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Windowsリモートデスクトップの使い方と接続できない場合の解決策

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Windowsを実行中のコンピュータを、別のWindowsを実行中のもう一つのコンピュータから接続して、これを制御することをWindowsリモートデスクトップといいます。

そのリモート制御しているコンピュータが例えば学校などの自宅の外にあったとして、あたかもそこで操作しているように自宅にあるご自分のコンピュータから、リモート制御しているコンピュータ上で実行するプログラムや読み書きするファイルにアクセスすることが出来るのです。

本記事ではリモートデスクトップの機能の使い方とリモート・コンピュータに接続できない時の解決方法についてご紹介していきます。

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1.Windows10で自宅のPCを遠隔操作する

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ご自宅のPCを、外出先であなたがお持ちのWindows10が入ったタブレット端末で遠隔操作する方法をご説明します。

  1. まず「スタート」の画面で、「すべてのアプリ」をクリックし、「Windowsアクセサリ」‐「リモートデスクトップ接続」と進みます。
  2. 表示された画面で、遠隔接続を行うご自宅のPCのコンピュータ名かIPアドレスを入力します。
  3. そして「接続」ボタンをクリックすればご自宅のPCに遠隔接続ができます。

そのあとの細かい設定は、「オプションの表示」をクリックすることで出来ます。

リモートデスクトップとは?

「リモートデスクトップ」とは、ネットワークを介在してご自分の手元のコンピュータから、別のコンピュータのグラフィック・ユーザー・インタフェース(GUI)やそのコンピュータのデスクトップ環境を利用してこれを操作するテクニックのことです。

世の中に存在する色んなオペレーティングシステム(OS)毎に、この機能を実現するソフトウェアがあります。例えばUNIX系であればX Window Systemであり、Mac OSであればApple Remote Desktop (ARD)であったりするわけです。そしてMicrosoft Windowsであれば、Remote Desktop Protocol (RDP)です

また特定のOSではなく、様々なOSに対応したものとしてVirtual Network Computing (VNC) というオープン・ソースとして公開されているソフトウェアもあります。

UWP版のリモートデスクトップをダウンロード

UWPとはUniversal Windows Platform の略称で、Microsoftがこれまでのリモートデスクトップのアプリとは異なり、Windows10 Mobileをサポートしたアプリとなっています。但し注意が必要なこととして、従来のリモートデスクトップでサポートされていた機能の一部が利用できなくなっていることです。ですからそれを使いたいなら、Windowsに標準のリモートデスクトップアプリを使うことが推奨されています。

このUWP版リモートデスクトップアプリは下記URLのWindowsストアから無料でダウンロードが出来ます。

Windowsストア

接続の設定

リモートデスクトップを使った遠隔のコンピュータとの接続をする場合に必要な設定は、以下のものがあります。

・接続元と接続先の両方のコンピュータで、リモート接続を許可する設定を行う。Windows7ならコンピュータの「プロパティ」にある「リモートの設定」のダイアログでこの操作を行います。

・リモート接続を行うためには相手を検索して見つける必要があります。そのためにまずこのコンピュータの名前を事前に調べます。たとえばWindows7ならコンピュータの「プロパティ」にある「コンピュータ名、ドメイン、およびワークグループの設定」のダイアログで分かります。

・リモート接続を始める前に、ご自分のユーザーアカウントにパスワードを設定しておく必要があります。これはセキュリティを確保するための対策で、Windows7なら「コントロールパネル」の「ユーザーアカウント」の「Windowsパスワードの変更」‐「アカウントのパスワードの作成」のダイアログで設定することが出来ます。

・実際にリモート接続を始めるには、そのシステムに用意されているリモート接続のボタンを押下して相手のコンピュータ名を入力します。Windows7なら、「スタート」ボタンをクリックして検索ボックスにリモートデスクトップ接続と入力し、その結果の一覧にある「リモートデスクトップ接続」をクリックします。そして出てくる「コンピュータ」ボックスに、接続先のコンピュータ名を入力し「接続」をクリックします。

・コンピュータには外部からの不正な通信を遮断するために、ファイアウォールの機能があります。リモート接続がうまくいかない場合は、このファイアウォールで規制されている可能性があります。ですから、その規制されているポート番号を開ける必要があります。Windows7であれば、「コントロールパネル」の「システムとセキュリティ」にクリックして進み、Windowsファイアウォールで「Windowsファイアウォールによるプログラムの許可」をクリックし「設定の変更」に進み「リモートデスクトップ」の横にあるチェックボックスをオンにします。

