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MacユーザーがInternetExplorerを使用する方法

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Macをお使いの方が、標準ブラウザであるSafariでウェブページを見ている時に、ページのコンテンツ表示されなかったり、配置が崩れていたり、正常に動作しない時があります。そのような現象は、そのページがWindows標準ブラウザであるInternet Explorerにしか対応していない場合に起こります。

以前はMac用のInternet Explorerも存在していましたが、すでに配布が終了しており、2005年にサポートも中止されてしまいました。このような困った時に試していただきたいのが、Macを使用しながら、Internet Explorerをブラウザに使用してウェブページを見る方法です。

「そんなことができるの?」「コンピューターに詳しくないとできないのでは?」とお思いの方もいらっしゃることでしょう。でも心配はありません。いくつかの方法がありますが、とても簡単にできるものもあるのです。そこで今回は、MacのユーザーがSafariの代わりにInternet Explorer(以下IEと記します)でウェブサイトを見られる方法をご紹介します。

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① SafariでIEを使う方法

Mac上でIEを使うには、Windowsのシステムごとインストールしなければいけないのでは、と思われる方も多いことでしょう。

しかし、特定のウェブサイトを見るためだけにOSごと搭載するのは、時間も容量もお金もムダになります。もっと簡単に手早くブラウザーだけを替えられる方法があるのです。それでは、SafariでIEを使えるようにする方法を説明していきます。

Safariの環境設定で「開発」メニューを表示する

1.画面下のDockから「Safari」のアイコンをクリックして起動し、画面の一番上にあるメニューバーの「Safari」をクリック、「環境設定」を選びます。

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2.開いたウィンドウの「詳細」をクリックし、「メニューバーに“開発”メニューを表示」のチェックボックスをクリックしてチェックマークを入れたら、左上のXの赤丸を押してウィンドウを閉じます。

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3.メニューバーに「開発」が追加されたことを確認しましょう。

ユーザーエージェントからIEを選ぶ

次に、先ほどメニューバーに追加された「開発」をクリックし、「ユーザーエージェント」を選び、右側に表示された一覧から起動したいバージョンの「Internet Explorer」を選びます。

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ユーザーエージェントとは、お使いのMacから、閲覧するウェブサイトのサーバーへ送られるデータのうちの一つで、その中に「どんなブラウザを使用して閲覧しているか」という情報も含まれています。この情報を「IEを使用している」という内容に置き変えてサーバーへ送ることで、IEのみに対応したサイトを強制的に表示させることができ、閲覧できるようになるわけです。

ただし、サイトによってはMicrosoft社の保護機能がかかった画像や文章などがあり、そういったものは残念ながらこの方法では見ることはできません。

「IEのみ対応」といった銀行等に効果的

最近ではたくさんの種類のブラウザが出ており、IEでしか見られないというようなページはさすがに随分減ってきましたが、それでも動作確認がIEでしか行われていなかったり、IE推奨と明記してあるページがまだまだ存在しています。

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特に銀行や航空会社などの特定のページでは、重要な内容を閲覧したり、情報を確認する必要があるため、正常に表示されていないと困りますね。

MacユーザーがIEのみ対応のサイトでも問題なく閲覧できるようにするために、ぜひこの方法を試してください。

見た目はSafariで使い勝手は異なる

ユーザーエージェントをIEに変えて強制的にIEとして表示がされているものの、使っているコンピューターはMacなので、OSはもちろんMacのOSです。ブラウザ自体ももちろんSafariなので、メニューバーには当然Safariと表示されています。

Windows環境でのIEにも慣れている人にとっては、見慣れた表示画面だからと、ついうっかりいつもの調子でWindowsの操作をしようとして、スクロールや文字入力など動きの違いに戸惑うかもしれません。

一番簡単に使い分けることが可能

MacでIEをブラウザとして使う方法は他にもありますが、Safariの環境設定からユーザーエージェントを変更するというこの方法が、一番早く簡単に行えます。

必要なページを見終えたら、設定した時と逆の手順で、すぐにまたSafariに戻すこともできます。ブログやホームページを作成する方は、この方法でIE以外のブラウザでの表示も確認できるのでとても便利です。

高いお金を費やして購入したり、面倒なインストールの必要もないので、真っ先に試していただきたい方法です。

2.Windowsを購入してIEを使う方法

上記の方法では表示されない、Microsoft社の著作権保護の対象となっている画像や文書などを見るためには、やはりWindowsを購入してMacにインストールすることになります。IEは標準搭載なのでもれなくついてきます。

