Windowsを強制終了するときの正しいやり方を知っていますか?
パソコンのトラブルは怖いものです。仕事でパソコンを使っている方は、ソフトやデータが共有できない状況でしたらお手上げですよね。
私も仕事でパソコンの不具合せいにして、(実際そうだったのですが)納期を伸ばしてもらいに出向いたら、ため息を思い切り付かれた事を思い出します。
また、仕事などではパソコンを使わない方もパソコンが動かなくなった時どう対処していいのか困りませんか?
今回は、パソコントラブルが発生したときにやりがちな強制終了の正しいやり方をお教えします!
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フリーズの原因
パソコンを使用している最中に画面が固まってしまう事があります。この現象を一般に「フリーズ」と言います。なぜフリーズは起こってしまうのでしょうか?
その原因を探っていきましょう。
パソコンの発熱によるもの
パソコンは使用していると、パソコン内部が発熱していきます。熱の温度を下げてくれるファンが動作しなかったり、パソコン内部にほこりが溜まってしまったりすると、パソコン内部の温度が上昇し異常を起こします。
特に、ハードディスク・CPU・バッテリーなどは発熱がひどくなりやすい部位です。
パソコン内部の温度が上昇してくると、以下のような症状が起こることがあります。そのため、このような症状を確認したらすぐさま冷却したり、パソコン内部を掃除したりするなどして、フリーズしないように対策しましょう。
- 動作が遅くなる
- ファンの音が大きくなる
メモリ不足
パソコンがフリーズする際の原因の大半はメモリ不足によるものではないでしょうか。作業可能な量以上の作業をこなそうとして、パソコンが処理しきれずにフリーズをおこしてしまうのです。
そのため、パソコンの処理速度を上げるためにも、バックグラウンドで勝手に起動している不要なアプリケーションをアンインストールしたり、一度に大量のページを開かないようにしたり、デフラグを行い不要ファイルの削除を行ったりするといいでしょう。
デフラグの方法は以下の通りです。簡単にできますのでぜひ試してみてください。
windows7
コントロールパネル>システムとセキュリティ>管理ツール「ハードドライブの最適化」>ディスクデフラグツール起動→デフラグするハードディスクを選択
windows8/10
コントロールパネル>システムとセキュリティ>管理ツール「ドライブのデフラグと最適化」>最適化したいドライブ名を選択
ハードディスクが故障している
ハードディスクにも寿命があると言われており、寿命によりハードディスクが故障している可能性があります。その場合、フリーズなどを引き起こす可能性があります。一般的に1万時間の使用で寿命が来ると言われています。
もしかして…?と思った場合はハードディスクを交換してみるのもいいかもしれません。
ソフトウェアなどの不具合
ソフトウェアなどの不具合によりパソコン自体がフリーズしてしまうこともあります。その場合は、ソフトウェアを最新版にアップロードすることで、それらの不具合が解消されている場合もあります。
フリーズしたらまず確認したいこと3つ
フリーズになった原因が解れば対処法が見えてきます。出来たら強制終了などしたくはありませんので、可能性を探る必要があります。
また、強制終了の危険性も調べる必要がありますね。
まずはしばらく待ってみる
フリーズ状態の時にやってはいけない事が、慌ててしまい、エンターキーを押したり、マウスでウインドウを閉じる事です。ここは落ち着いて待ってみましょう。
パソコンの表示で時計が表示されていたり、青い円がぐるぐると動いている場合は何かの仕事の処理をしている時ですので何も触らず待ってみる事です。
同時に目線を変えてハードディスクのアクセスランプを確認しましょう。デスクトップのパソコンでしたら電源ボタンの上下にあり、パソコンが作業中なら点滅をします。ノートパソコンでしたら、キーボードの左右の下にあります。
上記同様、点滅中なら待ってみましょう。数分待って治る事もありますので、他の作業をして待つことをお勧めします。
マウスやキーボードに異常は?
