Home / IT / 作業を効率的に!仮想サーバーの7つのメリットと3つのデメリット

作業を効率的に!仮想サーバーの7つのメリットと3つのデメリット

仮想サーバーについて知っているでしょうか。

物理的な1台のサーバー上で、複数の仮想的なサーバーを運用することをサーバーの仮想化といいます。仮想サーバーを使うと効率化できる作業も多く、PCで作業している方にとって便利な機能もたくさんあります。

今回はその仮想サーバーを使うことで得られるメリット・デメリットを紹介・解説していきます。

スポンサードリンク

サーバの仮想化とは

先ほど述べたように、サーバーの仮想化とは、簡単に言うと物理的に存在する1台のサーバー内で仮想的なサーバーを動作させることをいいます。

専用の仮想化ソフトウェアが複数公開されており、それらソフトウェアを使う事によって、仮想サーバーを立ち上げることができるようになっています。

サーバを仮想化する2つの方法

サーバーを仮想化する方法は大きく分けて、ホストOS型とハイパーバイザー型の二種類があります。

それぞれ仮想化の特徴とメリット・デメリットがあり、まずはそれらの特徴について紹介していきます。

①ホストOS型

ホストOS型は、ホストとなるOS(windowsなど)で専用の仮想化ソフトウェアを使って、別のOSをゲストとして稼働させることをいいます。

OSデータさえあれば、WindowsでMacを運用することができたり、MacでWindowsを運用、Windowsで別のWindowsを運用するということもできてしまいます。

OSデータと専用の仮想化ソフト(無料のソフトもあります)さえあれば簡単にできることがメリットですが、ゲストOSをアプリケーションの一つとして処理するため、動作が重いというデメリットがあります。

②ハイパーバイザー型

ハイパーバイザー型はホストOS型のデメリットであった、処理速度の問題を解決しており、現在主流となっている仮想化手法です。

こちらはOS上ではなくハードウェア上で仮想化ソフトウェアを動作させることで実現しています。専用の物理サーバーやホストOSを利用できないなど、ホスト型と比較して準備が難しい手法ですが、ホストOSを経由せずにハードウェア上で動かしているため、まるでホストOSを動かしているかのように動作します。

したがって、ホストOS型と比較して処理速度は早くなっています。

仮想サーバーの7つのメリット

次は、サーバーを仮想化することで得られるメリットを大きく7つに分けて解説していきます。

1.サーバ台数を削減できる

大きなメリットの一つとして、物理サーバの台数を削減することができることが挙げられます。

仮想化しない場合、サーバーが5台欲しいとなると物理サーバーが5台必要なため、その分サーバーが専有するスペースが増えていってしまいます。

しかし、サーバーを仮想化してしまえば、1台の物理サーバーがあれば5台のサーバーを動かすことも出来ます。

2.効率的に作業ができる

例えば、Windowsでスマホアプリを開発しているとします。Androidアプリの開発であれば、Windows OS一つで完成まで持っていくことが可能ですが、iPhoneアプリの場合、必ずMacが必要になります。

ここでMacOS(OS X)の仮想環境を稼働させておけば、Windows側で開発したデータを仮想化したMacOSにコピーして作業を続行すれば、別途Macを購入することなく開発をすることができます。

これはあくまで一例ですが、このように作業の効率化と費用削減も可能です。

3.新しいサーバーを速やかに用意できる

仮想サーバーはOSデータさえあればいいので、OSさえ用意できれば別途新しいサーバーを用意する必要なく、既存のサーバーで動作させることができます。
ホスト型であれば非常に簡単なので新しいサーバーを素早く用意することができます。

4.BCP対策ができる

BCPとは災害が起きた時に、どのように事業を継続するか取り決めておく計画のことをいいます。
災害時までにサーバー仮想化の環境やマニュアルが出来上がっていた場合、サーバーデータをまるごとバックアップしておけばそのデータを使って別のサーバーで全く同じ仮想サーバーを再現することができます。

万が一災害で元の物理サーバーが壊れてしまっても、データのバックアップがあれば別環境ですぐに業務を再開できます。

5.最新のハードウェアを活用できる

仮想化はあくまで仮想化するだけなので、物理的なハードウェアとの相性に問題があったとしても、仮想サーバー上で動作するハードウェアを仮想化してしまえば、問題なく利用を継続することができます。

これによって、従来のシステムの新しい環境への移行テストなどがやりやすくなっています。

6.コストが削減できる

仮想サーバーの運用は極論言うと、電気代以外かかりません。

別途物理サーバーを購入する必要がないので、サーバー購入費用がかさむことはありませんし、テスト利用であれば無償利用できるOSも存在します。

物理サーバーが別途必要な場合でも、一度仮想サーバーで動作テストを行ってから最適なサーバーを導入するようにすれば、購入後に問題が起こる可能性を減らすことができるのでそれだけでも大幅なコスト削減が望めます。

7.古いシステムを継続できる

仮想サーバーでは現在動作しているOSよりも古いOSを稼働させたり、同じOSであってもバージョンが異なるOSを同時に動作させることもできます。

この仕組みをうまく利用することができれば、最新の環境では動作しない古いシステムも動作させることが可能です。大企業となるとシステムの一斉移行は非常に困難であり、従来のシステムを使い続けることが多いため、そのような場合に仮想サーバーは大いに活躍するでしょう。

仮想サーバーの3つのデメリット

サーバーの仮想化はメリットがたくさんありますが、少なからずデメリットも存在します。
次は、そのようなデメリットについて紹介していきます。

1.小規模の場合は効率が悪くなることもある

サーバーの仮想化は理論上物理サーバー一つでいくらでも行うことができますが、小規模な環境であった場合、仮想化したサーバーの処理に物理サーバーが耐え切れなくなる問題が発生し、かえって処理速度が低下して性能が低下することがあります。

小規模の場合だとこういった問題が起こりやすいため注意が必要です。

2.スペックに余裕がある物理リソースが必要

サーバーの仮想化は事実上ひとつの物理サーバーで二つのOSを動かすのと同義です。そのため、もともと物理サーバーのスペックに余裕がないとそれぞれの処理が間に合わなくなり、大量の無駄なオーバーヘッドが発生してしまいます。

3.障害対策が必須

サーバーの仮想化は、ひとつの物理サーバーで複数のサーバーを建てることができるメリットがありますが、裏を取ると物理サーバーが壊れるとそのサーバー内にある仮想サーバーのデータをすべて失うということになります。

そのためバックアップを自動的に取るシステムを作るなど、障害対策をしないといざ物理サーバーが故障した際に大変なことになってしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
この記事で紹介したハイパーバイザー型は難しいと言いましたが、WindowsならHyper-V(Windows10 Pro以上)という仮想化ソフトウェアが用意されており、こちらを使うと簡単にハイパーバイザー型の仮想サーバーをたてることができます。

仮想サーバーはウイルスの可能性があるソフトウェアやファイルを開く際にも役立つ(仮想サーバーに隔離できるのでホストに影響が出ない)ため、個人でも多いに役立つでしょう。


スポンサーリンク

Check Also

iPhoneとプロジェクターを接続するには?モバイル型からスマホケース型までご紹介!

新型iPhoneも続々と発表さ …