iPhoneで撮影した写真を加工する目的やバックアップといった理由でパソコンに保存する場合やパソコンに保存している写真をiPhoneに送って友人とSNSで共有といった使い方をされている方も多いのではないでしょうか。
そういった操作を行っていると、どちらかにしかない写真を間違って消去してしまうといった操作ミスも起こり得ますし、それが大切なものであれば大きなショックとなります。
そこで本記事ではiPhoneとパソコンとの間で相互に写真保存する方法や同期させる手順といった情報をご紹介させていただきます。
本記事を参考に、上記のような操作ミスを無くして大事な思い出を手元に残しておきましょう!
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iPhoneの写真をパソコンに保存する6つの方法
では、最初にiPhone からパソコン写真を保存する方法をご紹介します。
いくつかの方法がありますので、使いやすいもしくは現在使っている方法を選択していただく事をおすすめします。
1.「Windowsエクスプローラ」でiPhoneの写真をパソコンに保存する手順
iTunesで自動同期を行わない設定にしたあとに、LightningケーブルでiPhoneとパソコンを接続するとWindowsのエクスプローラ上にiPhoneがデバイスとして認識されます。
そのiPhoneをクリックして画像ファイルを格納しているディレクトリからカット&ペーストしていただければパソコン上に保存する事が可能です。
2.「iCloud」でiPhoneの写真をパソコンに保存する手順
iCloudを介してiPhoneの写真をパソコンに保存する事も可能です。
iPhoneでは「設定」の中の「写真」をタップして「iCloudフォトライブラリ」がオンになっている事を確認します。
設定を確認後、パソコンにインストールされているiCloudにログインし、「写真」をクリックして下さい。
iPhoneにてiCloud上に保存された写真を閲覧する事が出来ますので、パソコンに保存する写真を選択し、画面右上の「写真を選択」をクリックすれば、パソコンに写真を取り込む事が可能になります。
3.「Google Photo」でiPhoneの写真をパソコンに保存する手順
この機能を利用してiPhone上の写真をパソコンに自動的にバックアップさせる事が可能なので、手間を掛けずにiPhone上の写真をパソコンに保存する事ができます。
まず、iPhoneにはGoogle Photoをインストールしてアプリを起動します。
次に写真と動画のアップロードサービスにて高画質を選択して下さい。これはGoogle Photoでのバックアップを容量無制限で利用する為の設定となります。
なお、バックアップ設定にてモバイルデータ通信を利用して写真(動画)をバックアップという項目がありますが、通イ言帯域を大きく消費する可能性がありますのでオフにしていただく事と推奨します。
4.「DropBox」でiPhoneの写真をパソコンに保存する手順
こちらのアプリはiPhoneにインストールしてCloud上の領域に写真等のデータをアップロードして保管するものとなります。
実際の手順としては、アプリ起動後に画面下部に表示される「+」をタップして「写真をアップロード」という項目を選択すると、Cloud上に写真がアップロードされ、その領域にある写真をパソコンからアクセスして保管ができるようになります。
5. 「Google ドライブ」でiPhoneの写真をパソコンに保存する手順
こちらのアプリもiPhoneにインストールを行って、Cloud上の領域に写真等のデータを格納するものとなります。
パソコンに格納する場合は、https://drive.google.com/にアクセス、Googleアカウントでログイン後、必要なデータをダウンロードし保存
します。
6.「iPhoneメール」でiPhoneの写真をパソコンに保存する手順
この方法はiPhoneで利用しているメールに写真を添付して送信し、そのメールをパソコン側で受信・写真をダウンロードして保存します。
この方法は非常にシンプルで分かりやすいのですが、メールに添付するファイルサイズ上限や個々の写真を送るには手間が掛かるといったデメリットがあります。
次ページ:パソコン上の写真をiPhoneと共有する方法
パソコン上の写真をiPhoneと共有する2つの方法
前項までのご説明とは逆にパソコンに保存している写真をiPhoneで共有する場合についてもいくつかの方法がありますので、以下にご説明させていただきます。
1. 「iTunes」でパソコン上の写真をiPhoneと共有する
パソコン上の写真をiPhoneと共有するにはiTunesを利用する事が出来ます。
パソコン上に任意のフォルダ(ディレクトリ)を作成して、そこにiPhoneと共有する写真等をコピーし、iTunesを起動後にLightningケーブルでパソコンとiPhoneを接続します。
iTunes上で接続したiPhoneが認識されると画面上にiPhoneのアイコンが表示されますのでそれをクリックして下さい。
次画面にて写真を同期というチェックボックスがありますので、それをチェック後選択したフォルダを選んで先に作成した任意のフォルダの指定する事で写真の共有が可能です。
この方法で共有する場合にiPhoneにてiCloudフォトがオンになっていると正し<共有が出来ませんので、作業前に設定をオフにしていただく様お願いします。
2. 「AnyTrans for iOS」でパソコン上の写真をiPhoneと共有する
iPhoneをご利用の方でも様々な理由からiTunesは利用したくないと考えらえている方もいる筈です。
そういった方にはiTunesより機能的に充実した「AnyTrans for iOS」を利用して、パソコンからiPhoneへの写真の共有が可能です。
「AnyTrans for iOS」は実質iTunesの代替アプリと言えますが、機能的には双方向でのやり取りが可能であったり複数項目の選択が出来たりするので、iTunesより利便性はかなり向上していると言えます。
