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データが危ない!Macの初期化で個人データを守る方法

Macを何らかの理由で売却するときがくる、もしくはこれから売るつもりでいる、譲渡予定である方がいるかと思います。

そういったとき何も考えずに売却すると、データの盗難に遭うリスクが出てくるなど危険な状態になってしまいます。それを防ぐにはデータを盗難されないようにMacを初期化(フォーマット)して、データを削除する必要があります。

Macを起動して手動でファイルを選択して削除する手順では不完全な削除方法なので、ここではしっかりファイルの削除をして初期化する方法を説明します。

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どんなときにMacを初期化する?

初期化とは?

初期化(フォーマット)とは、パソコンなどの端末を購入時の状態に戻したり、すべてのファイルを削除して状態にすることをいいます。Macでは、ちゃんとした手順で初期化作業を行わないとファイルが復元され、消したはずのファイルが閲覧されて盗難に遭う可能性が出てきます。

Macを売却するとき

Macが不要になって売却するとき、何もせずに売却するのは危険度が高いです。中古買取店に買い取ってもらえたりしますが、買い取られた後、そのMacがどういう扱いを受けているのかわかりません。場合によっては、そのまま中古品として売り出されることになります。

つまり、その中古品を誰かが購入した場合、データが残っているので確実にデータが盗難されます。また、誰かが購入しなくても、その中古買取店が悪質な業者だった場合、意図的に重要なファイルを探し出して東南する可能性があります。

なので、必ずMacを初期化し安全な状態で売却するようにしましょう。

Macを譲渡するとき

Macを友人などに譲渡する際、いくら信用を置いている相手だったとしても必ずMacを初期化してから渡すようにしましょう。

その相手にMacの知識がなく、最初の設定だけでも済ませてほしいなど言われても、設定済みだけど初期化前のMacであったとしても必ず一度初期化して再設定するようにしてください。

重要なデータ等に注意

PCにはパスワードをはじめとした重要なデータがたくさん入っています。自分のPCには重要なものは何も入ってないから大丈夫と思っていても、それは覚えていないだけで実は誰かに見られてはいけない重要なファイルがPCのどこかにある可能性があります。

特にブラウザに残されているキャッシュデータはかなり危険です。設定によってはユーザー名とパスワードが記憶されており、わかる人が使うと簡単に見ることができます。

また、パスワードは伏字になっているから大丈夫と思っている人は特に危険です。パスワードは伏字になっていても見る手段が存在するため、どれだけ長く複雑なパスワードを入力したとしても目に見えてしまうので全くの無意味です。

これらのデータは複製も簡単なのですぐに別のPCに流し込んだり、オンラインストレージにあげてしまうことだってできてしまいます。

他にも、自動ログインを有効にしているアプリ(Twitterなど)を入れている場合、そもそもパスワードどころかユーザー名も知る必要がないため、かなり危険です。

Macを初期化せずに手放すということはこれだけ危険なことが詰まっているので絶対に初期化するようにしましょう。

Macの初期化を実行する前にやるべきことと注意点

Macの初期化を開始する前にいくつかの設定を解除する必要があります。これらをまずは説明していきます。

iCloudからサインアウト

はじめにiCloudのサインアウトを行いますが、すぐにサインアウトはしないでください。

  • サインアウトする前に、iCloudの項目にある「Macを探す」のチェックを外します。
  • その後、iCloudからサインアウトしてMacとiCloudの連携を切り離してください。

間違えて先にiCloudからサインアウトしてしまった場合、再度サインインして「Macを探す」のチェックを外してサインアウトしてください。

ちなみに、iCloudからサインアウトしておかないとiCloudストレージにあるファイルが盗難されたりする危険性があります。iCloudはサインインした状態でMacを終了し、再度起動した場合、起動時に自動サインインされるようになっているため注意しましょう。

次ページ:iTunesの連携を解除

iTunesの連携を解除

次に、iTunesの連携を解除します。

iTunesにあるApple Music、iTunesで購入した音楽はiTunesアカウントがあれば復元可能なのでバックアップの必要はありません。ただし、iTunesからではなくCDからインポートしたものなど、iTunes外から取り込んだ音楽は復元できないので適宜バックアップを取るようにしましょう。

バックアップを取らなくてもCDなどがまだ自宅に残っているなど再インポートできる場合は大丈夫ですが、それらがない場合泣き寝入りすることになってしまいます。

iTunesからサインアウトするには、

  • デスクトップ画面上部のメニューバーにある「アカウント」をクリック
  • 「認証」を選択
  • 「このコンピュータの認証を解除」をクリックします
  • Apple IDとパスワードを入力するダイアログが出てくるのでそれぞれ入力して「認証を解除」をクリック

