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操作が苦手な社会人へ!USBメモリーの基本的な使い方と対処法4つ

社会人になると否が応でもパソコンと向き合うことになりますが、その際にデータの受け渡しや一時保存のツールとしてよく利用することになるのが「USBメモリー」です。

最近ではクラウドサービスを介したデータの保存、受け渡しが盛んですが、オフラインでも使えるという点もあり、ビジネスの現場ではまだまだ多くの人が使っています。

手軽に使える反面、ちょっとした操作ミスで物理的に壊れたり、データが消失してしまったなどのトラブルもよく聞かれます。そのために利用を躊躇する人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はUSBメモリーに関する基本的な使い方や、操作時のトラブル対処について解説し、そんな不安を解消していきたいと思います。

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USBメモリーでできること

そもそもUSBメモリーって、何?なんていう方もいらっしゃるかもしれません。

USBメモリーは「フラッシュメモリー」と呼ばれる記憶媒体で、半導体の技術を利用して電子的にデータを保存するものとなっています。

スマホも同じ技術によってアプリや写真を本体内に保存していますので、スマホもUSBメモリーの一種といってもいいでしょう。

ただしスマホは記憶媒体としての機能以外に電話など通信の機能も持っているので当然機体もある程度大きくなっていますが、記憶媒体に徹しているUSBメモリーはどれもサイズが小さく、手の中に完全に隠れる大きさです。

その小さなサイズを活かしてできること(メリット)は2つあります。

ファイルなどのデータが持ち運べる

何より手軽にデータの持ち運びができます。

USBメモリーができる前、パソコンのデータを持ち運びするには、古くはフロッピーディスクにはじまり、MO、CD-Rといったいわゆる「磁気媒体」を使っていました。

これらは、躯体の中にある円盤状の記憶装置に磁気を利用してデータを書き込んでいくもので、パソコンのハードディスクも同じ原理です。

持ち運ぶ際にかさばるうえに、大きなデータを動かす場合には、何枚もの記憶媒体を使わなければならないこともありました。また、その読み書きのために専門のドライブを用意しなければなりませんでした。

USBメモリーなら、1個でGBクラスのデータを入れられますし、同じ規格のUSBポートがついていさえすれば、基本的にドライブを介することなくデータの読み書きができます。しかもかさばることなく簡単に持ち運べるのはいうまでもありません。

バックアップ用としても使える

データの持ち運び以外に、データバックアップ媒体として使うこともできます。特にスマホなどでは、直接本体にUSBメモリーを差し込んでデータをバックアップするということが行われています。

パソコンなどでも、全データバックアップなどは今でも外部ハードディスクが多く利用されていますが、フォルダー単位でのデータバックアップにUSBメモリーが活躍しています。

前述したようにUSBメモリーは専用のドライブを改めて用意する必要がなく、ほぼすべてのパソコンにはUSB端子がついているので手軽に利用できます。容量についても、かつては数MB程度しかなかった時代もありますが、今では64GB以上が主流でかつ価格も適正なものになっています。

2TBなどというパソコンのストレージ並の容量をもつものも最近出まわっており(その分価格は高いですが)、パソコン、スマホに限らずたいていのプラットフォームでUSBメモリーを利用したバックアップが可能になっています。

ただし、このように便利なUSBメモリーですが、バックアップに利用する際には制約もあります。「書き込み回数の上限」と呼ばれるもので、USBメモリーだけでなくハードディスクを含めたあらゆる記憶媒体につきまとっている制約です。

頻繁に読み書きを行っていくと入っているデータそのものが壊れてしまうという現象で、「寿命」と言い換えてもいいでしょう。USBメモリーはこの寿命がハードディスクに比べると大幅に短くなっています。

その回数や時期などは普段の読み書きの頻度により違ってきますが、必ずとっておかなくてはならない重要なものについてはUSBよりハードディスクの方がいい、といわれています。

次ページ:意外と知らない、USBメモリーの種類

意外と知らない、USBメモリーの種類

記憶媒体としてはメジャーとなったUSBメモリーですが、容量や価格の違う様々なものが販売されています。ほとんどの方はこれらを基準にして選んでいるようですが、実は特性によりいくつかの種類に分けられる、ということについてはあまり知られていないようです。

以下にあげる4つのタイプのなかから、用途や使用環境により自分にあったものを選んでみるのがよいでしょう。

スタンダードタイプ

データの読み書きを目的とした、標準的なタイプは「スタンダードタイプ」と呼ばれています。単機能に徹することで、動作の高速化や求めやすい価格を実現しているものが多くなっています。

日常的に行われるようなデータバックアップなどに向いています。

ユニークタイプ

普段使用している時はあまり意識していないかもしれませんが、USBコネクターには上下があります。逆さまに差してしまうと、USBメモリーだけでなくコネクター自体を破損してしまう場合もあります。

