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サーバの仮想化、仮想化ソフト、仮想デスクトップ、、、仮想って何?

パソコンを使っていたり、ITに携わっているとよく聞く「仮想」という言葉。
サーバの仮想化や仮想化ソフト、仮想デスクトップなど何となくはわかるけどはっきりしない、という方が多いと思います。

そこで、今回はこれら3つの用語に関して丁寧に解説していきます。

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サーバの仮想化とはどういうことを言うのか


企業においてはITコストの削減は身近な問題です。

毎月そう大切でもない部分に多くの費用や経費が掛かっているとしたらこれは改善しなければなりません。サーバの設置台数を適正化したり有効活用することは消費電力や運用管理の費用の上でも効果的であるとされています。

一方でIT技術は常に進化していてビジネスにおいてはこの変化に迅速に対応することが求められています。そこで活用されるのがサーバの仮想化です。

それではサーバの仮想化とは何を指すのか見ていきましょう。

サーバの仮想化はコスト削減に最適!

サーバの仮想化とは1台の物理サーバを複数台の仮想的なものに分割して利用や運用する方法を言います。
この分割されたサーバはそれぞれにOSやアプリケーションソフトを実行させることができ、独立したものと同じように使用することが出来ます。

このような仮想化のIT環境を構築すると新規のハードなどを買い足す必要もなく経費を低く抑えることが出来ます。
そして台数を減らすことができれば設置スペースの削減にもつながりハードの投資の節減にもつながるわけです。

これまでの経緯としては、部門やソフトウェアごとのサーバのCPUの使用率を見てみると意外に低いことが分かって来ました。
その平均利用率は10%以下であるという調査もあり、これは十分にそのリソースを利用していないことになります。

新規のOSに対応してない既存のアプリケーションソフトはこのような環境を構築すれば最新の状態で運用することが出来ます。
もしハード類に障害が生じた場合にもサポートが受けられるので安心して継続して使い続けることができるとされています。

サーバの仮想化をすることで何ができる?

サーバーの仮想化の最も大きな特徴は、環境をカプセルのようにすることでホストの名前やIP・Macアドレスもそれぞれの環境で共有できます。

また、CPUやメモリと異なったリソースを複数の環境で共有することも出来ます。
ウィルスなどに侵入された場合は他の環境には影響が出ないというメリットがあります。

別のマシンへも移行したり削除を行ったりすることも簡単にできます。

バックアップやリストアなどはファイルをコピーするような感覚で行うことが出来ます。
小規模ものを統合した場合には処理能力とのバランスも関係して来て投資のコストが高くつくこともあり、一般には10台分以上の場合に規模のメリットが得られると言われていますが、最近では小規模のケースにも対応できるようになって来ているようです。

導入後にはこの管理者には専門知識を習得しておく必要があることが注意点とされています。

サーバの仮想化とクラウド

これらの技術は最近よく聞かれるクラウドコンピューティングを補助する技術と言われています。
世界各地にあるものを巨大な資源とみなしてネットワークを介してこれらの資源を利用するものです。

つながった先がどこであるのか分からないために「雲」というクラウドの用語が使われています。
不特定多数の利用者に色々な要求に対して柔軟でスピーディーな対応がとれるように配慮されています。

リソースには莫大な負荷がかかるものですが、これを支えている技術がこの技術そのものであるわけです。リソースを有効かつ最適にすることにより、少ない数量でクラウドコンピューティングに必要であるエネルギー消費を配分しています。

この言葉はコンピュータの黎明期であった1960年代から聞かれるもので当時は大規模なメインフレームの仕切りを行ってハードウェアの使用率を上げる為にこの技術が開発されたものでした。
もし主たるサイトにおいて自然災害などが発生して業務を継続して行けなくなった場合も、データ部分のコピーをとって仮想環境に移し替えるだけで速やかに業務を立ち上げることができ短期間に再開することが出来ます。

開発関係の現場においては複数台のOS環境を用意しておくことで容易に素早く多様な状況にも対応できますのでコストの削減や開発期間の短縮にも繋がります。

仮想化ソフトを利用して別のosのソフトを活用する方法


1台のパソコンで複数のosを使用する際は、複数のオペレーティングシステムをインストールしてから起動時に起動するシステムを選択する必要があります。

仮想化ソフトを利用すれば、メインで使用するos上で別のシステムを立ち上げることができます。
今では、個人のパソコンでも簡単に仮想化環境を導入することができるソフトウェアが開発されており、無料で利用できます。

仮想化ソフト「Windows Virtual PC」の使い方

仮想化環境の便利な使い方をご紹介します。

マイクロソフト社が無料で提供している「Windows Virtual PC」を起動すれば、簡単に旧バージョンのWindowsでシステムをゲストとして立ち上げることができます。
Windows Virtual PCはマイクロソフト社がユーザーに対して、新バージョンのWindowsに更新するように促すために配布されたソフトウェアです。

「Windows Virtual PC」を活用すれば、古いバージョンにしか対応していないアプリケーションソフトを新しいバージョンのWindows上で使用することができます。

Virtual PCは、ホストと同一のオペレーティングシステムをゲストとして立ち上げることもできます。
同一のosを起動することで、ダウンロードしたフリーソフトや自分で作成したプログラムの動作確認に活用できます。

プログラムに問題がある場合でも、メインのシステムに対して何ら悪影響を及ぼさないので安全です。
意図的にウィルスに感染させてみることで挙動を調べることもできます。

その他、様々な仮想化ソフト

「Windows Virtual PC」以外にも無料で利用できる仮想化ソフトが提供されているので、全く違うオペレーティングシステムを立ち上げることも可能です。
最近は、完成度の高いフリーソフトをダウンロードして使用することができます。

