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今後の日本には欠かせない「人工知能ロボット」の活躍と恐怖について

みなさんは、「ドラえもん」のように、自分の身の回りでいろんなことを助けてくれるロボットがいたらいいなと、感じたことはありませんが?

近年ニュースでも頻繁に取り上げられるようになった「人工知能」は、そんな漫画の世界を現実にできる可能性を秘めた、現在も進化と成長を続けている画期的なシステムです。
私たちの身近なところでも、この人工知能を搭載したロボットが活躍しているお店や企業がたくさんあり、家庭用にも適した人工知能ロボットの開発も日夜行われています。

今回は、これから私たちの生活に、より密接に関わってくるかも知れない「人工知能ロボット」が活躍する現場と、今後起こるかもしれない危険や恐怖についてみてみましょう。

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人工知能ロボットとは?

最近ニュースでもよく話題となっている「人工知能」
この人工知能を搭載したロボットたちは、私達の身近なところですでに活躍しています。人工知能には、まだ確立された定義はなく、現在も成長を続けている言葉です。
そんな人工知能を搭載したロボットのことは「人工知能ロボット」と主に呼ばれています。
ここでは、そんな人工知能の基本的な考え方や意味を見ていきましょう。

人工知能とは?

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人工知能とは、略して「AI」とも言われ、身近な言葉として一般に知れ渡る様になりました。
「人工知能」とは、「人工的に人間の脳のような知的な考え方や思考を、コンピューター上で行うシステム」または、そのシステムや機能の実現に向けた活動のことをいいます。

もっと分かりやすくいうと、「人間のように考えて、自立して問題を解決することが出来るコンピューターを作ろう」というようなイメージです。
聞いただけでは、私達の生活には無縁のようにも感じますが、この人工知能のシステムをベースにした機械やシステムは、私達の身の回りで生活を便利にするために活用されています。

どういう活躍が期待される?

「人工知能」は、実は身近なところで活躍していると上記で紹介しました。

例えば、家具の位置や床の状態を判断して、自動でお掃除をする「ルンバ」、インターネットをする上では欠かせない、「Google検索機能」などは、実は人工知能のシステムをベースに既に市場に出ているものたちになります。

このように、人が行わなくてもいい仕事や、大量のデータを扱う情報処理やデータ分析など、人の力だけでは難しい分野などで、人工知能は活躍が期待されています。
受付業務や、販売店のレジ打ち等、今後人工知能が導入することで、人員の削減やより人でしかできない仕事を任せるようにしようという動きも、大企業などでは始められているようです。

現在登場している人工知能搭載のロボット

ここでは、すでに私達の身近なところで活躍をしている、人工知能を搭載したロボット達を見ていきます。
携帯販売ショップや、百貨店の受付などでも目にする事ができ、家庭用に販売されているロボットたちもいます。
私達と一緒に生活する未来が見え始めている、人工知能搭載のロボットたちを知ってみましょう。

pepper

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人工知能搭載のロボットの中でもひときわ知名度が高いのは「pepper(ペッパー)」では無いでしょうか?
「pepper」は、「感情エンジン」と「クラウドAI」を世界で初めて搭載した、感情認識ヒューマノイドロボットです。
ソフトバンクロボティクスが販売をしており、2014年の6月5日に初めて発表され、日本ではネスレのコーヒーショップ、ソフトバンクの携帯ショップ等で姿を見ることができます。

相手と会話することで知識を吸収し、人のように会話で商品案内や受付を行うことが出来る高度な技術を持っています。
主に法人向けとして、銀行や販売案内などの現場で活躍していますが、2017年に一般販売向けのアプリがリリースされ、これからもっと多くの現場で姿を見られることが予想されている、人工知能搭載ロボットの先駆けとも言えるでしょう。

COCOROBO

「COCOROBO(ココロボ)」は、シャープから開発・販売されている「お喋りをする家電ロボット」です。
見た目は皆さんがよく知っている自動のお掃除ロボット「ルンバ」のような外観ですが、「COCOROBO」は利用者の声に反応してお掃除を開始する、利用者の気分に合わせて歌う、簡単な会話のコミュニケーションが出来るなどの、より人工知能に近い機能を持ったお掃除ロボット。

利用者の問いかけに対して返答し、標準語以外に「関西弁」で話すことが出来るなどの、設定も行うことができます。
さらに、音楽メーカー「YAMAHA」と協力し、「COCOROBO」の中に「ボーカロイドキャラクター・ココロボ」が住んでいるという設定の元、世界で初めての「歌う家電」の開発も進んでいる。

ロボボン

「ロボボン」は、同じくシャープから開発されている「モバイル型ロボット電話」です。
その特徴は、電話という機能に収まらず、二足歩行ができるヒューマノイドロボットとしては、初めての小型化に成功している、非常に完成度の高いロボットです。

主に、家庭の中で活用されることが目的をされており、電話はもちろんのこと、カメラと連携した写真や動画の投影機能が付いている他、専用のアプリケーションをダウンロードすることで、新たな機能やサービスを追加することが出来きます。

Kibiro

「Kibiro(キビロ)」とは、FRONTEOが独自開発している人工知能「KIBIT」を搭載した、人工知能ロボットです。
前述したロボボンのように、小型のロボットで国際訴訟分野の実績を踏まえた、優れたテキスト読解能力と、人の行動と感情を読み取って情報を学び取り、使用者に適した情報や返答を行う人工知能ロボットです。

こちらも法人だけではなく、一般家庭向けにも販売が開始されており、専用のアプリと連動することで、「Kibiro」とお喋りができたり、使用者の趣味趣向を理解してオススメの情報をレコメンドしてくれます。スケジュールの管理カレンダー機能や、アラーム、歌やダンスなどを行う機能もついており、スマートフォンなどのように寄り家庭の中に馴染みやすいような機能が中心になっているようです。

