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Macで外付けHDDフォーマットする方法とエラー時の対処方法6つ

写真や動画などたくさん撮りためていると、気がつけばコンピュータの容量が少なくなっていますよね。そんな時は外付けハードディスクやUSBフラッシュメモリーなどに移して、スッキリさせましょう。

Macユーザーが、新しいハードディスクを購入したり、以前WindowsPCで使っていたハードディスクを使いたい場合、まず最初にハードディスクのフォーマットをしなければいけません。フォーマットは初期化、イニシャライズとも言いますが、これを済ませておかないと使用できないのです。

そこで今回は、Macで外付けハードディスク(以下HDDと記します)をフォーマットする方法とエラー時の対処方法について説明していきます。

「フォーマット形式には様々な種類があり分かりづらい」「WindowsからMacにデータを移行したいけど方法がわからない」といった方も本記事で解決できますので是非ご覧ください!

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目次

  1. HDDについて
  2. Macでの外付けHDDフォーマットの手順
  3. フォーマットの設定と方式
  4. フォーマットができない、エラーが出る場合には

HDDについて

HDD(ハードディスクドライブ)とは、データやプログラムなどを電磁的に書き込んだり読み出したりする記憶装置のことです。

HDDの構造は、中にデータを記録する「プラッタ」という磁性体が塗られた円盤が複数入っており、磁気ヘッドで書き込み・読み出しをする仕組みとなっています。

HDDの特徴としては、SSDと比べ1ドライブで保存できるデータ量が大きいという点です。

一方で、少し言葉が似ていて混同しやすいSSD(ソリッドステートドライブ)はHDDと同じく記憶装置です。構造に半導体素子メモリを使っているという点に違いがあります。

SSDの特徴としては、衝撃に強く、発熱・消費電力が少ないという点です。以前は大容量のデータを保存しておくのならHDDの方が向いていましたが、最近ではSSDのデータ容量が大きくなってきたこともあり、急速に普及しつつあります。

1.Macでの外付けHDDフォーマットの手順

まずはじめに、以前使用していた外付けHDDをフォーマットする場合、大事なデータが保存されていないか確認してください。一旦フォーマットしてしまうとHDD上のすべてのデータが消えてしまいます。必要なものは別のHDDにしっかりとバックアップを取っておいてください。

新しく購入したHDDの場合「セットしたディスクはこのコンピュータで読み取れないディスクでした」というメッセージが表示されることがあります。「初期化」を選ぶと自動的にディスクユーティリティが起動します。

ここではOS Sierra 10.12.1を使って説明しますが、OS X 10.11以降は同じです。それ以前のバージョンのOSの場合、表示される画面は少し違いますが、設定項目などはほぼ同じなので参考にしてください。それでは、ディスクユーティリティを使ってフォーマットする方法をご説明します。

1.「ディスクユーティリティ」を開く

①画面下のDockからFinderをクリック

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②「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダをダブルクリック

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③ディスクユーティリティをダブルクリック(HDDに聴診器があたっているアイコン)

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フォーマットしたいHDDを選択

左側から今回フォーマットしたいHDDを選びます。選んだあと下にそのHDDの詳細情報が表示されるので間違いないか確認してください。間違って別のHDDをフォーマットしてしまうと大変です。

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ツールバーにある「消去」ボタンをクリック

「〇〇(HDDの名前)を消去しますか?」の小さな画面が開きます。

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各項目を設定

設定項目は以下の3つです。それぞれの詳細は下記<フォーマットの設定と方式>の章を参照してください。

名前

新しいHDDの名前を入力します。任意の名前を入力してください。

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フォーマット形式

Macのみで使用するなら「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選んでください。

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ボリューム方式

「GUIDパーティションマップ」を選んでください。

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「消去」をクリックしてフォーマット完了

最後に「消去」ボタンをクリックすると、フォーマットが始まります。数分かかることがありますが、フォーマットが完了すると下のメッセージが表示されます。

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2.フォーマットの設定と方式

上の章では外付けHDDをフォーマットする方法をご説明しましたが、ここではフォーマットを実行する時の各項目の設定について、何を選べば良いのかを見ていきましょう。ご

設定項目は、名前、フォーマット形式、パーティション方式の3つがあります。それぞれの選択肢に特徴や適合性があるので、使用目的を考慮して最適な方式を選びましょう。それでは、ディスクユーティリティを使って外付けHDDをフォーマットする時の各項目の設定についてご説明します。

