スマホを頻繁に使っていると、スマホ本体が熱く感じることがある、といったことは多くの人が実感したことがあるかと思います。
ずっとゲームをしたりや動画を視聴し続けているうちに熱くなり始めても、ついついそのまま使い続けてしまうと、ますます熱くなってきてとうとうアプリが落ちたり、動画がカクカクとコマ落ちしたり、スマホの発熱をほうっておくとこのような不具合が起こることも珍しくありません。
そこで、今回はスマホが熱くなってしまった時に使ってほしい「冷却アプリ」をご紹介いたします!本記事を参考に、スマホの熱中症を未然に防いで、快適に楽しくスマホを使いましょう。
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スマホが熱くなる原因は?
そもそもなぜスマホを使い続けると熱くなってくるのでしょうか?普段身近に使用しているスマホですが、想像以上に電子精密部品が詰め込まれています。
そのため、毎日ゲームや動画再生、メッセージやSNSでのやりとりなどで多くの処理をこなしているため発熱しやすい構造になっています。
ですので、これらのスマホ操作が重なっていくとはっきり肌で感じるほどの発熱してしまいます。そこで、まずはスマホが熱くなってしまう原因を一つずつ見ていきましょう。
充電しながらスマホを使う「ながら充電」
スマホが熱くなってしまう原因の1つとして、充電しながらゲームをしたり動画をみたりする、いわゆる「ながら充電」です。
ゲームや動画アプリを起動していると、通信を頻繁に行ったりCPUやグラフィックチップに負荷がかかり、本体も発熱します。CPUやグラフィックチップに負荷がかかっているということは、すなわち使用される電流量も増えていることなので、当然バッテリーそのものも発熱します。
このような状態で充電を始めてしまうとバッテリーへと流れる電流量がさらに増えて、本体・バッテリーともに発熱が生じてしまいます。さらに、今多くのバッテリーに使われているリチウムイオンバッテリーは熱に弱いため、バッテリーの劣化が早まり充電容量も少なくなってしまいます。
バッテリーの劣化
使用しているスマホが1年前に購入したものですでに上記のような理由などからバッテリーの劣化が進んでいれば、それも発熱の原因となります。
バッテリーの劣化が進むと充電容量も少なくなってしまいます。そうなると、バッテリーが早く切れてしまうため充電のサイクルが早くなり、多く充電してしまう分バッテリーには電流が頻繁に流れるので発熱が起こってしまうというわけです。
負荷の高いアプリを長時間使用する
最近のiPhoneのゲームアプリは高精度なグラフィックやアニメーションに加えて、頻繁にネットワークで通信するものも少なくありません。
今特に人気なジャンルは多人数がオンラインで参加するアクションゲームですが、こうしたゲームは常にグラフィックチップ、CPU、通信回線が使われるため、スマホゲームの中ではトップクラスに負荷の大きいゲームアプリとなっています。
こうした負荷の大きなゲームアプリを長時間プレイするのも、スマホの発熱の原因になります。
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冷却アプリを使わないと動作がカクカクに
もしスマホが発熱してくるとどんな影響がでてくるのでしょうか?
ゲームアプリを長時間プレイしてスマホが発熱してもプレイを続けているうちに、動作がカクカクしてきたと思ったら動かなくなったり、アプリが強制的に落ちてしまったことはないありませんか?
スマホの発熱に対して冷却アプリを使わないと、どんな不具合が生じてしまうのか?一つずつ見ていきましょう。
熱暴走によってアプリが強制終了
熱暴走という言葉を聞いたことはないありますか?とても物々しい言葉ですが、これはCPUが発熱によって異常動作や異常終了、最悪の場合再起動が発生してしまう現象のことです。
アプリで動作がカクカクしてきたり、強制的に落ちてしまう場合はこの熱暴走が発生しているからだと考えられます。
バッテリーの劣化が進み、悪循環に陥る
バッテリーの劣化はスマホが熱くなる原因として説明しましたが、冷却アプリを使わずに発熱を放置しておくとさらにひどくなっていくので、原因でもありますし発熱で引き起こされる不具合にもなります。
「ながら充電」でバッテリーが発熱する、バッテリーの劣化が進み頻繁に充電してしまう、さらに発熱することでバッテリーの劣化がさらに進行する…と悪循環に陥ってしまいます。
故障、発火や高温による重大事故の恐れ
スマホは小型化、軽量化が進んだ結果、発熱する部品と熱に弱い部品が近くに配置されている可能性があり、熱による故障のリスクも考えられます。
本体の故障だけではなく、バッテリーの破裂など重大な事故につながる恐れがありますので、あまりにも高温になっていればすぐに使用をやめてサポートに連絡したり、店頭の修理窓口に相談しましょう。
冷却アプリの仕組みはどうなっているの?