基本的にはiTunesと操作イメージは似ていますが、アプリを起動してから「コンテンツを追加」をクリックして共有するファイルを選択後、「開く」を選択するだけでiPhoneと共有が可能となります。
フォルダを別に作成する必要もありませんので、iTunesより手間は掛かりませんのでお勧めできるアプリと言えます。
iPhone上の写真・連絡先等のデータをパソコンの「iTunes」で同期・バックアップする手順
外出先でiPhoneにて撮影した写真は知らず知らずにかなりの量になっている事がありますので、溜まりすぎないようにパソコンにバックアップしておく事がiPhoneを快適に利用するには望ましいと考えます。
本項ではiTunesを利用してiPhoneから写真をパソコンにバックアップする手順をご説明します。
1. iTunesで自動同期設定を解除する
まず、iTunesの自動同期設定の解除を行います。
手順としては、iTunesを起動して編集から設定と進みデバイスを選択すると、「iPhone、iPod touch、およびiPadを自動的に同期しない」という項目があるので、そちらをチェック・OKをクリックすると自動同期が解除されます。
2. iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続する
Lightningケーブルを利用して、iPhoneとパソコンを接続します。
後述しますが、ケーブルのコネクタ近くで被覆が剥がれている、もしくは内部が見えているケーブルは正常接続出来ない場合が考えられますので、別のものに交換される事をおすすめします。
3. iTunesの概要の「今すぐバックアップ」を選択する
Lightningケーブルで正常に接続され、iPhone が iTunes に認識されると、iPhoneのアイコンが表示されます。
そのアイコンをクリックして概要の[今すぐバックアップをクリックいただければ、iPhoneのバックアップが即時実行されます。
バックアップ完了時はiTunesの画面上部にアップルのロゴが表示されます。
次ページ:iPhoneをパソコンが認識しない、写真が取り込めない時の対処方法
iPhoneをパソコンが認識しない、写真が取り込めない時の対処方法
基本的にはLightningケーブルでiPhoneとパソコンを接続すれば、iTunesもしくはそれに準じたアプリケーションにてデバイスとして認識されますが、いくつかの原因で正しく認識しない時があります。
どのような問題が発生するかとその対処法について、以下にご説明させていただきます。
1. 「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」を削除して再スキャンする
システム上のデバイス認識に何等かの問題がある場合には、既に定義されているシステム上のデバイスを一回削除して再認識させる事で問
題が解決する事があります。
Windowsパソコンでのデバイスマネージャーから[ユニバーサルシリアルパスコントローラー]を選択して、展開していただくと「USBルートHUB」という項目が複数ありますので、そちらを削除してパソコンを再起動する事で再スキャンが行われてUSBの問題が解消出来る場合があります。
但し、パソコンの基盤上にキーボード・マウスのPS2ポートが無い場合には最低1つの「USBルートHUB」は残して下さい。
2. パソコンの再起動・OSのアップデートを実施する
パソコンにはOSからシステム用タスク、ユーザーアプリケーションといった多数のプログラムが動作していますので、特定のタイミングでは相互にあまり良くない状態になってしまう事があります。
よくメモリの競合等で発生するフリーズ等が良い例ですが、ユーザには感知できない内部的なエラーで一部機能不具合が起きる可能性もあります。
こういった状態ではユーザでは原因究明が難しいのですが、動作中のプログラムやタスクをいったんきれいに消去する事で正常動作に戻る場合が多くみられますから、こういった場合にはパソコンの再起動を行ってみて下さい。
また、ごくまれですがOSのバグ等で特定の動作をすると不具合が発生するといった状況では、個別のパッチ(修正プログラム)を適用する事で問題が解消する事があります。
3. iPhoneの再起動・OSのアップデートを実施する
iPhoneでも前項と同等の問題が発生する事がありますので、原因がよく分からない動作不具合や応答遅延といった問題であればiPhoneの再起動を行う事で解消する場合が多いのではないかと考えます。
iPhoneにはパソコンOSのような修正パッチの提供はあまり聞きませんので、制御ソフトウェアのiOSバージョンアップはApple社からの通知があったら出来る限り早めに対応いただく事をおすすめします。
4. 接続するUSBケーブルを変更する
iPhoneとパソコンの間を接続するLightningケーブルが内部断線等の不具合を起こして正しく接続出来ないといった問題には、他に実績のあるケーブルと交換していただく必要があります。
こういった物理的な問題が起因して正しく接続出来ない場合は比較的多く発生しますので、問題解決手段としては最初に対応していただく事とおすすめします。
なお、不完全な接続状態でも通信の問題が生じる可能性がありますので、ケーブルの接続は確実に行っていただきます様お願いします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
iPhoneとパソコンとの間で写真をどのように共有できるか、どういった手順やアプリケーションを利用出来るかという観点でのご説明と問題が起きた場合の対象方法についてご紹介させていただきました。
iPhoneで撮影した写真は放っておくとすぐに溜まってしまいます。
意識的にパソコンもしくはCloud上の領域に退避しておけば、もしiPhoneに致命的な障害で復旧不可能になっても大切な写真等を無くさずに済みますので、こちらでご紹介した方法でバックアップ・共有しておく事を強く推奨させていただきます。
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