これでiTunesから切り離されます。

iMessageの連携を解除

iMessageを使っているのであれば、iMessageも解除します。ただしOSのバージョンが「OS X Mountain Lion」より前のものであれば、

  • iMessageを解除するにはメッセージAppから「環境設定」
  • 「アカウント」へと進み
  • 使用中のiMessageアカウントを選択して「サインアウト」をクリックして完了です。

Mac初期化の手順

電源やインターネット環境を確認

Macを初期化する際、OS Xを再インストールすることになりますが、この時にインターネット環境が必要となっています。昔は再インストール時に使うリカバリCDがMacに付属していたのですが、今は付属しておらずOSをインターネット上からダウンロードしてそれを使ってインストールを行う形となっています。

そのため、インターネット環境がある場所で行うようにしましょう。OSデータはかなり大きいので、速度が出ない、インターネット接続が不安定といった状態であれば、知り合いの家などどこか別の回線を借りるといいでしょう。

無理にダウンロードしようとすると結局うまくいかないか、できたとしてもかなりの時間がかかる可能性があ高いです。

また、Macの初期化は電源を落とした状態から開始してください。デスクトップ画面が表示されている(ユーザーログインを済ませている)状態の場合は、一度電源を落としてください。

Macを再起動

Macを初期化するには、まず電源を入れます。この際、通常であればそのままログイン画面に移りますが、初期化作業を開始するにはOS Xユーティリティというものを起動する必要があり、起動時に通常とは違う操作が必要です。

起動方法は次の項目で紹介します。

次ページ:command+RでOS X ユーティリティを起動

command+RでOS X ユーティリティを起動

OS Xユーティリティを起動するには、

  • 電源を入れたらすぐに[command]+[Rキー]を押し続けます。
  • アップルロゴ、もしくは地球儀アイコンが表示されれば離してもかまいません

しばらくするとログイン画面が表示されずにOS Xユーティリティが起動されます。

OS Xを再インストールするだけであれば、「OS Xを再インストール」を選択しますが、まずはデータを一度完全に消去します。

OS Xの再インストールでもファイルはすべて削除されますが、この方法では実は完全には削除されておらず、ディスク修復アプリケーションなどのツールを使って復元することが可能になっています。

それでは危険がまだ取り除けていないので、ディスクユーティリティを使って復元できないようにデータを削除する必要があります。

ディスクユーティリティを開く

HDD(ハードディスク)のデータを削除するには、

  • OS Xユーティリティから「ディスクユーティリティ」を選択
  • 「続ける」をクリックします。

注意として、OS Xユーティリティ画面は一つ前の項目で起動しておく必要があります。

データ削除したいHDD(ハードディスク)を選択

ディスクユーティリティを開いたら次は削除したいHDD(ハードディスク)を選択します。HDDを選択するには、

  • ウィンドウ左側にあるサイドバーにある削除したいHDDを選択
  • パーティション分割をしている場合は、フォーマットしたいボリュームを選択してください。
  • 選択後「消去」ボタンを押すか、「消去」タブをクリックします。

すると、ダイアログが波面に表示され、次の項目を入力します。

  • 初期化後のHDDの名前
  • フォーマット方法
  • 方式

初期化後のフォーマットの名前は好きにつけて構いませんが、半角アルファベットが推奨されます。フォーマット方法は、ここでは「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」か「APFS」を選択してください。方式(表示されない場合は無視してください)は「GUIDパーティションマップ」を選択します。

通常のHDD初期化であれば、これで「消去」ボタンを押せばHDDの初期化が開始されますが、セキュリティ上では不完全な削除となっています。その代わりに高速で削除ができるようになっています。

完全に削除するための「7回消去」

完全に削除するには、「消去」ボタンの横にある「セキュリティオプション」をクリックします。すると、消去オプションが表示されます。

実は、このオプションを使わない消去はファイル自体はそのまま存在しており、ファイルにアクセスするためだけの情報を消去しているだけなのです。そのため、消去する範囲が狭くなるためHDD初期化が高速になり、ファイルのデータ自体は残っているのでツールを使えば復元できてしまうということになります。

確実に削除するには「7回消去」を選択することがオススメです。HDD全体への上書き処理を7回繰り返すため削除にはかなり時間かかりますが、このオプションを使用すると確実にファイルの復元が不可能になります。この7回消去はアメリカ合衆国国防総省のセキュリティ基準を満たしている方法であるため安全です。