以上でリモート接続ができます。

Chromeリモートデスクトップでも操作可能

Chromeリモートデスクトップを使用するには、まずChromeアプリの入手が必要です。以下のサイトからお使いの端末に応じたアプリがダウンロードできます。

iPhone、iPad 用 Chrome リモート デスクトップ アプリをダウンロード

Android スマートフォンまたはタブレット用 Chrome リモート デスクトップ アプリをダウンロード

パソコン用 Chrome リモート デスクトップ アプリをダウンロード

Chromebook 用 Chrome リモート デスクトップ アプリをダウンロード

上記のどれかのアプリをダウンロードして、ご自分の端末にインストールしたら、コンピュータへのリモートアクセスを許可するための設定を行います。詳しい説明は、下記サイトをご参照ください。

Chrome リモート デスクトップを使って他のパソコンにアクセスする

2.Windows8/8.1でリモートデスクトップ接続を利用する

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Windows8やWindows8.1のリモートデスクトップ機能も、Windows10同様に他のパソコンにネットワークやインターネット経由で接続して、その他のパソコンを遠隔制御することです。

Windows10と同様に接続する相手のパソコン画面が表示され、そこで実行するプログラムやファイルなどにアクセスが出来ます。またその接続には、接続先のパソコン名かIPアドレスが必要となります。

以下、追ってその接続・切断手順をご説明していきます。

ホストPCを設定する

Windows8やWindows8.1には「使い方チャンネル」という質疑応答形式でパソコンの操作方法を動画で知ることが出来るメニューがあります。これを元にすれば、より解りやすく理解できます。(下記URL)

使いかたチャンネル

事前に、リモートデスクトップの制御元のパソコンと相手方のパソコンの両方で、Microsoftアカウントが設定されていることと、接続先のパソコンがリモート接続をすることが出来るような許可設定がされていることを確認してください。

リモート接続の許可設定は、「コントロールパネル」から「システムとセキュリティ」更に「リモートアクセスの許可」へ行き、ここで設定することが出来ます。「このコンピューターへのリモート接続を許可する」にチェックを入れてOKボタンを押せば完了です。

クライアントPCより接続を実行する

まず接続元から説明します。パソコンのスタート画面の上で右クリックをし、画面下部に現れたアプリバーから「すべてのアプリ」をクリックします。その後に表示されたアプリケーションアイコンから「リモートデスクトップ接続」をクリックします。

次に表示された「リモートデスクトップ接続」の「オプションの表示」をクリックし、「ログオン設定」のダイアログで、接続する先のパソコンの「コンピュータ名」か「IPアドレス」を入力します。また「ユーザー名」には接続先のユーザーアカウントのメールアドレスを入力します。

そうすれば、「Windowsセキュリティ」ダイアログが表示されますから、接続先のアカウントの「パスワード」を入力しOKボタンを押下すれば、リモート接続が開始されます。

リモートデスクトップを切断する手順

リモートデスクトップを切断する方法は2種類あります。接続元のパソコン(クライアント)から接続先のパソコン(ホスト)上で、このリモート接続を経由してホスト上のアプリを起動している状態で、このアプリとのセッションを終了させないで通信のみを切断する方法と、セッションと共に通信を切断する方法です。

このセッションを終了させずに通信のみを切断すると、このホスト上のプログラムは実行状態のままとなっていますから、通信を再接続すれば切断時の状態から再開することが出来ます。

この両方の手順は、タッチパネル操作を行うWindows8やWindows8.1の場合は、「設定」チャームの「電源」アイコンをタップして続いて「切断」をタップすれば、セッションを終了せずに切断ができます。

上記で、「Windows」ボタンと「電源」ボタンを同時に押下することで表示される「サインアウト」を選択すれば、切断と同時に、セッションも終了となります。

3.Windows7でリモートデスクトップ接続を利用する

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まずWindows7の場合は、リモートデスクトップの機能が使用可なヴァージョンが決まっており、ホストとして使用可能なのは、Windows7 Professional/Ultimateで、クライアントとして使用可能なのはWindows7 Professional/Ultimate/Home Premiumとなります。

リモート接続の許可

ホスト側で、「スタート」‐「コントロールパネル」‐「システムとセキュリティ」へと進み、「システム」の左側の「リモートの設定」へ移動し、「システムのプロパティ」から「リモート」のタブを選び、「リモートデスクトップを実行しているコンピュータからの接続を許可する」を選択します。

リモートコンピューター名を検索するには

リモート接続をしたホスト・コンピュータの名前(リモートコンピュータ名またはホスト名)が分からない場合に、これとの接続をするには、そのパソコンのIPアドレスを知る必要があります。

