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わかりやすく紹介!ITエンジニアがとっておくべき役立つ資格3選

近年様々な産業においてデジタル化が進行しており、ITエンジニアの需要はますます高まりを見せています。

ITによる業務に広がりからITエンジニアの資格も非常に多くの種類があり、資格を取るにもその選定や勉強は一苦労です。

持つべき専門性により取るべき資格は異なりますが、ITエンジニアであれば知っておくべき資格もありますし、取っておけば非常に役立つものもあります。今回はITエンジニア、ネットワークエンジニア、建築・設計系のエンジニア向けに、LPIC、Cisco、CADという三つの資格とその試験内容をご紹介いたします。

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①世界標準資格である「lpic」


lpicとはLPI-JAPANが主催している国際的なLinuxの試験です。企業でのLixuxサーバーの導入が増えてきているため、ITの現場ではLinuxの知識が求められており、IT技術者には必須の資格とまで言われています。

試験難易度

lpic試験の難易度は非常に高いといえます。その理由は、試験範囲が広く技術的な試験であることに加えて、問題の形式が選択式問題だけでなくコマンド問題(入力問題)があるためです。

コマンドとは、命令文のことを指します。コマンドは普段操作しているGUI(グラフィカルユーザインタフェース)の画面ではなく、コマンド入力画面でコマンド文を入力します。例えば、「ls -l ファイル名」というコマンドを入力するとファイル名の詳細情報が確認できる、といったようなものです。

lpicの試験はレベル別!

lpicの試験はレベル1からレベル3の3段階に分かれています。レベル毎に難易度も違います。

難易度はレベル1とレベル2が高いです。内容の違いとしては、レベル3で求められる知識は専門的で範囲が狭いのに対し、レベル1とレベル2の試験は範囲が広いことが挙げられます。実務経験者でもある程度勉強をしないと不合格となる可能性が高いでしょう。

独学でlpic試験を受ける時に苦労してしまいやすいのが、コマンドのオプション設定という細かい設定の理解を問う問題です。参考書だけの独学での勉強では、オプション問題を理解するのは難しいと言えます。インターネットで模擬試験を受けることができるサービスがありますので、合格の可能性を高くするためにも正解になるまで何度も繰り返すといいでしょう。

試験範囲や内容は?

レベル1は範囲が101と102に分かれている

101の試験ではLinuxのディスクのレイアウト設計(マウント、スワップ)、ブートローダーの設定、パッケージのインストール、アンインストール、コマンドラインの操作、テキストの編集、ファイル管理、プロセス管理、パルプ、正規表現の知識が問われます。

正規表現については理数系の知識が求められるため文系システムエンジニアにとっては難度が高いので十分な勉強が必要です。

102の試験ではシェル(コマンド対話型)環境の設定やシェルスクリプトでの簡単な条件分岐、簡単なSQL、Linuxでのユーザーインターフェイスの設定、アクセシビリティ(障害者、高齢者向け設定)、ユーザー管理、ジョブのスケジューリング、ローカライゼーションと国際化、システムのログ管理、メール設定、プリンタと印刷の設定、インターネット設定、セキュリティ設定などが求められます。

レベル2は201と202に分かれている

201の試験ではシステムリソースのキャパシティ設計、Linuxカーネルの設定、システムの起動、ファイルシステムの設定、ストレージ管理、ネットワーク設定、システム保守についての知識が求められます。

202の試験ではDNS設定、HTTP設定(Apache、Squid、Nginx)、ファイル共有(Sambaサーバー、NFSサーバ)DHCP設定、PAM認証、LDAP設定、OPENLDAPの設定、電子メールの設定、セキュリティ設定(ルーター、SSH、OPENVPN)が出題範囲です。

レベル3は300、303、304に分かれている

300の試験はSambaでのLinuxとのWindowsを統合できるレベルの知識が求められます。

303の試験はセキュアな設計の知識が求められます。

304の試験では仮想化の知識が求められます。

日本でのlpicの試験を主催しているLPI-Japan(Linux Professional Institute Japan)はホームページ上でLinuxのテスト範囲の情報や模擬テストを公開しています。

試験を受ける前に一度ホームページの内容を見ておくと役に立つはずです。試験の無料セミナーなども実施しているため、サーバー設定業務の未経験者の方はセミナーに参加することもおすすめします。

②ネットワークエンジニアには「cisco」


ネットワークエンジニアを目指す上で、ciscoの資格は非常に大切になってきます。

これは、ciscoがパソコンの中でもサーバー機器関連で業界大手のネットワーク機器メーカーとなっており、多くの企業でもこのメーカーの機器を使っているためです。よってciscoは取得しておくと優遇される資格の一つとなっています。

ciscoは試験が段階的

試験はそれぞれのレベルに合わせて4段階で分かれていて、下位の試験からステップアップをしていくタイプのものとなっています。したがって、いきなり上位の試験を受験することはできません。

まず第1段階はCCENTと呼ばれる試験でネットワークに関する非常に基礎的な理解能力認定している試験であり、最低限の知識を有していることを証明するためのものです。

第2段階はCCNAと呼ばれる試験で、ネットワークに関する基礎レベルを認定している試験になります。元々はCCNAが最も下位の資格だったのですが、比較的難しい内容だったため、さらに下位のCCENTが作られました。

第3段階はCCNPと呼ばれる試験でCCNAの上位試験となっており、能動的に仕事をするためには必要な試験となっています。このCCNPを有していれば1人でも作業ができるレベルであることを証明することができます。