何をしてもまず復元できない「35回削除」も存在しますが、ここまでする必要はないでしょう。HDDの容量にもよりますが、ここまでくると異常なまでの時間がかかると考えられます。

このオプションを選択したら「OK」ボタンをクリックし、「削除」ボタンを押しましょう。時間がかなりかかるので何かで時間をつぶすことをお勧めします。

次ページ:OS X 再インストールを実行

OS X 再インストールを実行

HDDの初期化が完了したら、次はOSの再インストールです。

  • ディスクユーティリティから一度OS Xユーティリティまで戻ります
  • もしくはHDD初期化時に再起動がかかった場合は再度[command]+[Rキー]を押し続けてOS Xユーティリティを起動してください。
  • 出てきたウィンドウの項目にある「MacOSを再インストール」を選択します。
  • 選択後、「続ける」をクリックし画面に日本語で削除手順が表示されるのでその指示に従って操作します。
  • その後、OS Xを再インストールするディスクの選択画面が表示されるので、ここでインストールしたいHDDを選択します。ディスクが表示されない場合がありますが、その際は、「全てのディスクを表示」をクリックして表示させてください。

選択が終わった後、「インストール」をクリックすると自動的にOS Xのインストールが開始されます。この際インターネット接続がないとインストールができませんので注意しましょう。

インストールが完了すると、Macが再起動されます。

  • HDDの初期化を終えている場合、Macの設定情報がないため、「設定アシスタント」が起動しますが、ここでは何も先に進めないようにしてください。
  • 何も進めずに[commandキー]+[Qキー]を押すことで設定アシスタントが終了し、「システム終了」をクリックします。

これで完全に初期化が完了し、譲渡・売却ともに安全な状態となります。

Macの初期化の復元

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売却や譲渡するために初期化したのに、誤って大事なデータのバックアップを取り損ねたなんてこともあるかも知れません。そこでここでは、一度初期化してしまったMac OS Xのデータを復元する方法についてご紹介していきます。

データの復元は可能か

MacPCの内蔵ドライブを購入する前の状態に初期化(フォーマット)すると、それまでに内蔵のHDDやSSDに保存していたデータは消去されます。

しかし、オペレーティングシステムのバージョンが初期化されているので、インストールしていたアプリケーションはイメージディスクなどを作成していなければ、もう一度再インストール(クリーンインストール)したりバージョンの更新を行うことでデータを取り戻すことができます。

(100%保証はできませんので、初期化する前に必ず確認やバックアップを取っておくことをおすすめします)

復元方法

1.データ復旧サービスに依頼する方法

MacPCに対応されているプロのデータ復旧サービスに依頼して、データの復元作業をしてもらうことを推奨します。また、データ復元ソフトなどもあるようなので人に見られたくないデータなどがある場合はご自分でソフトを使って復元するのもいいかもしれません。

2.OSを再インストール(クリーンインストール)して復元する方法

以下の手順で、OSをクリーンインストールして復元することができます。

  1. Wi-Fi環境が整った場所でOSを再インストールします。
  2. Macの電源を入れて起動した直後に「command+R」で元のバージョンOSをクリーンインストールします。
  3. 上記の操作を行い、Appleロゴや地球儀が表示されたらキーから指を離します。
  4. 「macOSユーティリティ」画面が表示されたら「mac OSを再インストール」を選択して「続ける」をクリックします。
  5. 画面表示に従って操作し、起動ディスクを選択して「インストール」をクリックします。(インストールが完了するとMACが再起動します)

また、クリーンインストールをすることで以前のデータが復元されるだけでなく、Macを長年使い続けることで動作が重くなったり、Webサイトを開くまでに時間がかかったりといった不具合がどうしても出てきてしまいます。

そんな不具合を解消してくれるのもクリーンインストールを行うことで動作が軽く、早く、サクサクと気持ちよく作業することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はMacを初期化する方法と注意点、そしてデータを復元するだけでなく動作を軽くする目的でも使われるクリーンインストールについてご紹介させて頂きました。

Macを売却・譲渡するだけなのに面倒だと思っている方もいるかもしれませんが、データの盗難は非常に危険が伴います。自分は大丈夫だろうという根拠のない安心が特に危険です。本当に危ないので、自分の身を守るためにも売却・譲渡する際は必ずmacをきちんとした手順で初期化するようにしましょう。


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