Home / iPhone / Apple payとどう違う?iPhoneでおサイフケータイ代用方法3選

Apple payとどう違う?iPhoneでおサイフケータイ代用方法3選

iPhoneで「おサイフケータイ」を使えないでしょうか?

Applepayが利用できるようになり、ようやくiPhoneを使った決済が広がる気配が見え始めました。一方、Androidで利用されている「おサイフケータイ」は、その高い利便性で、端末選びの際の条件にあげる人もいます。

電子マネーを使って買い物する、交通機関のチケットをとる、ポイントカードや会員証機能、その名の通り、おサイフ代わりとしてとても重宝するものになっています。ガラケー時代からの仕組み、ということもあり、そのへんからも一日の長はあります。

ApplePayも今後サービスを広げていくと思いますが、やはり「おサイフケータイ」を利用したい、というiPhoneユーザーも多いかと思います。そこで、今回は新たにサービス開始されたApplePayについて解説しつつ、「iPhone+おサイフケータイ」の可能性について追求していこうと思います。

スポンサードリンク

おサイフケータイとApple payの違いとは

「おサイフケータイ」も「Applepay」も、「FeliCa」という技術に基づいた決済サービスである、という点ではどちらも同じ類いのものといえるでしょう。

「FeliCa」はソニーが開発した非接触型IC通信機能、具体的に言うと、ICカードをリーダーにタッチすることでデータの読み書きを行う、という仕組みのことをいいます。

非接触IC通信機能は、FeliCaの他にも国際的規格としてNFCというものがあり、Applepayはこちらを採用していました。しかし、2016年、日本向けとしてFeliCaを採用したサービスを開始しました。

どちらのサービスも、この技術に基づいて、端末一つあれば財布を持ち歩かなくても(現金がなくても)あらゆる支払いに簡単に対応できますよ、というコンセプトになっています。

では、何が違う?といえば、大きく言えば、サービスを行っている箱(AndroidかiPhoneか)と扱っている内容が違う、ということになります。このことを念頭に、これらのサービスについて解説していきます。

電子マネーでの対応の違いは?

どちらのサービスでも、使う機会が多いのがこの「電子マネー」でしょう。

電子マネーには、前払い式のプリペイドタイプ(楽天Edyやnanaco、WAON、交通系のSuica、PASMOなど)と引落式のポストペイタイプ(iD、QUICpay)があります。ポストペイタイプの電子マネーについては、おサイフケータイ、ApplepayともにiDとQUICpayの両方を使えるようになっています。

しかし、プリペイドタイプになると、おサイフケータイの方が豊富なラインナップとなっています。現在のところ、Applepayで利用できるのは交通系のSuicaのみとなっています。

おサイフケータイの方は、Suicaのみならず、前述の楽天Edy、nanacoをはじめとして、コーヒーショップ大手スターバックスが独自で発行しているモバイルスターバックスカードも利用できるようになっています。

交通系マネーでの対応の違いは?

電子マネーのところで触れたように、Suicaについては、どちらでも利用できるようになっています。

チケットとして使えるのはもちろん、モバイル版の特徴である「(券売機などを通さず)どこでもチャージできる」「特急券の発行」「グリーン券の購入」などについても、同じように利用できます。

ただし、チャージについては、おサイフケータイには「対象銀行からのチャージ」といって、ネットバンキング契約している銀行から直接チャージできる機能があるのに対し、Applepayではこれがありません。現金・クレジットカードからのみになります。

ポイントカードや会員証での対応は?