まず初めに、お使いのMacをソフトウェアアップデートで最新の状態にしておきましょう。アップデートは、画面下のDockから「App Store」のアイコンをクリックし、開いた画面上の「Updates」から行えます。

Windowsのインストール方法には、Intel CPUを搭載したMacに標準搭載されているBoot Campアシスタンスというアプリケーションを使う方法と、仮想化ソフトをダウンロードして構築する仮想マシン上にインストールする方法の2通りがあります。

それでは、Windowsを購入してIEを使う方法を説明します。

Windowsのライセンスを購入

Boot Campを使う場合は、最初にお使いのMacがどのバージョンのWindowsに対応しているかを確認しましょう。Apple社のサポートページから確認できます。

MacにBoot CampでWindowsをインストールするためのシステム条件

Windowsは、インストールディスク、USBフラッシュドライブ、もしくはダウンロード版を購入します。店頭やMicrosoft社の公式ホームページの他、オンライン通販サイトなどでも購入することができます。

Microsoft社の公式サイトから購入
Microsoft社のホームページ
オンライン通販サイトAmazonから購入
Amazon PCソフト OS Windowsで絞り込み

Parallels等を利用して仮想インストール

Windowsを仮想環境で動かすために、仮想化ソフトをダウンロード、インストールします。仮想化ソフトには、代表的なものとして、Parallels Desktop、VMware Fusion、VirtualBoxなどがあります。

Appleストアからライト版を入手できるものもありますが、通常版は発行元からダウンロードして入手することができます。パッケージ版は発行元はもちろんオンライン通販サイトからも購入することもできます。

Parallels Desktop(有料)
Parallels社のホームページ

VMware Fusion(有料)
VMware社VMwareのダウンロードページ

VirtualBox(無料)
Oracle社VirtualBox製品のホームページ

オンライン通販サイトAmazonから購入
Amazon PCソフト ユーティリティ HDD・ファイル管理 仮想化 ソフトで絞り込み

インストールの方法は、Finderで「downloads」フォルダを開き、仮想化ソフトのファイルから、インストーラーを実行、表示されたウィザードに従って行います。

VirtualBoxの例

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インストールが終了すると、そのまま新規の仮想マシンを作成する流れになっているものもありますが、それについては、下の「Windowsをセットアップ」の<仮想化ソフトを使用する場合>で説明しますので、一旦終了しましょう。

Windowsをセットアップ


・Finderで「アプリケーション」フォルダを開き、「ユーティリティ」フォルダの中の「Boot Campアシスタント」を実行する。
・表示されたウィザードに従ってWindowsをインストールする。
Boot Campを使ってWindowsをインストールする方法

<仮想化ソフトを使用する場合>
①新規でWindowsをインストールする場合
・Finderの「アプリケーション」フォルダから仮想化ソフトを起動して、ファイルを選択するメニューから「新規」を選ぶ。
・ウィザードに従って仮想マシンを作成する。

VirtualBoxの例

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・Windowsのディスクやファイルを挿入し、表示されたウィザードに従ってインストールする。②Boot Campで既にWindowsをインストール済みの場合
無料で配布されている仮想化ソフトでは、このやり方は少し複雑になります。内蔵ストレージを区切ってWindowsに割り当てた領域に、仮想化ソフトがアクセスできるよう、パーテーションの権限を変更する必要があります。また、Windowsのライセンスも仮想マシン用にもう一つ必要になってきます。

しかし、VMware FusionやParallels Desktopなどの有料の仮想化ソフトでは、Boot CampのWindowsのライセンス一つだけでよく、比較的楽に設定ができるものがあるので、ここではそちらのやり方を説明します。

・Finderの「アプリケーション」フォルダから仮想化ソフトを起動する。
・VMware Fusionの場合、左上の「+」から「新しいBoot Camp」を選択する。
・Parallels Desktopの場合、左上の「ファイル」から「新規」を選択し、開いたParallelsウィザードから、右の「Boot CampからWindowsを使用」を選択する。
・新しく作成する仮想マシンの名前や保存する場所などをウィザードに従って入力する。
・Toolsの自動インストールが終われば、仮想環境上でのWindowsの起動が実行される。

今後、Boot Campは使用せず、仮想マシン上でのみWindowsの起動を行う場合は、Boot Camp領域のWindowsをローカルハードディスクにインポートして使用できます。その場合、内蔵ストレージのBoot Camp領域の区切りを削除し、ハードディスクの使用可能領域を増やすことができます。