そこで便利なのが「リバーシブルUSBコネクター」という、上下どちらの向きでも差すことができるタイプのコネクターを採用しているUSBメモリー。このタイプを「ユニークタイプ」と呼んでいます。

最近のパソコンは前面にもポートが設けられていてさしやすさが改善されていますが、裏面にささなければならないような場合に、このタイプであれば簡単にさすことができます。

セキュリティタイプ

USBメモリーは手軽にデータの持ち運びができて便利な反面、盗難や紛失によって重要な情報が流出してしまう危険性も併せ持っています。これに対応するのが「セキュリティタイプ」と呼ばれるUSBメモリーです。

通常はパスワードやデータの暗号化という機能をもっていますが、なかにはウィルス感染を防ぐためのセキュリティソフトを搭載しているものもあります。外部機器を利用しての作業や重要データの受け渡しといったシーンで必須のツールとなっています。

バラエティタイプ

実用的な機能はそのままに、凝ったデザイン、可愛らしいものやキャラクターなどをモチーフにしたUSBメモリーも人気があります。これらは「バラエティタイプ」と呼ばれています。

キーフォルダー、ペンダントになっているものもあり、アクセサリー感覚で利用している人も多いようです。

【基本的な操作方法】USBメモリーの操作別の使い方

USBメモリーの使い方について、USBポートに差し込む、までは誰でもわかると思います。ここではその後に行う操作について、それぞれの状況に応じて使い方を解説していきます。

USBメモリーを差し込んでからその位置の確認までの操作

Macでは、USBメモリーを差し込むとデスクトップにアイコンが表示されるようになっています。Windowsの場合には(OSの特性もありますが)、このように表示されることはなく、初心者などはその後の操作に行き詰ってしまうこともあります。

一般的にはUSBメモリーの中が開いてくれるのですが、設定によってはそういかないときもあります。

その場合の確認方法は

①タスクバーの「エクスプローラー」をクリック、
②画面左に「USBドライブ」として表示されますので、それをクリックすると中身を見ることができます。もしくは「PC」をクリックすると、「デバイスとフォルダ」の中に「USBドライブ」が表示されていますので、それをクリックします。

ちなみにここまでの操作を、差し込んだら自動的に行ってくれるようにすることができます。

①「スタート」ボタン→「設定」をクリック
②「Windowsの設定」の中から「デバイス」をクリック
③左側から「自動再生」をクリックし、「自動再生の既定の選択」→「リムーバブルドライブ」→「フォルダーを開いてファイルを表示(エクスプローラー)」を選択。
④「設定」を閉じる

これで次回以降、USBメモリーを差し込んだら自動的に中のファイルが見えるようになります。

USBメモリーにファイルをコピーする

USBメモリーにファイルをコピーする方法は2つあります。自分でやりやすいと思った方で行ってみてください。

ドラッグ&ドロップ

①「エクスプローラー」を開き、左側に表示された中からコピーしたいファイルのある場所をクリック(例:PC→デスクトップ)
②そこにある全ファイルとフォルダが表示されるので、対象ファイルをドラッグして、左側に表示されている「USBドライブ」に重ね合わせる。

右クリック

①コピーしたいファイルを右クリック
②「送る」からコピー先のUSBメモリーを選ぶ。
複数ファイルをコピーしたい場合は、対象ファイルをドラックで囲むか、Ctrlキーを押しながら一つずつクリックして選択し、同じように右クリック→「送る」を行う。

次ページ:USBメモリーのファイルを削除する方法

USBメモリーのファイルを削除する方法

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ファイルを削除するには、3つのやり方があります。どの方法で削除してもよいのですが、注意すべき点があります。

PC上に保存されているファイルを削除すると一旦「ゴミ箱」に移動されます。削除を取り消したい場合はゴミ箱から移動させるだけでOKです。

しかし、USBメモリーの場合は削除、即、ファイル消失となります。本当に削除してもよいのか確認してから行うようにしましょう。

「Delete」キーを使う

①削除したいファイルをクリックして選択する。
②「Delete」キーを押す

右クリック

①削除したいファイルを右クリック。
②「削除」を選ぶ。
③「このファイルを完全に削除しますか」→「OK」

ドラッグ&ドロップ

①削除したいファイルをドラッグして「ゴミ箱」アイコンに重ねる。
②「このファイルを完全に削除しますか」→「OK」

USBメモリーの安全な取り外し方

USB関連ツールはパソコン本体に電源が入ったままで取り外ししても大丈夫な仕様にはなっています。
USB登場以前のツールでは、パソコン本体に電源を入れる前に接続しておき、電源を切ってから取り外す、という仕様になっていました。

