます。
Windowsの時計があっていない
もし、パソコンの時間が大幅に狂っていると、正常にWindows Updateを実行することができない場合があります。
システムの設定にて正確な時刻に合わせましょう。
Windows Updateを失敗した場合の対処方法
「更新プログラムはインストールされませんでした」のメッセージが表示された場合
「更新プログラムはインストールされませんでした」のメッセージが表示され、何度試しても更新できない場合の対処方法です。
1)コントロールパネル→システムとセキュリティ→システムを開きます。
(Windows10の場合は「コントロールパネル」→「セキュリティとメンテナンス」)
[アクションセンター]を開きます。2)[トラブルシューティング]をクリックします。
3)[Windows Updateで問題を解決する]をクリックします。
4)[次へ]をクリックすると、トラブルシューティングが実行されます。
以上の手順で実行し、Windows Updateが正常に行えるか確認します。
その他の対処方法
<インターネット接続は、できるだけシンプルな方法に>
ハブや外部に接続した機器からの接続は、Windows Updateの失敗の原因になる場合もあります。
USB無線LAN子機の場合は、ハブからではなくPC背面のマザー直結USBポートに繋げます。
<ディスククリーンアップツールを使い、Windowsの不要ファイルを削除する>
Windows Updateの不要ファイルや、エラーログが大量に(10GB以上)溜まっている場合がありますので、システムのディスククリーンアップ機能を使って不要ファイルを削除します。
<Windowsの復元を利用してみる>
Windows Update処理行った直前の復元ポイントに戻してみると、Windows Updateの失敗に効果がある場合があります。
まとめ
Windows Updateの不具合が生じなくするためには、あらかじめのパソコンの各種の環境の準備が必要となります。
ただし、Windows updateに失敗し再起動を繰り返しトライするも、パソコンの起動ができなくなる、などの深刻な現象の場合は、Windowsのシステムファイルが破損している場合も考えられます。
データをまず安全なメディアへコピーし、より技術力の高い専門機関への相談を強くおすすめします。
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