まず、キーボードの左下の「ウインドウズキー」を押してしばらく待ちます。これでスタートメニューが出てくるようなら、キーボード操作が可能で、フリーズはキーボード以外の原因といえます。
上記でスタートメニューが出てこない場合は、マウスやキーボードの接触を疑います。接触不良でしたら、一度パソコンに接続している全ての機器を取り外し、再接続して試します。また、マウス、キーボードがコードレスの場合は電池とバッテリーを外して交換しましょう。
次ページ:通信環境・bluetoothなどの無線接続を確認
通信環境・bluetoothなどの無線接続を確認
マウスやキーボードが使えない場合、bluetoothの接続状況、信号を確認しましょう。
bluetoothのマウスやキーボードでしたら電源を入れ直して再起動します。さらに他のbluetooth機器等の影響が無いか確認します。作動している物が周りにあれば、一時止めてもらい、再確認します。
いずれも信号に不具合があり、動かない場合は、他のデバイスで操作し、
- ウインドウズキーからプログラムと機能
- コントロールパネル
- ハードウェアとサウンド
- デバイスとプリンター
- マウス、キーボードのデバイスを選択し、1度削除し再びペアリングを行います。
他のデバイスで操作が可能で、ペアリング後にマウス、キーボードが動かない場合は製造元のメーカーに問い合わせましょう。
キーボード操作が可能な場合(windows 10)
キーボードが操作可能であればフリーズに対し、有効に解除する方法は何通りかあります。復旧をあきらめずに対応する事が大事です。Windowsのバージョン毎の対応策を記載しますのでご参考下さい。
タスクマネージャーで実行中のプログラムを確認
まず一つ目の方法は以下の通りです。
- Windowsキーを押し左側一覧の「W」の下側の「システムツール」を選択
- 「タスクマネージャー」を選択
- プログラムの確認を行います。
また他にも画面左下の検索バーから入る方法もあります。
- 検索バーに「task」と入れ検索
- 検索結果から「タスクマネージャー」を選択
- プログラムの確認を行います。
それぞれの確認後は、
- 左下の「詳細画面」をクリック(現在の作動しているアプリやプロセスの一覧表示します)
- 一覧からエクスプローラーを選択
- 右下に「再開」の表示をクリック
このエクスプローラーの再起動をする事によって問題解決につながる可能性があります。
ショットカットキーで再起動・シャットダウン
「ctrl」+「F4」でシャットダウン、再起動が可能になります。または「ctrl」+「Alt」押しながら「Del」を押すと「再起動、シャットダウン」の選択画面を開きます。
または「ウインドウズキー」+「X」で画面左側に「スタート画面」が表れますので、「シャットダウンまたはサインアウト」から、「シャットダウン」、「再起動」を選択し行います。
キーボード操作が可能な場合(windows 8)
Windows 8もWindows 10同様にタスクマネージャーから調べて良化させる方法を行います。また、ショットカットキーを使って再起動・終了もの方法も記載します。
タスクマネージャー
- Windowsキーを押し左側一覧の「W」の下側の「システムツール」を選択
- 検索結果から「タスクマネージャー」を選択
- プログラムの確認を行います
また、その他にも
- 「ctrl」+「Alt」+「Del」を同時に押してタスクマネージャーを開く
- プログラムの確認を行います
タスクマネージャーの一覧から問題と感じるアプリやタスクを選択し、終了させます。これでも解決しない場合は、すべてのアプリなどを選択し終了させると解決する事があります。
再起動・シャットダウン
- 「ウインドウズキー」+「x」で画面右下にスタート画面を表示
- 「電源オプション」を選択します。
- 「電源ボタンの動作を選択する」を選択
- 「シャットダウン」、「再起動」を選択し行います。
また、その他にも以下の2通りの方法もあります。
- 「ウインドウズキー」+「I」で画面右側に設定チャームを開く
- チャームの中央一番下に電源ボタンがあるのでクリック
- 「シャットダウン」、「再起動」を選択し行います。
- 「alt」+「F4」でWindows8のシャットダウン表示画面をを開く
- 画面中央に「シャットダウン」、「再起動」を選択
- 「OK」を選択します。
キーボード操作が可能な場合(windows 7)
Windows7もWindows10/8と同様にタスクマネージャーから調べて良化させる方法を行います。また、他バージョンと同様にショットカットキーを使って再起動・終了もの方法も記載します。
タスクマネージャー
- キーボードリセットを行います。「Ctrl」+「Alt」+「Del」を同時に押し、タスクマネージャーを起動
- 上から5番目に「タスクマネージャーの起動」がありますのでこちらを選択
- タスク欄の中の「応答なし」を右ボタンクリックで「タスクの終了」を選択し、解決します。
これでも動かない場合はもう一度上記の一連の作業でタスクマネージャーを開き、「実行中」のタスクがあればこちらも「タスクの終了」します。これで解決する場合もあります。
再起動・シャットダウン
- 「ウインドウズキー」+「x」で画面右下にスタート画面を表示させます。
- まず「電源オプション」を選択します。
- 「電源ボタンの動作を選択する」を選択し「シャットダウン」、「再起動」を選択し実行します。
また他にも以下の2津の方法があります。
- 「ウインドウズキー」+「I」で画面右側に設定チャームを開きます
- そのチャームの中央一番下に電源ボタンがあるのでクリックし
- 「シャットダウン」、「再起動」を選択し行います。
- 「alt」+「F4」でWindows8のシャットダウン表示画面を開きます。
- 画面中央に「シャットダウン」、「再起動」選択バーを選択
- 選択後に下側の「OK」を選択して実行です。
次ページ:強制終了できない場合の最終手段
強制終了できない場合の最終手段
上記で紹介してきた方法を試しても、強制終了できない場合についての対処法をご説明いたします。
しかし、この方法は、作業中のデータが消失したり、ディスクの故障の原因になったりとパソコンにダメージを与えます。パソコンの寿命自体を早める行為ですので、あくまでも最終手段としてご利用してください。
電源ボタンを長押し
電源ボタンを直接長押しすることで電源を落とす方法です。しかし、この方法でも電源が切れないことが稀にあります。その際は、パソコンのコンセントを引き抜き放電を行ってください。
これは、放電処置といって、パソコンに不要な電気が帯電していると正常に動作しないために行う処置です。放電することでパソコンから電気を放ち正常に戻します。
強制終了のあとは?