USBメモリーも同様で、電源が入ったまま抜いても大丈夫なようにはなっています。が、基本的にデータのやり取りを行うUSBメモリーは、特に抜くタイミングでまだデータのやり取りの途中だったりすると、そのデータがなくなってしまう、本体やメモリーに障害がでる、といったことが起こります。

以前のツールと同じように一度電源を落としてから取り外す、というのが一番安全なのですが、電源をつけたままでも以下のような手順をきちんと踏めば安全に取り外しできます。

①タスクバーの通知領域にある「∧」をクリック

②一覧の中にある「USBアイコン」をクリック

③取り外すUSBメモリーの項目をクリック

④「ハードウェアの取り外し」が表示されたら、取り外す

USBメモリーの操作で困ったときの対処法

手軽にデータの持ち運びができて、バックアップも簡単にとれるUSBメモリーですが、予期せぬトラブルに見舞われることもあります。特に初心者の場合には、どうしたらいいのかわからなくなってパニックに陥ってしまうことも。

ここでは代表的なトラブルの例をあげ、基本的対処法をご紹介していきます。

読み込めなくなったUSBメモリー内のファイルを復旧したい場合

「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」のメッセージが出てきたり、エクスプローラにもタスクバーにもアイコンが表示されない、といったようにUSBメモリーが読み込めなくなることがあります。

①USB端子の接触不良→端子を接点復活剤で拭いてみる
②デバイスドライバの不具合→別のポートに差しなおしてみる、デバイスドライバーの再インストール

などで直ることがありますが、何回やっても同じ、という場合は専門業者に頼むほかありません。

「復旧ソフト」というものも市販されていますが、それなりの知識をもっていることが前提ですので、特に初心者にはお勧めできません。

次ページ:USBメモリーを水に落としてしまった場合

USBメモリーを水に落としてしまった場合

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ポケットにUSBメモリーを入れてあったのを忘れて洗濯してしまった、雨天の中で水たまりに落としてしまった、等々。最悪中身が見られなくなる場合もありますが、このケースは比較的「復旧」できることが多いようです。

まずは慌てずに、水分を取り除く、乾燥させる、ことが大事です。

一番やってはいけないことは、まだ水分が残っているうちにポートに差してしまうことで、ショートしてデータが消えるのみならずパソコン本体にも影響を与えかねません。

時間はかかりますが、一週間程度風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。早く乾かそうとドライヤーで熱風をあてたりすると、端子を痛めてしまうこともありますので絶対しないようにしてください。

もしどうしても短時間で乾かしたい、という場合は「無水アルコール」に浸して水分を分離させるという方法もあります。無水アルコールにしばらく浸したあと、取り出して数時間自然乾燥させます。

完全に乾いたら、実際にポートに差して認識できるか、中身が無事かどうかを確認します。問題なかったらデータを別のデバイスに移動させ、念のためそのUSBメモリーは使わないようにするのがいいでしょう。

パソコンのUSB端子に空きがない場合

最近のデスクトップパソコンは正面・背面合わせて、少なくとも5つ以上のポートが用意されています。
しかし、ノートパソコンとなると、せいぜい2~3つ程度で、マウスやテンキーなどを付けたら空きがない、ということもあります。

その場合には「USBハブ」を利用するとよいでしょう。大きさも比較的コンパクトですし、価格も2,000円前後から購入できます。

ただし注意する点は、そこに接続する機器の数やハブ自体の性能によって、肝心のUSBメモリーを認識する電力が足りない、という場合も起こりうるので、事前にインターネットで調べたり店頭で確認したりするとよいでしょう。

USBメモリーを早く取りはずしたい場合

Macの場合、デスクトップに表示されているUSBメモリーのアイコンをゴミ箱にドラッグ&ドロップすれば、素早く安全に取り外しすることができますが、Windowsの場合、エクスプローラーを立ち上げる、右クリックなど、これに比べると少しだけですが手間がかかります。

手間をかけずに少しでも早く取り外しができるようにしたい、という場合に便利なのが「USBメモリー停止ソフト」です。

有名なものでは「UnplugDrive Portable」「Portier」といったものがあります。
これらのソフトの多くがフリーソフトとして供給されており、ベクターなどのサイトからダウンロードできます。

まとめ

①USBメモリーは手軽にデータを持ち運びできる社会人の必須ツールである。
②差し込んで自動で中身が開いてくれない場合は「エクスプローラー」を活用。
③「エクスプローラー」「ドラッグ&ドロップ」「右クリック」などを使って操作。
④安全な取り外し方を覚えること、無理に引き抜くとデータが消えてしまうことも。
⑤「認識されない」「水没した」などのトラブルにあったときは慌てずに対処する。
⑥便利なツール、ソフトを利用する。

操作が苦手な方でもわかるように解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

「注意事項」を守りつつ、実際にポートに差しこみ、体験してみることが使い方をマスターする近道だと思います。ぜひともトライしてみてください。


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