スマホの発熱を放っておくと、いろんな不具合が生じることは説明したとおりです。冷却アプリを使用すれば、そうした不具合を引き起こす発熱を防ぐことができます。
では「アプリ」でどうやってスマホを冷やすのか?と不思議に思う方もいらっしゃるかと思いますが、当然アプリで物理的に冷やせるわけではありません。どういった仕組みでスマホを冷却するのか、その仕組みを解説していきます。
不要なタスクを停止する
冷却アプリは物理的にスマホを冷やせるわけではありません。わかりやすさを優先して「冷却アプリ」他にも「CPUクーラー」とも言われています。
しかし、こうしたアプリが効果を発揮するのはCPUに負荷をかけている原因を突き止めて取り除いたり、不要なファイルを削除することでスマホの動きを最適化し、無駄な発熱を抑えることにあります。
不要なタスクの停止はその一つです。スマホを長時間利用しているとすでに使っていない不要なタスクが徐々に残っていきます。一つ一つは小さな負荷ですが、タスクが積み重なっていくと肌で感じるくらいの熱を帯びるほど負荷が高くなってしまうこともあります。
そういった不要なタスクを停止させてCPUの負荷を軽くすることで、発熱を抑える=冷却できるのです。
CPUに負担のかかる「不要ファイル(キャッシュ)」の削除
Androidのスマホは、長い間使い続けるとキャッシュと呼ばれるデータが増えていきます。キャッシュとは「一時的にためておくデータ」のことです。
例えば、何回も開くお気に入りのブログがあれば、そのブログの画像データなどをキャッシュとして保存します。次にそのブログを開くときは、キャッシュに保存した画像データなどを利用して高速に表示させるといった使い方をします。
しかし、このキャッシュは定期的に削除しないとどんどん増え続けてしまい、かえってCPUに負担をかけてしまい、発熱の原因になります。冷却アプリはそうした不要なファイルとなったキャッシュを削除して、CPUの処理を軽くすることで発熱を抑える事ができます。
CPUの発熱を抑える
冷却アプリの中には、CPUを冷やすと説明しているアプリがありますが、これも物理的に冷却しているわけではありません。
スマホが発熱しているということは、CPUに高い負荷がかかり大量に電流が流れているため熱が発生しているので、メモリの中の不要なデータを削除したり、不要なタスクを止めたりしてスマホの動作を最適化するとCPUの処理が効率的になります。
このようにCPUの発熱を抑えることができるという仕組みになっているのです。
次ページ:熱くなったスマホには冷却を!おすすめしたい冷却アプリ2選
熱くなったスマホには冷却を!おすすめしたい冷却アプリ2選
発熱してしまったスマホをそのままにしてしまうと、熱暴走によるアプリの異常動作、バッテリーの劣化を早めてしまいます。不具合が出てから慌てることにないように、今のうちに冷却アプリをあなたのスマホにインストールしておきましょう!
次は冷却アプリの中でも特におすすめのアプリ2つをご紹介します。
Clean Master
Clean MasterはAndroid用の冷却アプリの中でも、特に評価の高いアプリでGooglePlay評価ではユーザー満足度93%もの高評価のアプリです。
冷却アプリの仕組みで説明した機能以外にも様々な機能を備えています。以下3つの機能をご紹介いたします。
不要ファイル削除
不要なキャッシュや破損したファイルの残留データを1タップで削除することができます。
さらにGoogleの検索履歴など、アプリ内で記憶された個人データの削除も可能なので、プライバシーを守ることにも役立つ機能となっています。
タスクキラー
スマホはたくさんのアプリが動いていて、ユーザーが自分で動かすアプリ以外にも、バックグラウンド(ユーザーが見えない範囲)で動いているアプリがたくさんあります。
その中でも不要なアプリを止めて空きメモリを増やし、負荷を軽減することができる機能です。
バッテリーセーバー
動いているアプリがどれくらいバッテリーを使用しているか状況を把握し、そのアプリを休止させることでバッテリーを長持ちさせることができます。
CPUクーラー
スマホ本体の温度を検出しCPUが加熱しすぎたときは、不要なタスクを止めたりしてスマホの動作を最適化し、CPUに効率的に処理させることで発熱を抑えます。
CPU Cooler Master
CPU Cooler MasterもAndoroid用の冷却アプリで、GooglePlayでは4.5の評価を得ているアプリです。こちらも冷却アプリの基本的な機能に加えて、このアプリに特徴的な機能を備えた便利なアプリです。
温度がひと目で把握できるインターフェース
Cooler Masterを起動すると、最初のメイン画面で現在の本体の温度がひと目で把握できるようになっています。
普段スマホの温度を気にしたことのない方でも、このアプリを起動するだけで今自分のスマホがどれくらい発熱しているかを把握できるようになります。
過熱してるアプリを検出
この機能を利用すると、今動作中のアプリの中で本体を加熱しているアプリを一覧で表示することができます。その中から利用していないアプリは今すぐ停止させておき、今利用中なので停止したくないアプリがあれば、自停止する対象から外すと行ったことが可能です。
自分で停止するアプリ、必要なアプリを確認しながらスマホを冷却できるというわけです。
まとめ
いかがでしたか?
以上、スマホの冷却ソフトの仕組みとおすすめアプリについてご紹介致しました。
スマホは今やとても身近なデバイスになっていて、常にブラウザや音楽プレーヤーなどのアプリを使っていたり、ゲームを楽しんでいます。そのためいつも高熱になるまで負荷が掛かってしまっていることも珍しくありません。
そうした発熱による不具合を防ぐために、「冷却アプリ」を試してみてはいかがでしょうか。
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