テキストエディタはMacで作業する人には必須と言っても過言ではないソフトウェアです。また、プログラミング初心者でも使いこなすことができるテキストエディタがたくさんあります。
Macにはデフォルトでメモ帳がインストールされていますが、メモ帳は最低限の機能しかないため複雑な作業を行うことはできません。
では、複雑な作業を行う際にはどのようなテキストエディタが必要なのでしょうか。そしてどのテキストエディタにどのような機能が備わっているのでしょうか。
そこで本記事では、テキストエディタの解説と自分好みのものに出会えるおすすめテキストエディタ12選をご紹介します。
自分の好み、自分に合ったテキストエディタを見つけて、より快適に仕事をこなしましょう!
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テキストエディタとは
テキストエディタは、その名の通りテキストを編集することができるソフトウェアです。中には文字を装飾できたりテキストデータを画像化して保存することができるものも存在します。
テキストデータならどんなOSや環境でも開ける
文書作成で最もよく使荒れているといっても過言ではないWord。ですが、Wordの文書は対応するソフトウェアが無ければ開くことはできません。ですがテキストデータであれば、ほぼどのOSでも作成した文書が開けます。
ですので、もしもの時もテキストデータを持ち運べば仕事で困ることもなくなり、より効果的に作業が図同こと間違いなしです。
プログラミングの際に必要
テキストエディタはプログラミングでもよく使われ、シンタックスハイライト機能が搭載されているテキストエディタがプログラマーには人気があります。
シンタックスハイライトとは、簡単に言うとプログラムの文法に合わせて自動で色つけして見やすくしてくれる機能であり、テキストエディタによってはこの機能が搭載されています。
この機能があるかないかで開発効率が大きく変わるため、プログラミングの際には必須の機能と言っても過言ではありません。
WindowsとMacでテキストエディタは違う
メジャーなOSにはWindows OSとMac OS(OS X)がありますが、それぞれで使えるテキストエディタが異なります。
WindowsとMacではシステムの仕組みが根本的に異なるため、Windowsで動作するテキストエディタをMacで動かしたり、Macで動作するテキストエディタをWindowsで動かすことはできません。
しかし、中には両方のバージョンがリリースされていたり、OSに関係なく動作するマルチプラットフォーム対応のテキストエディタ(javaで動作するプログラムなど)があります。
おすすめテキストエディタ12選
1. Atom
Atomは自由にカスタマイズすることができる次世代のテキストエディタとして開発されたフリーソフトです。
この特徴を活かし、数千ものテーマとパッケージが開発・公開されています。また、Atomはデフォルトでは英語での表示となっています。しかしAtomを日本語化することが可能です。「パッケージ」という拡張機能をインストールする必要ことで日本語に対応することが出来ます。
Atomを使っていると、作成したファイルで日本語を使用した場合、文字化けしてしまうことがよくあるそうです。そこでAtomの文字化け対策として「文字コード」を切り替えたり、デフォルトの文字コードを変更することで文字化けの心配はなくなるかと思われます。
WEBサイトはこちら:
2. Visual Studio Code
Visual Studio CodeはMicrosoftが公開しているテキストエディタで、主にプログラミングの際に用いられます。
もともとリリースされていたVisual Studioと呼ばれるIDE(統合開発環境)の機能からテキストエディタ部分だけを独立させて無料化したものとなっています。
その人気は凄まじく、リリース当初から多くのプログラマやWebデザイナーの支持を集め、SubllimeTextなどの有名テキストエディタからVisual Studio Codeに乗り換えるエンジニアも多かったそう。
シンタックスハイライト機能だけでなく、拡張するとテキストエディタ一つデコンパイル・実行まで一通り行うことができるため、プログラマーの間で高い人気を誇っています。
そして、Visual Studio Codeの特徴として「デバック機能」が挙げられる。一般的なテキストエディタではコードを入力して保存するだけですが、Visual Studio Codeではプログラムのデバッグまでもを行うことができます。
WEBサイトはこちら:
https://www.microsoft.com/ja-jp/dev/products/code-vs.aspx
3. Sublime Text
Sublime Textは非常に動作が軽いことが特徴で、拡張するためのプラグインも豊富に用意されています。入力補完機能が優秀であり、テキストの編集にかなり向いています。
さらにVimにも対応しているため、Linuxユーザーの間にで人気があります。
Sublime Textはシェアウェアであり有料のテキストエディタに分類されますが、絶対に購入しなければいけないものではありません。無料で使うことができる点もおすすめできるポイントの一つです。
ミニマップ機能も使いやすさの1つです。画面右側にファイルのどのあたりを表示しているのかを示してくれる「ミニマップ機能」。長いプログラムソースを編集するときなど便利です。ミニマップをクリックするとマップで示した付近の行が表示されるのですぐに移動して編集することが可能です。
WEBサイトはこちら:
次ページ:4. mi
4. mi
miは古くから存在するMacOS用の日本語テキストエディタです。もともと「ミミカキエディット」としてリリースされていましたが、大きなバージョンアップをする際にリブランディングを行い「mi」という名称でリリースされています。
