パソコンは普段の生活に欠かせません。だからこそ、基本的な用語、操作は知っておきたいのですが、基本的な情報だと今さら人には聞きづらいこともあります。
そこで、このページではWindowsユーザーにとっての基礎中の基礎、「Windowsエクスプローラー」について以下の4つの項目についてわかりやすく解説します!
・Windowsエクスプローラーとは?何ができるの?
・Windowsエクスプローラーでの基本操作
・作業効率倍増!知って得するWindowsエクスプローラーの裏ワザ
・Windowsエクスプローラーがうまく動かせないときの対処法
この記事を読めば、今までわかりにくかったパソコン操作についてもラクラク習得できちゃいます!ぜひ最後までお付き合いください。
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エクスプローラーで出来る主な機能4つ
それではまずWindowsエクスプローラーの基本をおさえましょう。
Windowsエクスプローラーとは、Windowsパソコンの基本的な機能の1つで、パソコン内部に保存してある様々な情報を管理・閲覧できるようにしてあります。
テキストなどの保存
エクスプローラーではご自身で作成、保存したテキストファイル(ワードなど)を保存できます。
エクセルやパワーポイント、その他インターネット上で入手できる様々な情報、アプリなども同様に保存できます。これらを新規保存するときに現れるのが、エクスプローラーです。
新規保存の際には、後でわからなくならないように、保存先がどこなのかきちんと確認してから保存しましょう。
ファイルの作成・管理
エクスプローラーではパソコン上に保存されている様々な情報、アプリなどを管理しやすくするため、ファイルを作成することができます。
家の収納でも、趣味のゴルフバッグと会社の大事な書類と普段使う洋服を家の中の同じスペースにごちゃ混ぜに置いておいたりはしませんよね。大事な書類は机の引き出しに、洋服はクローゼットに、月一でしか使わないゴルフバッグは物置に入れます。
それと同じように、パソコン上でもテキストファイルやアプリをより分け、ファイル毎にまとめて管理・保存しておくことが可能です。例えば、筆者はこの記事原稿を仕事用のファイルに収めておきますし、休憩時間に遊ぶゲームソフトは遊び用に作ったファイルにわけて保存しています。
そうすることで、パソコン内でもどこに何があるのかが一目瞭然となります。
作成したファイルの検索
Windowsエクスプローラーでは、作成・保存したファイルを検索して、目的のファイルを「手元にたぐり寄せる」ことができます。
保存したファイルの保存先がわからないときに使用します。
Windowsパソコンを動かす情報も保存している
自分で作成したファイルやダウンロードしたアプリだけでなく、Windowsパソコンを動かすいわば設計図、原動力となる情報も、Windowsエクスプローラーで管理しています。
なので、基本的には自分で作成したり保存したりした情報でなければいじらないようにしましょう。
Windowsのエクスプローラーの基本的な操作方法
Windowsエクスプローラーの基本的な機能がわかったところで、次にそのやり方を学びましょう。
オーソドックスな操作方法については、ここを読めばわかるようになっていますので、まずはここの内容をマスターしましょう。より素早い操作を可能にするショートカットキーについては、次の項目にまとめていますので、ぜひそちらもご覧ください。
エクスプローラーを開く方法
デスクトップ上でスタートボタン を押し、一覧メニューを表示します。次に、表示されたメニューからエクスプローラーをクリックします。
また、デスクトップ画面下のタスクバーにあるエクスプローラー をクリックすることでも、開くことができます。
エクスプローラーを閉じる方法
ウィンドウ右上の×を押せば、エクスプローラーを閉じることができます。
ウィンドウを開きすぎて何枚も重なってどこに行ってしまったのかわからなくなったときも、デスクトップ画面下にあるタスクバーのエクスプローラーのアイコンにマウスを合わせ、出てくるサムネイル右上の×を押せばOKです。
エクスプローラーで検索する方法
自分の保存したファイルの保存先がわからないときも、エクスプローラーの検索ボックスにファイル名などのキーワードを入力し、検索することができます。
ファイル名がわからなくても、ファイル内部の情報にそのキーワードが含まれていれば、検索することができます。
保存先の見当がさっぱりつかないときはエクスプローラーのウィンドウ左側のPCアイコンを選択して検索しましょう。パソコン全体を検索できますが、キーワードによっては少々時間がかかります。
保存先の大体の見当がついているのなら、検索したい特定のフォルダをクリックした上で検索しましょう。
次ページ:ファイルの保存場所を管理する
ファイルの保存場所を管理する
エクスプローラーはファイルの保存場所を自在に管理できます。仕事の書類は仕事用のファイルに、家族の写真は家族用のファイルに移しましょう。
新規フォルダーを作成する
ここでは最も一般的な右クリックでの作成方法をお伝えします。
新しいフォルダーを作成したい場所で右クリックし、メニューから「新規作成」→「フォルダー」を選ぶと作成することができます。
フォルダー名が青く反転した状態で作成されるので、そのままフォルダー名を入力しましょう。フォルダー名は、後で変更することもできます。
ファイルの保存場所を変更する
ファイルのアイコンをクリック、そのままドラッグ(クリックしたまま動かす)することでファイルをつかんで動かすことができます。
そのまま保存したいフォルダーの上に持って行き、ドロップ(クリックを離す)すると、ドロップしたフォルダー内にファイルが移動することになります。
移動先のフォルダーがあるフォルダーのそのまた中にあるフォルダーである場合、あるフォルダーのアイコンにドラッグして一瞬待機すると、そのフォルダー内のフォルダーやファイルが表示されるので、保存したい目的のフォルダーを見つけることができます。
Windowsのエクスプローラーで使えるTips
Tipsとは、パソコンでの作業効率を格段にアップさせる裏ワザのことで、ここでは主にキーボード上でパソコンを自在に操作することがきるショートカットキーを解説しています。
誰でも使える簡単なものが多いので、使っているうちに覚えてしまいます。
ぜひマスターしちゃいましょう!