おサイフケータイでは、電子マネー以外にも、各種ポイントカードや会員証なども利用できるようになっています。

有名なところではTSUTAYAグループのTポイントカードや、ヨドバシカメラのヨドバシゴールドポイントカード、ローソンのPontaカード、ユニバーサルスタジオジャパン、ヤマト運輸のクロネコメンバーズなどがあります。

Applepayの方では、残念ながらこれらに関する対応はなされておらず、将来的に導入されるかどうかもアナウンスはされていません。

次ページ:登録の仕方を比べる

登録の仕方を比べる

おサイフケータイも、Applepayも、クレジットカードを登録してチャージを行います。

おサイフケータイの場合は、以下の手順でカード情報を登録します。

  1. クレジットカードの発行会社に利用申込
  2. カード会社よりアクセスコード配布。確認を行う
  3. カード情報登録

おサイフケータイでは基本的にはそれぞれのサービスに対して専用のカードを登録することになります。例えば、iDをチャージするためにはその専用のカードを登録し、Suicaをチャージするにはまた専用のカードを登録する、ような形になります。

一方、Applepayの場合は以下のようになります。

  1. 現在使用しているクレジットカードをiPhone搭載のカメラで撮影、認証
  2. カード会社よりアクセスコード配布。確認を行う
  3. カード情報登録

Applepayの場合には、サービスごとに専用カードを用意する必要はありません。極端なことをいえば、現在使用しているお気に入りの一枚で、iDからSuicaのチャージまで全てのサービスに対応することも可能です。

セキュリティ対応を比べる

おサイフケータイやApplepayは便利な反面、端末をなくしたりしたら?端末の所有者でない第三者が悪意をもって操作するのでは?情報が外部に漏洩するのでは?という不安がつきまといます。

おサイフケータイでは、

  1. 端末側にロックをかけ、所有者以外が利用できないようにする。
  2. サービス提供者に連絡して、使用停止措置をとる。
  3. 紛失した際に各キャリアで本体の使用停止措置をとる。

などを行っています。一方、Applepayでは

  1. iD、QUICpay利用の時にはTouch IDで指紋認証(iPhoneXの場合はfaceIDで顔認証)を行う。
  2. 登録したカード情報は、ストレージ領域ではなく専用のSecure Elementという領域に保存され、外部から情報を取り出すことができない。また、デバイスごとに固有のアカウント番号(クレジット番号を乱数処理)で置き換え、漏洩してもカード番号がわからない。
  3. 紛失した場合、icloud.comから一時停止もしくは削除ができる(リモートワイプ)。

となっています。

ちなみに、Suica利用時などは、認証なしの「エクスプレスカード」機能が利用できるので、そのまま改札を行き来することができます。

Applepayの注意点

iPhone版の「おサイフケータイ」とも呼ばれるApplepayですが、利用する前に知っておくべき点があります。

改札や店舗で利用可能なのはiPhone7以降の機種

Webでの決済であれば、iPhone5や6シリーズでも利用可能ですが、Suicaを利用して電車に乗ったり、実店舗で買い物したりする場合には、iPhone7以降の機種であることが必要となります。
理由は前述した「FeliCa」にあります。

日本でApplepayを展開するため、FeliCa技術を導入したiPhoneですが、それが7以降の機種である、というわけです。

もし、5や6でSuica利用や実店舗での買い物をしようとするなら、後述の「裏技」を利用することになります。

「VISA」は店舗利用のみ、登録できないカードも

クレジットカードの国際ブランドとして名高い「VISA」ですが、Applepayでは利用できないこともあります。

実店舗での買い物には利用できますが、Webでの利用はできないのが現状です。また、Suicaのチャージにおいても、VISAブランドではできないようになっています。

2018年7月時点で、Applepayにおいて、Web・実店舗ともに利用できるブランドとしてあげられているのは、JCB、MasterCard、アメックスの3つとなっています。それ以外のブランドのものは、登録もできないことがあるので注意が必要です。

Applepayに登録できるカードについては、各カード会社のWebサイトに掲載されていますので、参考にしてください。

「クレジット決済」ではない

クレジットカードを登録して買い物をすることができるので、Applepayを「クレジット決済」と勘違いしてしまいがちですが、実態は違います。

ポストペイタイプ電子マネーである、iDやQUICpay、プリペイドタイプ電子マネーSuicaのシステムを通して決済しているものです。

実店舗において買い物する際は、「iD」「QUICpay」「Suica」に対応していなければ、JCBやMasterCardなどが利用可能になっていても、Applepayは利用できない、ということになります。