強制終了した後はしばらくパソコンを休ませて下さい。5分以上停止させて再度電源を入れ、問題が無く立ち上がればそのまま使用できます。
実際に不具合を診断するために「セーフモード」というものを起動して診断してみます。
- 「ウィンドウズキー」を押してスタートメニューから「設定の⚙」を選択
- 「更新とセキュリティ」→「回復」を選択します
- 「PCの起動をカスタマイズする」→「今すぐ再起動」を選択します
- 再起動後、オプションの選択画面で「トラブルシューティング」を選択し
- 「高度なオプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」の順番で進めます
- 再起動後にオプション一覧が表示されますので、セーフモードを選択します
セーフモード起動後に処理を待ち終了後に再度「再起動」して、通常使用出来れば完了です。
Windows 10で正常にPCが立ち上がらずスタートアップ画面で止まってしまう場合は別の対処法があります。
- 「F2」を長押し、画面が切り替わるのを確認します。
- 切り替わったら画面一番右側の「Restart」を選択します。
- setup Restart画面に切り替わりますので、画面左下の「Load Setup Default」を選択します。
- ポップアップが表示されたら「Yes」を選択
- 画面左下の「Load Setup Default」が赤い状態で画面が戻ったら、setup Restartの下の「Exit Saving Changes」を選択します。
- 再度ポップアップが表示されたら「Yes」を選択
再起動に入り、再起動後に通常使用出来れば完了です。
また、Windows7では「Windows エラー回復処理」画面がでることがあります。その場合には、画面中央下側の「Windows を通常起動する」を選択し、起動すればOKです。
しかし再度エラーが面が出てしまった時は、「Windows を通常起動する」の上にある「セーフモード」を選択します。「Windowsファイルの読み込み中」と表示されますので処理を待ちます。再起動後に通常使用出来れば完了です。
外付け機器等を外して原因をチェック
強制終了後に外付け機器を付けたまま起動すると、正常に起動しない可能性がありますので、USB、プリンター外付けハードディスクなどの機器は全て外します。周辺のPCでBluetoothを使用しているなら電源を落とします。
更に電源、バッテリーを一時取り外して放電してから再度、電源を入れて確認を行います。
システムのアップデートも確認
強制終了後のリスタート後には再度フリーズしない為に、周辺機器の認識と制御を行うドライバソフトの確認を行います。
ドライバソフトのバージョンが古い場合では、それが原因でフリーズを起こす可能性がありますので確認し、アップデートをする必要があります。
更新の方法は
- 「コントロールパネル」から「ハードウェアとサウンド」を選択
- 「デバイスマネージャー」から各ドライバーソフトを選択で更新です
まとめ
大事なパソコンの故障で仕事や趣味に支障が起きない様に、定期的にメンテナンスをする事が、何より大事だと思います。
しかし、中々忙しかったり、難しいので億劫になってしまいますが、パソコンを扱う上では大事な事ですので、大変ですが自分で解決する事が必要だと思います。
廻りにPCの扱いに長けている人が居れば修正などをお願いする事も出来ますが、その場合はメモや動画を取って、いずれにせよ覚えて「自分のものにする事」が必要と感じます。
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