これから新しいパソコンに買い替えを行う時、家電量販店に足を運ぶとありとあらゆるパソコンが並べられていて、一体何を基準にパソコンを選んだら良いのかと途方に暮れる方もいるのではないでしょうか。
パソコンのスペックや値段が書いてあるものの、果たしてそれが妥当な価格なのか、そして自分にとって必要なスペックなのかとイマイチピンとこない方も多いです。
そのため、パソコン購入で悩もうにも悩む材料がなく何から調べたら良いのか分からないという方も少なくありません。そこでこちらでは、パソコンを購入する時に重要なスペックの部位や目安についてご紹介致します。
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パソコンの重要スペック部位6つ
まずは、パソコンを選ぶ際にスペック表に記載されている部位について、それぞれが果たす役割などをご紹介致します。パソコンを選ぶ時に重視するポイントは、「OS」「CPU」「メモリ」「ハードディスク」「SSD/HDD」「グラフィックボード」という6つの分野に分けられます。
それではそれぞれの役割や特徴を見ていきましょう。
①OS
初めにご紹介する「OS」とは、パソコンを動かす上で必要不可欠となるシステム・ソフトウェアのことを言います。例えばMacOSやWindowsがこれにあたります。パソコンを操作する上で必ず必要なソフトウェアであり、またこれによって操作性が大きく異なってきます。
家電量販店で販売されているパソコンの多くはWindowsを搭載しています。オフィスや学校で使われているパソコンもWindowsであることが多いです。MacOSは、iPhoneをリリースしている「Apple」のMacやMacbookシリーズでのみ使用されています。
この部分については、これまでに見覚えがあり操作をしたことがあるものを選ぶと良いです。
②CPU
続いてご紹介するCPUは、人間で言うところの頭脳にあたります。CPUは、家電量販店で販売されているモデルの多くにはintel製のCPUが搭載されていて、「core i9」などのシリーズが搭載されています。
CPUはコア数が多いとそれだけ処理できる量も多くなりハイスペックとされます。現在ではクアッドコアという4つのコアで稼動をする「core i5」や「core i7」が主流となっていて、家電量販店でも多く取り扱われています。
CPUのコア数とスレッド数が多いと1秒あたりに処理できる仕事量が増えるため、ハイスペックを求めるならばCPUは性能が良いものを選ぶと良いです。
③メモリ
メモリは、作業をするときのデスクの広さとして考えると分かりやすいです。メモリ容量が大きいと、それだけ作業を行うデスクの広さも広くなります。デスクが広くなると一度に並行して行える作業が増えます。
そのため、このメモリも容量が大きいものを選ぶと作業が効率化します。ハイスペックスマホでもメモリに関しては6GBを搭載しているスマホが存在していて、パソコンで利用するのであれば8GBは確保したいところです。
④ハードディスク
ハードディスクは、本棚に例えられることが多いです。ストレージとも呼ばれるハードディスクは、容量が大きいとそれだけ多くのファイルを保存することが出来ます。例えば音楽ファイルが多い方や映像ファイルを多く保存する方は、ハードディスク容量が大きなものを選ぶと良いです。
現在ではハードディスクの価格も低下していて購入しやすくなっていて、1TBという大型の容量を搭載していることがあります。
⑤SSD/HDD
SSDは、HDD(ハードディスク)と似た役割を果たす部位です。メーカーのパソコンの場合は、同じものとして扱われていることも多いです。どちらも保存容量に直結するパーツで、SSDの場合は動作音も静かで動作速度も速いという特徴があります。
ですが、SSDはハードディスクよりも価格が高く容量が少ないという弱点があるため、メーカー製のパソコンで搭載されている例は少ないです。ですが、ノートパソコンの場合はSSDが採用されている例もあります。
⑥グラフィックボード
最後にご紹介するグラフィックボードは、主にゲームを行う時にはかなり重要な役割を果たすパーツです。グラフィックボードは、その名の通りパソコン処理においてグラフィック処理を担うパーツです。
グラフィックボードも処理性能が高性能なモデルだと、よりラグ(時間差)がなくゲームを処理することが出来ます。特にオンラインゲームの場合はグラフィックの処理速度が遅いといつの間にかゲームオーバーになっていたという症状やゲームを起動できなくなったという書状が発生しやすいため、ゲームをすることを目的にしてパソコンを購入する場合、グラフィックボードの性能にはこだわりたいところです。
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日常的に使いたいパソコンスペックの目安が知りたい!