miで特徴的なのが、エディタ部分の背景に画像を挿入できることです。この機能を利用することで、好みの画像を背景にテキストを編集することができます。
また、シンプルで使いやすいインターフェイスですのでテキスト編集で画面がごちゃごちゃにならないようシンプルな画面を保ちつつ、タブやサイドバーの表示などのインターフェイスにも対応しています。
WEBサイトはこちら:
5. Brackets
BracketsはAdobeが無料で公開しているテキストエディタです。Adobe製品の一つであるDreamweaverを元に作られています。
驚きなのが通常はパッケージをインストールしてから日本語に対応させるのですが、Bracketsは「最初から日本語対応している」という点です。ですのでBracketsをインストールするだけで日本語対応させるパッケージのインストールをする手間を省くことができるのです。
WEBサイトはこちら:
6. CotEditor
CotEditorはMac専用のテキストエディタであり、先程紹介した「mi」と同様に人気があります。
シンタックスハイライトが可能な言語が豊富にあり、Macを使ってプログラミングするユーザーの間で人気があります。
さらに、コードの色を自分好みに指定することも出来ます。HTMLやCSSなどのタグを書いた際に色を設定して見やすくすることが出来たらとても使いやすいですよね。CotEditorでは、色の指定をカラーコードパネルを使って直感的に設定することが出来ます。
WEBサイトはこちら:
7. Aptana Studio
Aptana StudioはテキストエディタというよりIDE(統合開発環境)の機能に近く、このソフトウェアを使ってAndroidアプリを開発することもできます。
そのため、Androidアプリを開発するエンジニアの間で需要が高いソフトウェアとなっています。しかしその分、Androidアプリ開発と無縁な方はあまりにもオーバースペックなテキストエディタとなってしまうでしょう。
WEBサイトはこちら:
http://www.aptana.com/products/studio3.html
8. Liveweave
Liveweaveで特徴的なのが、HTMLやCSSで書いたテキストをリアルタイムでプレビューできる点です。
CSSで装飾すればそれがすぐに反映されるため、コードが間違っているかデザインに問題がないかもすぐに確認することができ、開発効率向上につながります。
そしてVector Editor機能もとても便利です。Vector Editorは、書いた絵をHTMLで出力するペイント機能です。出力する流れとして「絵を書く→出力ボタンをクリック→表示されたコードをコピー→HTMLエディタに貼り付け」。こうすることで、書いた絵をプレビュー画面に表示されます。
WEBサイトはこちら:
9. iText Express
普通のテキストエディタは横書きですが「iText Express」は縦書きも可能なテキストエディタとなっており、書籍の執筆などにとても便利です。
また、書いているうちに何列分書いたのか、カーソルはどこに行ったのかなどが分かりづらいかと思います。そんな問題を解決してくれる iText Expressではカーソル位置のページ、行番号、列数がひと目で確認できます。
文字数カウントができるなどの便利な機能が多いですが、Mac専用として作られておりWindowsユーザーは使うことができないため注意が必要です。
ダウンロードはこちら:
https://itunes.apple.com/jp/app/itext-express/id416550249?mt=12
10. Mou
MouはMarkdownエディタであり、Markdownで記述した文章をリアルタイムでプレビューしてくれます。
WordPress用に記事を書く場合やGithub、QiitaなどのMarkdownで記述する必要のあるテキストを書く必要がある場合におすすめです。Mouを使って実際の表示をリアルタイムで確認しながら書いてコピーすると執筆効率を上げることができるのではないでしょうか。
WEBサイトはこちら:
11. Simplentoe
Simplentoeはその名のとおりシンプルなテキストエディタです。シンタックスハイライト機能などの特殊な機能はほとんどありませんが、一番の強みは同期機能です。
SimplentoeはWindows・Mac・iOS・Androidで動作し、どの端末でテキストを書いても別の端末からそのテキストを読み出して編集することができます。そのため、複数の異なる機器を扱う方におすすめです。
ダウンロードはこちら:
https://itunes.apple.com/jp/app/simplenote/id289429962?mt=8
12. OmmWriter
OmmWriterはエディタそのもののビジュアル重視のビジュアル系ソフトウェアです。
起動すると全画面で表示され、アンビエント~エレクトロニカなBGMが再生されます。ウィンドウサイズの調整ができないため、他の画面を同時に見ることはできませんが、文章を書くことに集中したいときに重宝するのではないでしょうか。
ダウンロードはこちら:
https://itunes.apple.com/jp/app/ommwriter/id412347921?mt=12
まとめ
いかがでしたか?
今回はテキストエディタとは何か、そしておすすめのテキストエディタ12選をご紹介いたしました。
テキストエディタはプログラミング初心者でも使えるほど開発が簡単な分、数百数千もの種類があります。
その中から自分に合った、好みのテキストエディタを見つけることができれば、テキスト編集効率が今まで以上に上がる事になるでしょう。
自分お好みに合ったテキストエディタを見つけて、日々の作業をこなしてみてはいかがでしょうか。
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