次ページ:iPhoneでおサイフケータイ代用①ICカードホルダー付きのカバーを装着

iPhoneでおサイフケータイ代用①ICカードホルダー付きのカバーを装着

ここまで、おサイフケータイとApplepayについて、どのようなものか簡単に解説してきましたが、ここからは、iPhoneをおサイフケータイが入っているようにするための裏技(代用)について、解説していきます。
まずは、最もアナログ的で、最も安上がりな方法から。

それは、iPhoneにICカードホルダー付きのカバーを装着する方法です。

ICカード本体をカバーに入れて持ち歩く

iPhone用カバーで、ICカードが入れられるものは各社から様々な種類が発売されています。

Amazonなどで探すと、おおよそ3000円前後の価格で販売されていました。カードホルダーに、例えばSuicaを入れれば、改札の行き来や店舗での買い物の際にそのまま使うことができます。

オートチャージ式のSuicaであれば、チャージのために取り出すことも少なくて済みます。

バッテリー切れでも心配ない、というメリットも

特にSuicaを利用する場合、本家のおサイフケータイでは、バッテリー切れのため利用できなくなった、ということがよく聞かれます。

改札内に入ってしまってから切れた場合など、JRのアナウンスでは、「現金払いで出場してもらう」ということになっています。

カードホルダー付きカバーなら、そういうトラブルは起こりようがありません。古いiPhoneで、バッテリーの持ちがイマイチ、という方でも安心です。

利用できるカードは一枚のみ

この方式の最大のデメリットは、いうまでもありませんが、利用できるカードは一枚のみ、ということです。

カードホルダー自体には2枚、無理すれば3枚でも入るかもしれませんが、肝心の読み取りの際にエラーになること必至です。普段、利用しているカードは1枚だけというような方なら問題ありませんが、それ以外の方には少し苦しい方法かもしれません。

iPhoneでおサイフケータイ代用②おサイフケータイジャケットを利用

スマートフォン スマホ iPhone レザー カバー ケース 入れ物 ビジネス 仕事 おしゃれ スタイリッシュ カード入れ スマホケース 携帯 電話 携帯ケース 木目 机 デスク テーブル カメラ レンズ 後ろ 背中 裏側 四角 ブラック 黒 ブラウン 茶

かなり「本家」に近づけられる方法が、この「おサイフケータイジャケット」を利用する方法です。Panasonicが製造し、NTTdocomoから販売されているデバイスです。

カードホルダー付きカバーを使う方法に比べると、格段にコストアップとなりますが、7以下のiPhoneを利用しているユーザーで、実際にこの方法を使って「おサイフケータイ」を利用している方も少なくありません。

専用デバイス+アプリで「おサイフケータイ」を再現

おサイフケータイの本家・NTTdocomoから発売された物なので、ある意味で「公式」ツールといえます。おサイフケータイ機能のみを取り出したデバイスを介して、iPhone上で再現できるようにしたのがこのツールです。

使い方は、iPhoneと専用の収納ケースの間に、このおサイフケータイジャケットを挟み、事前にApp Storeからダウンロードした専用アプリ「おサイフリンク」を使い、リンクさせます。あとはクレジットカード登録など各種設定を行えば、iPhone版おサイフケータイの完成です。

iPhoneとの接続はBluetoothで行い、1回の充電で約2カ月ほど起動します。

docomoユーザー以外でも利用可能

NTTdocomoから販売された、ということで、キャリアがdocomoでなければ利用できない、と思いがちですが、他のキャリアの方でも利用可能です。ソフトバンクでも、auでも大丈夫です。