例えば、MacOS上でWindowsを起動することもできます。
MacユーザーでもWindowsのプログラムを起動することができるようになるので、Windows専用のソフトを利用する際に便利です。
当然のことですが、その逆のパターンも可能です。

WindowsXPなどサポートが終了した旧バージョンのWindows用に使用していたパソコンに、Linuxを入れて古いパソコンを再利用する人もいます。
このような場合でもLinuxのシステム上にゲストとしてWindowsのシステムを起動することで、以前に使用していたWindowsのアプリケーションソフトを利用し続けることができます。

最近はモバイル端末専用に、Androidに対応した多くのアプリが開発されています。
Androidのシステムはパソコンよりも能力が劣るモバイル端末向けに設計されていますが、パソコン用のプログラムに匹敵するほどの便利で高機能のアプリが数多く開発されています。

パソコン上の仮想化環境でAndroidを立ち上げることで、Android用のアプリ用のアプリをパソコン上で起動することができるようになります。
パソコン上で安定して動作する無料のエミュレータソフトが配布されているので、誰でも手軽にインストールして使用できます。

パソコン上でもスマートフォンやタブレット端末と全く同じ環境で各種のアプリが起動できるようになれば、移動中の時間を有効活用して仕事ができるようになります。
さらに、パソコン上でもAndroidのゲームを楽しむことも可能です。
最近はパソコンの計算能力やメモリが大幅に進歩したので、簡単にメインのosとは別のシステムを立ち上げることができるようになりました。

仮想化環境を活用すれば、オペレーティングシステムの垣根を越えて1台のパソコンで多くのアプリケーションプログラムが利用できる「万能マシン」として使用することができます。

いろいろな用途に使える仮想デスクトップ


仮想デスクトップとはいくつもの画面を作ることができる機能のことです。

以前はソフトウエアをインストールする必要がありましたが、最近では標準搭載されているOSもあります。

仮想デスクトップで作業効率化を

仮想デスクトップの便利なところは、使う用途によって、区別をつけられることです。

例えば、1台のパソコンで仕事用にエクセルとパワーポイントを使い、個人用にワンノートを使うとします。
その場合、エクセルとパワーポイントとワンノートが1つの画面で開いた状態になるので、仕事用と個人用の区別ができません。

仕事用と個人用を間違わないために仕事の時は仕事用のエクセルとパワーポイントは開き、個人用のワンノートは保存して閉じる。
プライベートの時は個人用のワンノートは開き、仕事用のエクセルとパワーポイントは保存して閉じるようにしなければいけません。
仕事とプライベートを切り替わるたびに、同じ作業をするため、時間がかかります。

仮想デスクトップを使用すれば、仕事用の画面と個人用の画面に分けることができます。
仕事の時は仕事用の画面を開けば、エクセルとパワーポイントが開いた状態で表示されます。
プライベートの時は個人用の画面を開けば、個人用のワンノートが開いている状態で表示されます。

仕事用の画面と個人用の画面の切り替えには時間がかからにようになっているため、プライベートで使用しているときに、仕事用のエクセルを確認したいと思えば、個人用の画面から仕事用の画面にすぐに切り替えることができます。
また、パソコンをシャットダウンしても、次の起動時まで維持されるため、何日もかかる作業でも快適に利用することができます。

つまり1台のパソコンに仕事用のパソコンと個人用のパソコンの2台があるように作業をすることができるのです。
1台のパソコンで仕事用のパソコンと個人用のパソコンの2つに区別しましたが、仮想デスクトップはいくつもの画面をつくることができるので、1台のパソコンで3つでも4つでも区別することができます。

パソコンの使用目的に応じて、いくつもの画面を作っておくと、アプリを開いたり、閉じたりする手間が省け、効率よく使いこなすことができます。
1台のパソコンを家族で共有して使用するのであれば、家族の人数分に区別すれば、それぞれ使いやすいようにアレンジすることもできます。

仮想デスクトップの機能は?

仮想デスクトップのソフトウエアによって多少の違いがありますが、いくつもの画面を作る機能の他に、共有機能、外観カスタマイズ機能、全画面機能があります。

共有機能とは画面を作ることで作業を区別しますが、別画面のデータを共有することができる機能のことです。
例えば、違う画面で同じエクセルデータを開きたいときに、エクセルデータを違う画面に移動することができます。

外観カスタマイズ機能とは壁紙、スクリーンセイバーなどをカスタマイズする機能のことです。
外観カスタマイズ機能によって、どの画面なのか、一目でわかるようになります。

全画面機能とはいくつかの画面を作ったときに、すべての画面を表示させることです。
ウィンドウやモードなどの表示があり、それぞれの表示の並び方や画面の大きさなどを変えることができます。

例えば、3つの作業を並行に行いたいけれども、それぞれの作業をするためには、いくつかのアプリを開かなければいけなく、1つの画面だと混同してしまうため、3つの画面を作って、それぞれの作業を区別します。
そのときに、作業全体を見たいときに全画面機能を使用します。

仮想デスクトップは将来的には新しい機能が開発されることで、ユーザーがそれぞれ使いやすいようにカスタマイズできるようになり、作業効率がもっと良くなることが期待できます。

まとめ


いかがでしたでしょうか。
これで3つの用語についての理解が深まったと思います。

どれもコスト削減や作業効率化に使える便利なものであるため、是非使ってみることをおすすめします。


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