次ページ:1.どの設定を選ぶか

1.どの設定を選ぶか

「意味がよくわからないから」とはじめに表示されているデフォルトのままを選んでしまう方もいることでしょう。しかし適当に選んでしまうと中にはうまく動作しない場合もあります。それぞれの意味を理解し、使用目的によって最適な選択肢を選びましょう。

フォーマットするHDDの設定項目は、名前、フォーマット形式、パーティション方式の3つがありますが、セキュリティオプションも必要なら設定をします。

2.「名前」は任意で決定

最初に表示されているデフォルトはメーカー名とHDDのモデル名になっています。大容量の外付けHDDやポータブルHDDの場合はそのままでも良いですが、USBメモリやSDカードなどの容量が比較的小さいものは、使用目的に沿ったわかりやすい名前をつけると良いでしょう。

例:backup data, photo album, work files など

3.Macでのみ使うHDDには「OS X 拡張(ジャーナリング)」フォーマット

Macでしか使わないHDDであれば、通常「OS X 拡張(ジャーナリング)」を選ぶのが一般的です。ファイル名の大文字・小文字の区別がないので、使用できるアプリケーションの制限がないのが便利です。

ディスク全体にパスワードをかけて保護することはできないので、人に見られたくないような重要なファイルの保存には向きません。

ジャーナリングとは、停電など突然電源が切れた場合やコンピュータに何らかの障害が起こった場合などに、システムを保護する機能のことをいいます。

データを書き込むたびにジャーナルに記録され、アクシデントが起こった時にジャーナルの記録から不整合なところが調整され、影響を受けたディスクの修復が短時間で行われます。

ジャーナリングしていないとアクシデントによるシャットダウンの後の再起動に長い時間がかかることになります。
Mac OS X: ファイルシステムのジャーナリングについて

Macのみで使用可能なHDDのその他のフォーマット形式の種類と特徴は以下の通りです。

  1. OS X 拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング):大文字と小文字を区別するので対応していないアプリケーションがある
  2. OS X 拡張(ジャーナリング、暗号化):アクセス時にパスワードが必要となるので重要なデータの保存に適する
  3. OS X 拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング、暗号化):アクセス時にパスワードが必要。大文字と小文字を区別するので対応していないアプリケーションがある

4.WindowsでもMacでも使うHDDなら「exFAT」フォーマット

MacとWindowsのどちらでも使用するHDDなら「exFAT」がおすすめです。WindowsXP以前には使えないのが難点ですが、ファイルサイズに制限がないので動画のような大容量のファイルも保存できます。

MacとWindowsのどちらでも使用可能なHDDのその他のフォーマット形式の種類と特徴は以下の通りです。

  1. MS-DOS(FAT):2GB以上のファイルは使えない
  2. MS-DOS(FAT32):4GB以上のファイルは使えない

5.セキュリティオプションの選択

フォーマット形式を選択後「セキュリティオプション」をクリックすると、HDDのデータ復旧ができなくなるよう指定することができます。

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後々HDDを誰かに譲り渡したり、中古業者に引き取ってもらう場合など、他人にデータ復元ソフトを使ってデータを復元されないようにするための設定です。4段階の設定が選択できるので、必要に応じて設定してください。

設定をしなかった場合は、データを削除してもデータ復元ソフトを使えば復旧できる可能性があります。うっかり間違って消してしまっても復元できる可能性が高いので、家庭で自分だけが使う場合などはこの設定はしない方がおすすめです。