それでは、日常的に使う際のパソコンのスペックの目安について見てきましょう。パソコンの普段使いであればそこまでハイスペックを求める必要はありません。そのため、性能よりも使い勝手に目を向けると普段使いしやすいパソコンを購入することが出来ます。
日常的に使うパソコンの用途を考える
日常的に使うパソコンでは、何をするかが重要です。例えばスマホのバックアップ先として使ったり音楽ファイルをたくさん保存したりするのであれば、ハードディスクの容量が大きいほうが良いです。
普段使いで性能をそこまで求めないのであれば、CPU性能は「core i3」や「core i5」などでも充分に活躍します。メモリに関しても同様に、8GBを搭載していれば充分です。
ですが、ハードディスクなど保存容量は大きい方が安心して使うことが出来ます。
動画視聴やネットブラウジングであればスペックは低くても可
普段、パソコンの用途として動画視聴をしたりネットブラウジングをしたり、ネットショッピングをしたりするという用途が主な用途であれば、ストレージもそれほど多くなくても良いです。
何故なら、ダウンロードする量が少なく、パソコンに保存しておくファイルが少なくて済むからです。
タブレットにもなる2in1パソコンも便利
以前まではタブレットとパソコンの二極化が進んでいましたが、現在ではキーボードから取り外してタブレットとして使うことが出来る2in1パソコンが流行しています。
キーボードは必要な時に装着して、外出先やベッドサイドではタブレットとしても利用することが出来るため、使い勝手という面で言うと2in1パソコンは便利です。
普段使いのパソコンは、スペックよりもこのように使い勝手で選ぶと良い買い物が出来ます。
ゲーム好きには欠かせない!ゲーム用パソコンスペックの目安
最後に、ゲームを目的でパソコンを購入する際に目安となるパソコンのスペックをご紹介致します。ゲームを目的でパソコンを購入するのであれば、スペックはなるべくハイスペックな方がおすすめです。
グラフィックボードのグレードに注目しよう
まず注目するべきは、グラフィックボードのグレードです。ゲームをするときにはグラフィック処理が求められるため、グラフィックボードのグレードは高いほうが良いです。
メーカー製のパソコンの場合にはグラフィックボードを積んでいないパソコンも多く存在するため、必ずグラフィックボードが搭載されているかどうかを確認してパソコンを選ぶようにしましょう。
「ゲーミングPC」や「ゲーム用パソコン」と記載されているパソコンを見ると、グラフィックボードが搭載されていることが多いです。
メモリ容量やCPU性能にも注目
グラフィックボードの性能も重要ですが、ゲームの場合はメモリ容量やCPU性能も重要なポイントとなってきます。この2つの部位はパソコン処理を行う上で性能に直結するパーツです。
目安として、CPUは「core i7」以上のものがおすすめです。またメモリ容量は16GB以上あると良いです。
ストレージは少なくても良い
ゲームが目的の場合、ゲームのデータ以外に保存するデータがあまり無いため、ハードディスクやSSDといったストレージ容量は少なくても問題ありません。ゲーミングPCと記載されているコーナーに並べられているパソコンではストレージ容量も大きいことが多いですが、この点に関してはあまり注目しなくても良いです。
ゲーム用としてパソコンを購入する時には、「グラフィックボード」「CPU」「メモリ」の3つのパーツの性能にこだわりましょう。
まとめ
いかがでしたか。パソコンを選ぶ際には項目や専門用語がたくさんあり、つい苦手意識を持ってしまいがちです。しかし、今回こちらでご紹介したように部位に分けてその役割を見ていくと、パソコンを選びやすくなります。
また、パソコンを何に使うのかという用途がハッキリすると、さらにパソコンを選びやすくなります。ご自分の目的に合わせて使いやすいパソコンを購入しましょう。
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