第4段階はCCIEと呼ばれる試験で、最上位の試験となっています。この資格を有していれば日本国内だけではなく海外でも一流のネットワークエンジニアとして評価されます。

ネットワークエンジニアを目指す上で取得を目指している方も多いciscoですが、この4段階の中でも未経験の方が目指すと良いのが第2段階のCCNAになります。先ほどもお伝えした通りCCNAは元々は最下位レベルの内容だったため、エンジニアとしての仕事をするにはCCNAレベルの知識が必要となってきます。

また、CCNAを取得していれば、指示を受けながらであれば作業をこなすことができるレベルと言えるので、未経験で就職や転職をする場合であればCCNAの取得を目指すようにしてください。

そして、CCNAの取得をしたら次にCCNPを目指してみると良いでしょう。CCNPはパブリックネットワークの設計や仕組み、さらにはルーティングなどの深い部分にまでアプローチをしていきます。

最上位段階のCCIEは4種の筆記試験に加えて、ラボでの実機を操作する試験が加わりますので、仕事で経験がある方であっても取得することは非常に難しい試験となっています。

ciscoの受験料や勉強方法は?

これらの試験には当然受験料がかかってきますが、上位段階になればなるほど受験料も高額となってきます。

1番下位のCCENTは15,000円で、第2段階のCCNAは31,595円と下位の試験でも高額となっています。

第3段階のCCNPは4種の試験を行うのですが、1教科で21,420円となっていて3教科で64,264円となっています。最上位であるCCIEに至っては筆記試験は39,690円ですが、ラボ試験に関しては174,825円と桁違いの受験料となっています。

また受験を目指すためには教科書なども購入しなければいけません。その教科書代も1教科あたり1万円程度は掛かってきます。しかし、それだけciscoの資格は評価が高いという証ですので、一流のネットワークエンジニアを目指す場合はぜひ取得してほしい資格です。

勉強方法は、基本的にはネットワークの基礎から始めて仕組みを理解するとともに、特徴を掴みながら問題集を解くのが効果的な勉強方法になります。最終段階のCCIE以外は筆記試験のみとなりますので、問題集をしっかりといておくことが大切です。

③建築や設計などには「cad」


cadはcomputer Aided Design&Draftの略語で、コンピューターを使って設計や製図を行うことのできるシステム・ソフトウェアのことを言います。

これまでは製図用具や筆記用具を使って設計・製図を行っていましたが、コンピューターの普及に伴いパソコンのモニター画面を見ながらマウスを使えば、これらの作業は短時間で行うことができるようになりました。ある程度の基礎知識を身に付けることで、未経験者であってもこれらの作業が行えるようになると言われています。

cadの特徴やソフトの種類

cadの特徴としては、正確に図面を描く際の早さ・綺麗さ、修正の手軽さ、図面はファイル形式でデータとしてメディアに保存できる点等が挙げられます。

ソフトの種類は大きく分けて汎用型と専用型があります。

汎用型は図面を描くことに特化したもので積算は不可能ですが、専用型は省力化や迅速性に特化していて情報をあらかじめ与えておくことで積算や見積書の作成まで自動化することも可能です。

ソフトの種類は千数百以上あるとされ利用目的に合わせて選びます。機械や土木・建築、設備、航空機、自動車、家電業界などで商品開発を行う際や、企画やデザイン方面でこの技術を利用する機会が増えてきており、用途に合わせた幅広い選択肢が用意されています。

三次元のcadソフトを使えばプランニングやプレゼンテーションで画像やアニメーションと連携して説明を行うことも可能になって来ました。また、カタログ制作や書籍の出版においても表現方法が豊かになり、より説明もしやすくなってきたと言えます。

cadの試験に関して

このcadに関する資格は2次元・3次元のCAD利用技術者試験、2次元CAD利用技術者試験基礎などがあり、建築や機械におけるトレース技能審査などが知られています。

そして中でもcad利用技術者試験、は毎年受験者数は3万人から4万人とされています。

この資格はコンピューターソフトウェア協会が実施しているもので民間資格に位置付けられるもので、一定の水準に達している受験者には評価・認定を行い、カテゴリーは筆記試験の2級と実技試験の1級の2つに分かれています。

これは技術保持者の育成と社会的・経済的地位の向上を図り、さらなる産業界の発展に寄与することを目的にしています。

専門技術者として仕事に就く場合も、転職の際にこれらに関連した企業でオペレーターとして働く場合にも、企業内部がIT化してきたことによりこれらの技術が求められるようになって来ました。

こういった専門技術は専門学校や通信教育を通じて学んだり、建築設計事務所や建設関係の会社へ入って技術を身に付ける場合も多いですが、企業においてはすぐにでも使える人材が求められるようになってきているため、なるべくスピーディーに身に着けておくのが良いでしょう。

ちなみに利用技術者試験の建築1級の場合、実技試験の内容はRC造の平面図・立面図・断面図・カナバカリ図、木造の平面図・立面図・断面図、筆記試験の内容は建築製図の知識・設計情報の電子化となっています。

機械1級の場合は実技試験は機構部品の作図、投影図からの作図、適切な数値からの作図、筆記試験は機械製図の知識内容で、試験時間は80分、合格ラインは5割以上とされています。

実務に生かせるものとしてはトレース技士というものがあり、これは厚生労働省認定のもので能力開発協会という団体が実施するものもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

IT技術者には様々な資格が必要ですが、タイプも種類も違います。試験内容をしっかり理解し、一流のIT技術者を目指して頑張りましょう!


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