6.「方式」は「GUID パーティションテーブル」でOK

これは、HDD内を区切るパーティションの方式の選択です。ボリューム方式ともいいます。ボリュームとパーティションは本来違うものですが最近は同義語として混同されています。

HDDは複数のパーティションに区切って、それぞれ別のドライブかのように使い分けることができます。HDD内を区切る必要がない場合も、1つのパーティションという認識で指定します。Intel製のプロセッサを搭載しているMacには「GUID パーティションテーブル」の方式を選びます。

その他のパーティション方式の種類と特徴は以下の通りです。

  1. マスター・ブート・レコード:DOSやWindowsで使用する場合、この方式を選ぶ
  2. Apple パーティションマップ:PowerPCプロセッサを搭載しているMacで使用する場合、この方式を選ぶ

次ページ:3.フォーマットができない、エラーが出る場合には

3.フォーマットができない、エラーが出る場合には

外付けHDDのフォーマットをしようとした時、うまくいかずにエラーメッセージが表示されてしまうことがあります。状況や原因は様々ですが、エラーメッセージが出た時に試してみる方法を紹介します。

1.別のMacで試してみる

フォーマットの実行は、お使いのMacの管理者権限のあるユーザーでログインして行なっていますか?別のユーザーでログインしている時には、HDDのフォーマットはできません。

また、OSがHDDに対応していない可能性もあります。詳しくは下の「最新のOSにアップグレードする」を参照してください。管理者でログインしていてOSも最新バージョンであるにもかかわらずフォーマットができない場合は、HDDに問題があるか疑ってみます。

購入したばかりのHDDでも欠陥がある場合があります。使用していたHDDだと壊れている可能性もあります。別のMacで正常にフォーマットできるか試してみましょう。

うまくフォーマットが完了すれば、接続や周辺機器、常駐ソフトなどの影響だったのかもしれません。別のMacでもフォーマットに失敗する場合は、以下の方法をまず試し、どの方法でもうまくいかない場合はHDDのメーカーへ問い合わせてください。

2.別の方式・フォーマットで試してみる

まず、お使いのMacのプロセッサの種類を確認してみてください。

  1. 画面左上のりんごのマークをクリック、「このMacについて」をダブルクリックして開く
  2. 「プロセッサ」の横にIntelと書いてあるか、PowerPCと書いてあるか確認する
  3. ディスクユーティリティの方式を選択するところで、正しい方式が選択されているか確認、間違っていれば正しいものに変更する
  4. Intelの場合は「GUIDパーティションテーブル」
  5. PowerPCの場合は「Appleパーティションマップ」
  6. フォーマットを再実行

それでもエラーになるときは、フォーマットの形式も変更してみてください。

  1. Macのみで使用するHDDの場合、「OS X 拡張(ジャーナリング)」から「OS X 拡張(ジャーナリング、暗号化)」に変更
  2. MacとWindowsどちらでも使用するHDDの場合、「exFAT」から「MS-DOS(FAT32)」に変更
  3. フォーマットを再実行

3.「diskutil」コマンドを試してみる

ディスクユーティリティアプリケーションでは、以下の場合にフォーマットがエラーになることがあります。

  1. 特定のOS上で大容量HDDをフォーマットしようとした時
  2. 「マスターブートレコード」方式のHDDで、HDD全体のフォーマットはできるが、フォーマットがされていない状態のパーティションのみをフォーマットしようとした時

2番目の場合は「ディスクユーティリティ」で左側からディスクを選択する代わりに、その下のパーティションを選択し、フォーマットしてみるとうまくいく場合があります。

それでもうまくいかなかった場合は、ターミナルからコマンド入力してHDDをフォーマットします。

ターミナルから外付けHDDのフォーマットを実行する方法

「Finder」から「アプリケーション」フォルダを開き、その中の「ユーティリティ」フォルダから「ターミナル」を選ぶ

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「diskutil list」というコマンドを入力すると、接続されているHDDの一覧が表示される