エクスプローラーで使えるショートカットキー
エクスプローラーを開く、閉じる、フォルダーを切り替えるなど、ショートカットキーでエクスプローラーを自由自在に操りましょう。
Windowsエクスプローラーを開く
キーボード上の[Windowsロゴ]キー+[E]キーでWindowsエクスプローラーを開くことができます。
ウィンドウを閉じる
キーボード上の[Ctrl]キー+[W]キーで現在選択中のウィンドウを閉じることができます。これはエクスプローラー以外のウィンドウでも使うことができます。
ウィンドウを複製する
キーボード上の[Ctrl]キー+[N]キーで同じフォルダーの新しいウィンドウを開くことができます。
1つ上の階層に移動する
キーボード上の[Alt]キー+[↑]キーで、1つ上の階層のフォルダーに移動します。または、[Backspace]キーでも同じ操作ができます。
ファイルを移動する
キーボード上の[Alt]キー+[→]キーで現在選択中のファイルの次のファイルに移ります。[Alt]キー+[←]キーも同様に前のファイルに移動します。
新規フォルダーを作成する
キーボード上の[Ctrl]キー+[Shift]キー+[N]キーで、選択中のフォルダー内に新しいフォルダーを作成できます。
ファイル名を変更する
キーボード上の[F2]キーで、選択中のフォルダーやファイルの名前を変更できます。
完全に削除する
キーボード上の[Shift]キー+[Delete]キーで選択中のファイルを完全に削除することができます。「ごみ箱」から取り出すこともできなくなるので、注意してください。
クイックアクセスに最近使ったファイルなどを表示させない方法
「クイックアクセス」を右クリック、「オプション」→「全般」の中の、プライバシーという欄の中に「最近使ったファイルをクイックアクセスに表示する」という項目があるので、そのチェックを外します。
そもそもクイックアクセスとは、Windowsエクスプローラーの左側に縦に並ぶフォルダー列の中で一番上にまとめて表示される「最近使ったファイルにもう一度アクセスしやすく」してくれる便利機能のこと。
しかし、仕事の最中に前日夜にいじった「家族の写真」が出てきても気が散りますし、顧客の前でのパソコン操作中に同業他社の名前の入ったファイルが出てきては気まずいことこの上ないですよね。
次ページ:困ったときに見たい!エクスプローラーで困ったときの対処法
困ったときに見たい!エクスプローラーで困ったときの対処法2つ
ここではNAS接続ができなくなったとき、「応答なし」となってしまったときの対処法について解説します。
NASに接続できなくなった
オンライン状態であること、NASがネットワークに属していることを確認してください。
ブラウザのURL部分にNASのIPアドレスを入力して、管理画面接続しましょう。「設定」→「システム」→「バージョン情報」と開いていきます。「組織」が現在所属しているネットワークです。
上記の組織名(ワークグループ)にNASがあるか確認し、ブラウザを開いてNASのIPアドレスを記入してログインします。IDとパスワードが変更されている場合は、設定した管理者に問い合わせましょう。同じ組織名(ワークグループ)になっているか確認します。
また、「NetEnum」というフリーソフトでネットワーク内のIPアドレスを一覧表示できます。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/netenum/
「応答なし」になった場合
ときどき、パソコン内のアプリが固まり、反応しなくなってしまうことがありますが、エクスプローラーでもそれは同じこと。Windowsエクスプローラーが動かなくなってしまった場合の対処法を解説します。
エクスプローラーを再起動する
まず、キーボード上の[Windowsロゴ]キー+[X]キーで表示されるメニューから「タスクマネージャー」を選択します。その中で「プロセス」→「アプリ」内の「エクスプローラー」を右クリックし、表示されるメニューから「再起動」をクリックします。
再起動後、エクスプローラーが正常に作動するかご確認ください。
パソコンを再起動する
パソコン全体がフリーズしてしまた場合、パソコン自体を強制終了して再起動する必要があります。その場合、作成途中のデータは最後に保存したときのものになりますのでご注意ください。
キーボードが使える場合は[Alt]キー+[F4]キー、キーボードが使えない場合は電源ボタンの長押しで強制終了を選びます。
まとめ
Windowsエクスプローラーはパソコン作業の基本中の基本。基本的なことだからこそ、役割と操作方法を覚えて使いこなせるようにしましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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