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Windowsホームグループの基礎知識と活用方法

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職場や御自宅の環境で、複数のパソコンをご使用の皆様、ファイルのコピーや印刷などの処理をUSBメモリを使っていませんか?

確かに小規模なLAN環境であっても、サーバーを立てたり、色々な設定を各パソコンで行う必要がある為、どうしても面倒な作業というイメージがあります。この問題を解決する手段として、Windowsホームグループという機能があります。

この機能を使用すると、事前の設定を完了しておけば、ファイルの共有や複数のパソコンから同一のプリンターへの印刷が可能となり、容易にLAN環境を構築できます。本来LAN環境を構築する場合、サーバーとなるパソコンが必要となりますが、Windowsのホームグループを使用した場合、サーバーの設置は不要となり、ネットワークを使用する各パソコンを設定するだけで実現可能です。

ここでは、ホームグループ機能の基礎知識とその活用方法をご紹介します。

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Windowsのホームグループとは

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ホームグループ機能はWindows7より新たに採用されたネットワークの種類です。

それまでのWindowsでは、企業ネットワーク向けにWindows Serverを中心とした「Active Directory」というユーザー管理システムが採用されていました。これはユーザーアカウント別に、プリンターや共有フォルダーなどのアクセスを制限できました。

一方、サーバーを使用しない家庭内LAN環境を構築する際には、「ワークグループ」というネットワークの種類が用意されていました。しかし、ユーザー管理ができなかった為、別のパソコンに接続されているプリンターをネットワーク経由で利用したり、ファイルにアクセスできるようにする為には、複雑な設定が必要となっていました。

これに対しホームグループは、ホームグループを作成し、そこに接続したいパソコンを参加させるという設定で実現できる為、ワークグループより簡単にネットワーク環境を構築できます。

ホームグループはネットワーク内に1つだけ

容易にネットワークを構築できるホームグループですが、幾つかの注意点、制限事項があります。まず制限事項として、見出しの通り、ホームグループはネットワーク内に1つだけとなります。

例えば、使用しているノートパソコンを職場と自宅で使用する場合、ノートパソコンを自宅で使用する際の「ネットワークの場所」は、ホームネットワークにする必要があります。
当然この設定のまま、職場で使用すると「ネットワークの場所」が異なる為、ホームグループは使用できなくなります。

使用しているパソコンの接続先ネットワークが変更される場合には、ホームグループの再設定が必要となります。

Windows7からの新機能

ホームグループはWindows7より採用された機能となる為、それ以前のWindowsOS(XP,Vistaなど)はホームグループ機能は使用できません。ホームグループに参加可能なパソコンのOSはWindows77以降に発表されたOS(Windows8,Windows10)のみとなります。

簡単にネットワークを作成

ホームグループを作成する方法は、次の通りです。

㈰「スタート」を右クリック、表示されたメニューから「コントロール パネル」を選択します。
㈪「コントロール パネル」画面が表示されるので、「ネットワークとインターネット」をクリックします。
㈫「ネットワークとインターネット」画面が表示されるので、「ホームグループ」をクリックします。
㈬画面に「現在、ネットワーク上にホームグループはありません。」と表示されていることを確認し、「ホームグループの作成」をクリックします。

※「ホームグループに参加するよう招待されています。」または「(コンピューター名)の(ユーザー名)がネットワーク上にホームグループを作成しました。」と表示された場合は、既に他のコンピューターでホームグループを作成済みの為、この操作を行う必要はありません。

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<<画面はWindows10です>>

㈭画面の案内に従い、共有するファイルやプリンターを設定し、パスワードを決定・入力してください。
※ここで決定したパスワードは、忘れないように印刷や書き留めておいてください。

以上でホームグループの作成が完了です。

ファイルやプリンターを共有する

ファイルやプリンターの共有は、ホームグループ作成時の画面にて設定します。

ファイルはピクチャ,ビデオ,ミュージック,ドキュメントの種類ごと共有するかしないかの設定が可能です。プリンタはホームグループ作成を行ったパソコンに接続・認識されているプリンタが共有されます。

ホームグループへの参加の方法

ホームグループに参加する方法は、次の通りです。
※ここで、ホームグループに参加する際、ホームグループ作成時で決定したパスワードの入力が必要となります。

㈰「スタート」を右クリック、表示されたメニューから「コントロール パネル」を選択します。
㈪「コントロール パネル」画面が表示されるので、「ネットワークとインターネット」をクリックします。
㈫「ネットワークとインターネット」画面が表示されるので、「ホームグループ」をクリックします。
㈬画面に「ホームグループに参加するよう招待されています。」または「(コンピューター名)の(ユーザー名)がネットワーク上にホームグループを作成しました。」と表示されるので、「今すぐ参加」をクリックします。
㈭画面の案内に従い、参加するパソコンにて共有するファイルやプリンターを設定し、パスワードを入力してください。

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<<画面はWindows10です>>

㈮パスワード入力後、画面の案内に従い「完了」ボタンクリックにてホームグループに参加となります。

※パスワードを忘れてしまった場合、既にホームグループに参加しているパソコンがあれば、以下の手順でパスワードが確認できます。

㈰「スタート」を右クリック、表示されたメニューから「コントロール パネル」を選択します。
㈪「ホームグループと共有に関するオプションの選択」をクリックします。
㈫「その他のホームグループ アクション」の、「ホームグループ パスワードを表示または印刷する」をクリックします。
㈬「ホームグループ パスワードの表示と印刷」画面が表示され、「このネットワーク上のホームグループ用パスワード」の項目に、パスワードが表示されます。