「本家」の完全再現とまではいかずに……

このデバイスを利用すると、iD、QUICpay、楽天Edy、ヨドバシゴールドポイントカード、ANAスマートフォンskipサービス、が使えます。

使えるサービスはこれだけ。本家の対応サービスの数に比べると、圧倒的に少ないのがわかります。

iD、QUICpay、楽天Edyの3つが使えるので、ショッピングなどでは重宝すると思われます。しかし、交通系は全滅。ポイントカードもヨドバシのみ。

本家の完全再現とはほど遠い状態ではありました。さらに悪いことに、このツールは生産終了しており、市場に出回っている分のみ、になっています。

後継機種の情報はdocomoからもPanasonicからもアナウンスされていないので、これで打ち止めの可能性が高いと思われます。もし利用したいという方は、早い者勝ち、になるのではないでしょうか(※本体販売価格5000円でしたが、既にAmazonなどでは29800円にまで跳ね上がっています)。

次ページ:iPhoneでおサイフケータイ代用③クレジットカードで代用

iPhoneでおサイフケータイ代用③クレジットカードで代用

タッチで支払い、というと、nanacoやWAONといった商業系電子マネーや、SuicaやPASMOの交通系電子マネーを思い浮かべる方が大半だと思いますが、クレジットカードのなかにも、これらと同じ機能をもったものがあります。

SuicaやPASMOの一体型クレジットカードは比較的知名度が高いですが、それ以外にもいわゆるiDやQUICpay機能のついたクレジットカードなどがそれにあたります。これらを➀のホルダーに入れておサイフケータイの代用とします。

初心者におすすめ!iDもQUICPayも両方使えるカード

実店舗での利用において、多くの店舗で利用できるのがiDやQUICpay。しかし、クレジットカードに搭載されるとなると、そのブランドや運営会社により、どちらかに限定されることも。

中には両方のサービスに対応しているカードもあります。

有名なところでは、年会費永久無料の「オリコカードTHE POINT」や、初年度年会費無料(ただし1回以上のカード使用により次年度も無料)の「セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード」があります。

iDもQUICpayもどちらも使えるので、これらの電子マネーサービスが対応可能な店舗のほとんどを網羅できることになります。どちらのマネーがいいのかわからない初心者の方にもおすすめできます。

どちらか1つなら、選択肢も豊富に

別に両方ついてなくていい、という場合にはかなり幅広い選択肢を持つことができます。

iDもしくはQUICpayでのショッピングを中心に考えるなら、スタンダードなところでは「三井住友VISAクラシック」「JCB一般」本家docomoが発行する「dカード」などがあります。

より本家に近づけるという点では、WAONも使える「イオンカード」やANAの利用やSuicaも使える「ANA VISA SuicaカーIdなども魅力的といえるでしょう。他にもかなり多くのカードでiD、QUICpayへの対応が実施されています。

おサイフケータイ、Applepayのどちらにもない「PASMO」搭載も可能

このクレジットカード代用法では、おサイフケータイ・Applepayのどちらにもないパターンを作り出すことも可能です。それが「PASMO一体型カード」の利用です。

首都圏の私鉄・地下鉄各社が関わる交通系電子マネー「PASMO」は、Suicaと互換性をもち、他の交通系電子マネーと同様全国各地で利用できるようになりました。

このPASMO一体型のクレジットカードはかなり早くから発行されており、代表的なところでは東京メトロ発行の「To Me Card Prime PASMO」などがあります。現在おサイフケータイでもApplepayでも、交通系電子マネーで対応しているのはSuicaのみなので、逆にオリジナル色が出せるという点では面白いのではないでしょうか。

まとめ

おサイフケータイを追う形で日本上陸したApplepayですが、今のところその内容はまだまだ発展途上、といったところでしょうか。

今後、Appleとサービス提供各社の交渉次第でこれも改善していくと思われますが、それまで我慢できない、という人は今回ご紹介した代用策を試してみるというのも1つかと思います。

ただ、価格・通信費の安いSIMフリー携帯の普及、という面もありますので、場合によってはAndroid端末を購入する、というのも手かと思います。いずれにしろ、今回の内容を参照して、Betterな方法を考えるきっかけとなれば幸いです。


スポンサーリンク