Boot Camp領域のWindowsをローカルハードディスクにインポートする方法は次の通りです。・Finderの「アプリケーション」から仮想化ソフトを起動する。
・VMware Fusionを使ってインポートする場合、「ウィンドウ」から「仮想マシン ライブラリ」を選択し、ライブラリを開く。「Boot Campエントリ」を右クリック(Controlキーを押しながらクリック)、「インポート」を選ぶ。お使いのコンピューターの管理者のユーザー名とパスワードを入力し、OKをクリック、新しい仮想マシンの保存場所を選択し「保存」をクリック。
VMware Fusion での Boot Camp パーティションのインポート

・Paralles Desktopの場合、「ウィンドウ」メニューから「Parallelsコントロールセンター」を選択し、Parallesコントロールセンターを開く。Boot Camp領域上のWindowsを右クリック(Controlキーを押しながらクリック)し、「Boot Campのインポート」を選択する。Windowsとデータを保存する場所を選び、「選択」をクリック、インポートが完了する。
Parallels Desktop で Boot Camp を使用

見た目も機能も同じIEが使える

Windowsのパソコンを使っているのと同じように快適に動作します。IEの機能だけでなく付属のOfficeなどのソフトも問題なく使えるので便利です。


・Macの内蔵ストレージ内を区切ってWindows用の容量を割り当てるので、使用可能なストレージの残りの容量が少なくなる点に注意しましょう。
・MacとWindowsを切り替えるためには、その都度再起動の必要があります。

<仮想化ソフトを使った方法>
・内蔵ストレージの区分けがないので、その分使用可能な容量が増えます。
・MacのOSの上で、ソフトウェアのようにWindowsを使用するため、OSの切り替えがしやすく、再起動は必要ありません。

お金がかかるデメリットも

先述1の章で説明した、ユーザーエージェントの変更によりMacでIEを使えるようにする方法が無料なのに対し、この方法ではWindowsのOSを正規購入するのでもちろん有料になります。また、仮想ソフトを使う場合、ダウンロードには有料のものが多く、アップグレードも有料になっています。

ブラウザをIEにしたいというだけではないく、OfficeやWindows専用のソフトも使いたいなど、Windowsのパソコン同様の機能を存分に使いたい場合は、お金を払う価値があると言えます。

3.仮想環境で無料でIEを使う方法

Microsoft社が無償で提供している仮想マシンのイメージをダウンロードして使用すると、90日間限定ですが無料でIEが使えるという方法です。

この方法ですとWindowsを購入する必要はなく、仮想化ソフトのダウンロード、インストールも必要ないのでお金がかかりません。それでは、仮想環境で無料でIEを使う方法を説明します。

仮想イメージをダウンロード

Microsoftのページから、仮想マシンのイメージをダウンロードします。
Download virtual machines
①「Virtual Machine」のボックスから、必要なWindowsのバージョンと使いたいIEのバージョンを選ぶ。

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②「Select Platform」から、Macに対応した使いたい仮想化ソフトを選ぶ。

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③「Download .zip」をクリックする。

④ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、仮想マシンのイメージが展開されます。

⑤「IE○-Win○○をコピーまたは移動しましたか?」というメッセージが表示されるので、「コピー済み」をクリックする。

⑥仮想環境でWindowsが起動した状態の画面になる。

⑦選んだ仮想化ソフトによって、Toolsの自動インストールが行われる。

⑧Windowsを再起動後、IEを開いてウェブページの閲覧ができる。

IEのみ使えるWindows環境

この方法の場合、WindowsではIEの使用のみに限られています。それ以外の機能を使うことは利用規約違反になります。IE以外のWindowsの機能を使いたい場合は、Windowsのライセンスを購入しましょう。

無料だがIE以外は使えない

この方法のメリットは、何と言っても無料であることでしょう。Windowsと有料の仮想化ソフトのどちらも両方を、公式サイトから定価で購入すると2万円以上かかるので、大きな違いです。

ただし無料な分、使用期間が90日と決められていたり、利用の用途がIEに限定されるので、フルにWindowsを使いたい場合は、正規に購入をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。MacユーザーがInternet Explorerを使用する方法についてわかっていただけたでしょうか。正しく表示されなかったウェブページもこれできちんと見れるようになります。

用途がIEの閲覧のみなら、無料で簡単にできる1の方法がおすすめです。ご紹介したこれらの方法を活用すれば、これからはどんなウェブサイトでも、ストレスフリーでネットサーフィンを楽しめますね。


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