Windows10でホームグループにつながらない場合

Windows7など、Windows10以前のOSにてホームグループを設定した後、このパソコンをWindoows10にアップグレードすると、他のパソコンから共有ファイルやプリンタを参照できなくなります。この場合、ホームグループの再作成と参加の設定をやり直すことで改善できます。

Windowsホームグループに参加できない原因

ホームグループに参加できない、共有ファイルが参照できない場合は、以下の項目を確認してください。

Windows7より前のWindows

前述の通り、ホームグループ機能はWindows7以前に発表されたWindowsOS(XP,Vistaなど)はホームグループ機能は使用できません。

ネットワークの場所が「ホームネットワーク」以外

参加しようとするネットワークの場所が「ホーム ネットワーク」以外(社内ネットワーク、パブリックネットワーク)の場合、接続先のネットワークが異なる為、ホーム ネットワーク機能は使用できません。

ホームグループ参加のコンピューターの日付・時刻が異なっている

ホームグループに参加する場合、ホームグループに参加しているパソコンが全て同じ日付・時刻に設定されている必要があります。参加できないパソコンで、インターネット時刻設定の更新を行ってください。

ログインパスワードが設定されている

他のパソコンのファイルを参照しようとする際、ユーザー名とパスワードの入力が求められる場合は、参照先のパソコンのネットワーク設定にて、パスワード保護の共有を無効にする設定を行うことで、ユーザー名とパスワードの入力が求められることがなくなります。

ゲストアカウントでログインしている

Windowsへのログインアカウントの種類は、「管理者」もしくは「標準ユーザー」にしてください。
ゲストアカウントでログインした場合は、ホームグループを使用できません。

ネットワーク接続のプロパティでIPv6を無効にしている

ネットワーク接続のプロパティでIPv6を無効にしている場合は、ホームグループに参加できません。「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」にチェックが付いている必要があります。

システム管理者がホームグループを完全に無効にしている

接続先のネットワークが社内LANなどのシステム管理者が存在するネットワーク環境では、システム管理者がホームグループを無効と設定している場合があります。
無効の場合、ホームグループの作成は不可能です。

この場合は、システム管理者に問い合わせ・相談の必要があります。

Windows ホームグループへの参加の終了方法

ホームグループへの参加を終了する場合は、以下の項目が終了方法となります。尚、ホームネットワークに参加している全てのパソコンにて参加の終了を行った場合、作成したホームネットワークは、削除されます。

Windows7:ファイル名を指定して実行「services.msc」

「services.msc」にてホームグループへの参加を終了する方法は、次の通りです。

㈰「スタート」を右クリック、表示されたメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。
㈪「services.msc」と入力し「OK」をクリックします。

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<<画面はWindows10です>>

㈫サービスの画面が表示されるので以下の5つのサービスを個々に選択、右クリックにて「停止」をクリックします。
    1.Peer Networking Grouping
    2.Peer Name Resolution Protocol
    3.Peer Networking Identity Manager
    4.HomeGroupProvider
    5.HomeGroup Listener

Windows7:コマンドプロンプトから無効にする方法

コマンドプロンプトにてホームグループへの参加を終了する方法は、次の通りです。

㈰「スタート」を右クリック、表示されたメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。
㈪「cmd」と入力し「OK」をクリックします。

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<<画面はWindows10です>>

㈫コマンドプロンプト画面が表示されるので以下の2つのサービスの停止コマンドを入力してサービスを停止します。。
    1.HomeGroupProvider
     コマンドプロンプトより「」内のコマンドを入力してEnterキーを押します。
     「sc stop “HomeGroupProvider”」
     コマンドプロンプトより「」内のコマンドを入力してEnterキーを押します。
     「sc config “HomeGroupProvider” start= disabled」

    2.HomeGroup Listener
     コマンドプロンプトより「」内のコマンドを入力してEnterキーを押します。
     「sc stop “HomeGroup Listener”」
     コマンドプロンプトより「」内のコマンドを入力してEnterキーを押します。
     「sc config “HomeGroup Listener” start= disabled」

Windows8:「PC設定」でホームグループへの参加を終了

「PC設定」にてホームグループへの参加を終了する方法は、次の通りです。

㈰画面右下隅をクリックし、マウスを上方向へ移動させます。
㈪チャームが表示されたら、「設定」をクリックします。
㈫「設定」のオプションが表示されるので、「PC設定の変更」をクリックします。
㈬「PC設定」画面が表示されるので、「ホームグループ」をクリックします。
㈭「ホームグループ」画面が表示されるので、「メンバーシップ」欄の「参加の終了」をクリックします。

Windows8:コントロールパネルでホームグループへの参加を終了

㈰「スタート」を右クリック、表示されたメニューから「コントロール パネル」を選択します。
㈪「コントロール パネル」画面が表示されるので、「表示方法」が「カテゴリ」になっていることを確認し、 「ホームグループと共有に関するオプションの選択」をクリックします。
※ 表示方法がアイコンの場合は「ホームグループ」をクリックします。
㈫「ホームグループ」画面が表示されるので、「その他のホームグループアクション」欄の「ホームグループへの参加の終了」を クリックします。
㈬「ホームグループへの参加の終了」画面が表示されるので、「ホームグループへの参加を終了します」をクリックします。

まとめ

この様に画面の指示に従って設定を行えば、容易にホームグループを実現できます。ホームグループ機能を使ってネットワーク環境を構築すれば、ネットワーク環境が無かった時と比べ、面倒な作業が減って作業効率がアップします。

ホームグループ機能は、家庭用LAN等の比較的小規模なLAN環境の構築に向いていますので、御自宅やSOHO等のビジネス環境で、是非試してみてください。


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