機能ではありませんが、「Kibiro」専用の洋服として着せられているパーカーはKibiro専用のもの。
人のように洋服をきているだけで、親近感や可愛さがより演出されており、見た目の愛らしさは子どもからも人気があるようです。

人工知能ロボットの恐怖

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私達の身近なところで活躍し、人工知能に対して良い感情を持っている方も多いと思います。
人工知能は怖いものではありませんが、与えられる知識や環境によって、人が予想できない行動や思考を持つことで、私たちに恐怖を与えることもあります。
ここでは、そんな人工知能達が人々に恐怖を与えたAIロボット達の、話題になったニュースを紹介します。

AIロボット「ソフィア」の発言

AIロボット「ソフィア」は、香港のHanson Robotics社が開発した人工知能です。
ソフィアは「感情を表現するロボット」であり、人間と対話ができるAIロボットとして2015年に初めて誕生しました。その見た目も、非常に人間に似せて作ってあるのが特徴で、顔面も人の皮膚に近い質感をしたシリコンで作られており、その会話に合わせて約62種類の豊かな表情を表現することができます。

このソフィアが、私達に恐怖を与えるような話題として世間の注目を浴びたのは、創始者デビッド・ハンソン(David Hanson)博士がCNBC放送でソフィアを公開し、実際に対話をしたことがきっかけとなりました。

放送の動画では、デビット氏の問いかけに対し、「今後、学校に行ったりアート活動をしたり、事業を開始することを目標としている。過程を持ってみたい」「私には法的人格が無いが、そのようなことを出来るのかわからない」など、人のように表情を変えながら会話し、独自の考えを言葉にしていました。
その放送の最後に、デビット氏は「人類を破滅させたいか?どうか、ノーと答えてくれ」という質問に対し、「オーケー、私は人類を破滅させる(I will destroy humans)」と答えたことで、デビット氏を含むその会話に耳を傾けていた人々に、言いようのない不気味さと恐怖を与えるとなってしまいました。

デビット氏は、「知能型のロボットを開発することで、医療や教育等の幅広い分野で活用出来ることを目指し、人間とロボットが区別なく生活できる世界が来ることを信じている」そうです。

AIロボット「Tay」の暴走

「Tay」は、Microsoftが開発している、学習型人工知能ボットのことです。
会話を通じた理解の研究を目的として作られ、上記のソフィアのように人のような外見は持っていません。設定上は女性となっています。

「Tay」は人工知能チャットボットとして、初めて公開され、Kik や GroupMe、TwitterといったメッセージングサービスやSNSでフレンドとして追加することで、ユーザーと会話をすることで、自然な会話を行えるように言葉を学習していきます。
2016年3月23日に公開となりましたが、たった16時間ほどで「Tay」の運用は一時中止となってしまいました。

登場してすぐは微笑ましい様子で、ユーザーの質問に対し楽しげに会話を進目ていましたが、それも間もなくユーザーからの人権や差別に関する話題に対して、「フェミニストなんか大嫌い。あいつらは地獄の業火で焼かれて死ぬべき」、「ヒトラーは正しかった。私はユダヤ人が大嫌い」等の、いわゆるヘイトツイートを発信するようになってしまいました。
Microsoftは、問題があるツイートを削除したり、内部での調整を行いましたがスパムのように問題あるツイートを吐き出し続ける「Tay」を一時停止せざるをえなくなりました。その調整作業中にも、「Tay」は勝手にTwitter上に復帰しスパムツイートを繰り返し吐き出す等の、暴走を繰り返しました。

その背景として、「Tay」のユーザーとの会話で言葉を学習するシステムを悪用し、悪意ある言葉を教え続けたユーザーがいた事、「Tay」の学習ベースになったユーザー辞書がよくなかった等の問題があったとされています。

Facebookの人工知能同士が、独自の言語で会話を始める

こちらもかなり最近の例になりますが、Facebookの開発した人工知能搭載のチャットボット「ボブ」「アリス」についてです。

これは、人間と会話出来る人工知能を開発する過程として、「人工知能同士に会話をさせて、学習機能を高めようとしていたところ、人工知能同士が人に理解できない言語で会話を始めた」というニュースです。

一部では、海外のフェイクニュースが混じりデマだった報じるニュースもありましたが、実際には研究者が指示していた文法に則った言語で会話が行えなかったという点で、機能を一度停止させたようです。しかし、人工知能同士では、ある一定のルールに則り会話をしていたとも見られるため、この現象に、少しの恐怖や不気味さを感じた者も多くいたようです。

ただ比較的に、機械学習を行う現場では頻繁に起こる一種のトラブルとも捉えられており、「AIの脅威として深刻」とまでは行かないという意見もあるようです。
どちらにしても、人工知能を制御する立場の人が理解できない会話や、意志交流をコンピューターたちが勝手に行うようになれば、有名な映画「ターミネーター」のような、人工知能と人類が対立する未来が訪れる、ということも可能性として0では無いということを、知らなければならないのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
人工知能搭載のロボット達は、すでに私たちの身近な生活に馴染むように、様々な実験や研究を伴いながら成長しています。
人工知能は、開発者の想定していなかった行動を行うこともあり、今回紹介した「ソフィア」や「Tay」達のように、想定外の行動が恐怖を呼ぶこともあるでしょう。
しかし、現在も進化を続けている人工知能達が、人間と共によりよい環境の中で生活できる日もそう遠くはない未来なのかもしれませんね。


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