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「diskutil unMountDisk /dev/disk○」というコマンドを入力する。○の部分は先に確認した該当のHDDのディスク番号を入力

Unmount of all volumes on disk○というメッセージが表示されれば、ディスク内のボリューム(パーティション)が消去された状態

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「diskutil eraseDisk HFS+ XXXXXX /dev/disk○」というコマンドを入力する。HFS+はOS拡張ジャーナリングのフォーマット形式、XXXXXXはHDDにつける名前、○は該当ディスク番号

「Finished erase on disk○」というメッセージが表示されたら、HDDのフォーマットが完了

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「ディスクユーティリティ」でフォーマットされていることを確認する。

二番目の場合は、ターミナルからコマンド入力してHDDの特定のパーティションをフォーマットします。

  1. 「Finder」から「アプリケーション」フォルダを開き、その中の「ユーティリティ」フォルダから「ターミナル」を選ぶ
  2. 「diskutil list」というコマンドを入力すると、接続されているHDDの一覧が表示される
  3. 「diskutil eraseVolume HFS+ XXXXXX /dev/disk○s△」というコマンドを入力する。
  4. HFS+はOS拡張ジャーナリングのフォーマット形式、XXXXXXはHDDにつける名前、○は該当ディスク番号、△はボリューム番号
  5. 「Finished erase volume△ on disk○」というメッセージが表示されたら、パーティションのフォーマットが完了
  6. 「ディスクユーティリティ」でフォーマットされていることを確認する。

次ページ:4.最新のOSにアップグレードする

4.最新のOSにアップグレードする

フォーマットしようとしている外付けHDDはお使いのMacのOSに対応していますか?OSのバージョンによっては対応していない製品もあるので、OSを最新バージョンにアップグレードしましょう。

画面下のDockから「App Store」を選んで、トップ右の「Updates」をクリックします。OSのアップデートのお知らせが表示されていたら、それを選んで実行してください。その後、HDDのフォーマットを再度行ってみてください。

5.WindowsからMacにしたらHDDが使えない場合

上記で説明した通り、HDDには数種類のフォーマット形式があります。

以前Windowsを使っていてMacに買い換えた場合、Windowsでは「NTFS」というフォーマットを使用している場合があります。なのでフォーマット形式がNTFSのままであればMacを使用した際には認識しなくなります。

フォーマット形式を変更する方法は「HDD内のデータを別のHDD又はMacにコピー」→「HDDのフォーマット形式を空きこみ可能なものに変更」→「接続されているHDDの一覧から選択」→「消去タブを選択」→「フォーマット形式を選択」。

これで書き込み可能なフォーマット形式に変更することができます。

もしWindowsからMacに切り替えたという方でエラーが起こってしまうようであれば、こちらの可能性が高いです。(データロスの可能性がありますので、必ずバックアップを取りましょう。)

6.Appleサポートへ連絡する

HDDのフォーマットがうまくいかず上述の方法を試してもやはりダメだった場合は、最終手段としてAppleサポートへ相談しましょう。

お近くにApple Storeがあれば直接行って店内のGenius Barで相談できます。
Apple Store 日本

近くにApple Storeがない方は、Appleサポートのウェブサイトから連絡できます。
Appleサポートへようこそ

まとめ

いかがでしたか?

今回はMacで外付けHDDをフォーマットする手順とエラー時の対処方法についてご紹介いたしました。

基本的には簡単に行えますが、複雑そうな設定項目の選び方や、フォーマットに失敗して困った時など、いざという時に役立つ対処方法をご紹介しました。

容量いっぱいで重くなったMacのデータを外付けHDDに移してスッキリ快適な環境のMacに戻せるので、ぜひHDDを手にいれてMacで外付けHDDのフォーマットを実践してみてください。


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