
確か初代iPhoneって、iPodに電話やインターネットの機能を付けました的な売り込みだったと記憶しています。そんなこともあって、現行のiPhoneも音楽プレーヤーとして優秀ですし、最大限活用したいところです。iTunesを使えば曲をダウンロードしたり、CDを取り込んでiPhoneで聞いたりできるのですが、自作のMP3ファイルや、語学サイトからダウンロードしたMP3をiPhoneで聞きたい、といったこともあるかと思います。
ここではMP3ファイルをiPhoneへ取り込む方法と、再生方法についてご説明いたします。実は、取り込み用ファイルは多々あるのですが、ここでは最も一般的な、iTunesを用いた方法をご説明いたします。
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今回使用しているデバイスやソフトウエア
今回使用しているデバイス・ソフトウエアは下記です。バージョン違い等により若干操作が変わる可能性があります。
- iPhone : iPhone5c、iOS 9.3.5
- PC : Windows Vista
- iTunes : バージョン 12.1.3.6
MP3をiPhoneに取り込む
1.下準備
英語などの語学本は、音声CDが付いているのが普通でしたが、最近はCDが付属しておらず、音声データはサポートサイトからMP3をダウンロードしてください、という形式が徐々に増えてきています。そこで今回はサンプルデータとして、こちらを使うことにします。iPhoneに取り込んで、通勤時間に聞くことにします。
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- 1)まずは、サポートサイトよりMP3データをダウンロードして、どこでもよいので解凍しておきます。
- 2)iTunesを起動します。
- 3)「マイミュージック」画面にします。
- 「プレイリスト」でも問題ありませんが、複数曲を転送する場合、「マイミュージック」画面が扱いやすいと思います。
2.iTunesにMP3を追加
iTunesのライブラリに取り込みたいMP3データを登録します。まずは、ファイルを一つだけ転送してみます。
- 1) ファイル→ファイルをライブラリに追加→追加したいファイルを選択すると、ファイルを選ぶウインドウがでてきますので転送したいMP3を選択し、「開く」を押します。
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- 2)「最近追加した項目」を確認
- 先ほど指定したMP3が追加されています。
3.MP3をiPhoneに転送する
- A.iPhoneとiTunesを同期させている場合
- iPhoneをPCに接続するだけで自動で転送されます。ただし、今回取り込みたい曲以外も転送されることがありますのでご注意ください。
- B.iPhoneとiTunesを同期させていない場合
- すべて手動設定で行います。多少手間はかかりますが、取り込みたいMP3のみを転送できます。
- 【手順】
- 1) iPhoneをPCに接続すると、iTunesウインドウの左上に「○○のiPhone」というポップがあがり、iPhoneのアイコンが追加されます。これがないと転送できませんので、現れない場合は接続を再確認してください。
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- 2) 転送したいファイルまたはアルバムを1回クリックすると、アイコンが大きくなり、詳細情報(赤枠部)が出てきます。
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- 3) 丸に…のところ(下記小さい赤枠)を押すとメニューが表示されますので「追加」を選択し、シングルクリック

- 4) 「○○○のiPhone」を選択します。
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- 5) 転送が始まります。終わるまでケーブルを抜いたり、電源を落としたりしないでください。
- 時間がかかる場合があります。途中でやめると中途半端に転送されたりしますのでご注意ください。
- 6) iPhoneの「ミュージック」を起動し、「My Music」をタップすると曲が転送されていることが確認できます。
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- 【複数曲をフォルダごと追加】
- アルバムなど、複数曲をフォルダごとライブラリに追加します。
- ファイル→「フォルダをライブラリに追加」→追加したいMP3が入ったフォルダを指定
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再生する
再生方法
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- 1) iPhoneの「ミュージック」を起動します。
- 2) My Musicを選択します。
- 3) 転送した曲が見つかりますのでタップすると再生が始まります。

- 4) 画面下のほうに出ている曲名のところ(上記画像の赤で囲んだところ)をタップするとその曲だけが表示され、下記のようになります。
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複数ファイルをフォルダごと転送
複数曲を一度に取り込みすることもできます。手順はファイル一つだけのときとほとんど同じですので詳細は省略しますが、iTunes上で「ファイル」→「フォルダをライブラリに追加」を選択します。該当フォルダを指定したのち、「フォルダの選択」ボタンを押します。

他はファイル一つのときと同じです。iTunesへの取り込みが終わるとこんな感じです。複数ファイルがまとめられて見やすくなっています。全部で7曲入っていますね。

これで聞けるようになりましたが、「不明なアルバム」となっているのがなんとなくイヤですね。これはWindowのファイル名変更と同じようにして、変えることができます。長クリックして、下記のごとく反転表示させてから編集します。

iTunesとiPhoneを同期させないようにする
iPhoneとPCのiTunesを同期設定させておくと、USB接続した際に、iTunes内のMP3が自動で取り込みされます。便利といえば便利ですが、iPhoneに入れたくないMP3やアルバムも勝手に転送してしまいます。iTunes上のデータ数が多いと、同期自体に結構な時間がかかりますし、iPhoneのストレージ残量が少ないときなど、全データを入れられると困ることもあるかと思います。
同期設定をOFFにしておき、必要時に手動で転送させたほうが便利な場合も多いので、その設定方法をご紹介します。なお、この設定はすべてiTunes側より行います。
- 【iTunes側の設定】
- 1)編集→設定→「デバイス環境設定」画面→「iPad、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」のチェックを外します。
- 【iPhone側の設定】操作はiTunesより行いますので注意してください
- 2)iPhoneを接続し、iPhoneアイコンをクリックしてiPhoneの情報を出します。
- 3)「オプション」項目の「このiPhoneを接続しているときに自動的に同期」のチェックを外す
- 4)「Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期」のチェックも外す
- これで、手動で操作しない限り同期しなくなります。
画像や歌詞を設定する
取り込んだそのままの状態でも、MP3を聞く分には何の問題もありませんが、画面表示が素っ気ないのでちょっと見栄え良くしましょう。フォルト状態では全部音符マークなので、曲が増えてくると聞きたいものを探すのも大変ですし、目で見て選びやすくしましょう。なにより、画像や歌詞があった方が華やかです!
- 【アルバム画像】
- 1)アルバムの音符のところを右クリック→「プロパティ」を選択
- 2)「アートワーク」を選択、左下の「アートワークを追加」ボタンを押し、画像をえらんで「開く」
- こんな感じになります。アルバム名も変更しました。
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- 【歌詞】
- 1)アルバム内の1曲だけ右クリック→「プロパティ」を選択
- 2)「歌詞」を選択、ボックス内に入力→「OK」
- 編集中の画面は下記のような感じです。サンプルがサンプルなので歌詞ではありませんが…英語を聞きながら文章を見ることができ、いい感じです。歌なら、歌詞サイトを探せば手入力せずとも見つかるかもしれません。今回はなかったので、本を見て手入力しました。
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- 下記はiPhoneで再生中の画面ショットです。画面をタップすると歌詞表示に切り替わります。なお、テキストは「中央揃え」しかできません。
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まとめ
MP3ファイルをiPhoneに取り込む方法と、再生する方法についてご説明しました。再生についてはさほど難しくないと思います。取り込みについても、慣れればそんなに難しくはありませんので、上記に沿って一度挑戦していただければと思います。前述の通り、iPhoneとiTunes同期させていると意図せぬ取込が発生したりしますので、同期は切っておくことをお勧めいたします。
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