そして、その接続先のホスト名は、Windowsに標準で備え付けられているnbtstatコマンドを投入することで可能となります。詳細な使い方は、下記URLをご参照ください。

WindowsでIPアドレスからホスト名(コンピューター名)を見つける方法(nbtstatコマンドを使ってNetBIOS名を特定する)

Windowsファイアウォールでリモートデスクトップ機能を許可する方法

ファイアウォールは外部からホスト・コンピュータへの不正アクセスを防止する機能です。このホストへのリモートアクセスを許可するためには、ホスト側で、「スタート」から「コントロール」へ移動し、「システムとセキュリティ」を選んで、「Windowsファイアウォールによるプログラムの許可」をクリックします。

そして「許可されたプログラムおよび機能」のところで、「リモートデスクトップ」にチェックが付いているかを確認します。

もし、これが付いていない場合は、「設定の変更」をクリックし「リモートデスクトップ」の「ホーム/社内(プライベート)」と「パブリック」にチェックをつけて、「OK」ボタンを押下します。

ユーザーアカウントのパスワード設定方法

ユーザーアカウントのパスワードの設定は、「スタート」から「コントロールパネル」へ移動し、「ユーザーアカウントの追加または削除」を選びます。

続いて、「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されますから「続行」をクリックします。もし標準ユーザーアカウントでログオンしている時は、管理やアカウントのパスワードを入力し、「OK」ボタンを押下します。「変更するアカウントを選択してください」と表示されたら、変更するアカウントを選び、「パスワードの変更」が出来ます。

作業コンピューターでリモートデスクトップを開始する方法

作業コンピュータ(クライアント)からリモートデスクトップを始めるには、「スタート」から「すべてのプログラム」‐「アクセサリ」‐「リモートデスクトップ接続」を選択します。

次に「リモートデスクトップ接続」の画面が表示されますから、ホスト側のコンピュータ名かIPアドレスを入力し「接続」をクリックすれば完了です。

4.リモートデスクトップ接続ができない場合

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Windowsリモートデスクトップの接続ができなくなる原因は、いろいろと考えられます。

一番考えられるのは、ホスト側でのファイアウォールがこの機能の受け入れを規制している場合です。それ以外では、「コントロールパネル」にある「システムのセキュリティ」の設定が正しく行われていない場合があります。

ファイアウォールに原因がある場合

どのWindowsのバージョンでも「システムのプロパティ」でリモートデスクトップの接続を許可しているのに、つながらないケースです。この時に一番可能性のあるのが、ファイアウォールの設定が、外部ネットワークからの接続を拒否している場合です。

この対処方法としては2つあり、1つ目はファイアウォールの設定を外部(パブリック)ネットワークからの接続を許可する方法です。

  1. 「コントロールパネル」‐「システムとセキュリティ」へ移動し「システムとセキュリティ」のダイアログで「Windowsファイアウォール」を選び、「Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリックします。
  2. 次にその一覧が表示されますから「リモートデスクトップ」を見つけて、右側の「パブリック」のチェックボックスが外れていたら、それを付けます。最後に「OK」ボタンを押下して完了です。

もう1つの方法は、ファイアウォールの設定をプライベートネットワークに変更することです。デフォルトでファイアウォールの設定がそうなっているからです。詳しい方法は下記URLをご参照ください。

Windows 10 のネットワーク設定をプライベートネットワークに変更する

電源オプションに原因がある場合

これまで説明してきました「システムとセキュリティ」でのリモートデスクトップの接続の許可がなされているのにつながらないケースがあるとすれば、電源オプションの警告が出ている可能性があります。

これは、電源が常時通電されていないモードなどの場合に発するもののようで、その場合は、で「コントロールパネル」‐「ハードウェアとサウンド」‐「電源オプション」へと移動し、「プラン設定の変更」をクリックして、設定されているプランの「プラン設定の変更」をクリックします。

そして「コンピュータをスリーブ状態にする」の設定を「適用しない」に変更すれば、この問題を回避できる可能性があります。

ネットワーク・ルーターに原因がある場合

以上の原因以外に、ホスト側とクライアント側の間のネットワーク・ルーティングを司る「ネットワーク・ルーター」が問題を抱え込んでいる場合があります。

例えば、このルーターにTCP/IP通信のプロトコル・レベルでサービスを遮断する機能があり、「リモートデスクトップ」サービスの通信を出来なくしている可能性はあり得ます。

この場合は、ルーター側でのコンフィガレーション・データの設定状況を調べる必要があります。ですから、お使いのネットワーク環境が自宅ではなく、ある組織により管理されているのであれば、そのネットワーク管理者に一度ご相談をしていただくことになります。


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