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【iCloud】iPhoneで利用できるクラウドサービス「iCloud」の使い方まとめ

iPhoneで利用できるクラウドサービス「iCloud」についてご存知でしょうか?

クラウドサービスは、Web経由でデータ管理やソフトウェアを提供するもので、最低限の環境さえ整えばどの端末からも同じようにサービスを受けられるというものです。

「iCloud」も同じようにWebを通じて様々なサービスを受けられるようになっていて、多くのユーザーが利用しています。

特筆すべきは、開発・運営がApple社というだけありiPhoneとの親和性は高いということ。

今回はApple社が提供するクラウドサービス「iCloud」について解説していきます。

まだ「iCloud」に触れたばかり、という人を念頭にその使い方や仕組みなどをできるだけわかりやすく解説していきたいと思います。

iPhoneをより高度に使いこなすためには必須といえる「iCloud」について、一緒にみていきましょう。

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iPhoneで利用できるクラウドサービス「iCloud」とは?

「iCloud」はApple社が提供しているクラウドサービスで、メール、カレンダー、写真といったデータをインターネット経由で保存・運用できるというものです。

Apple社のスマートフォン「iPhone」、そしてApple社のコンピュータ「Macintosh」だけでなく、Windowsでも利用できます。

また、他の端末間で同期を行うことで、常にリアルタイムでのデータを閲覧・操作することができます。

「iCloud」を利用できる端末条件

「iCloud」を利用できる端末の条件は以下のようになっています(2018年10月現在)。

iOS端末(iPhone・iPad)
最小:iOS 5以降、iPhone 3GS以降、iPod touch(第3世代以降)、iPad Pro、iPad Air以降、iPad以降、iPad mini以降
推奨:iOS11以上 iOS 用 iWork (Pages 2.5 以降、Numbers 2.5 以降、Keynote 2.5 以降)
Mac
最小:OSX Lion 10.7.5以降  iTunes 10.5.1以降  Safari 5.11~  Firefox 27 Google Chrome 35以降
推奨:macOS High Sierra以上 iTunes 12.7  Safari 9.1 以降、Firefox 45 以降、Google Chrome 54 以降  Mac 用 iWork (Pages 5.5 以降、Numbers 3.5 以降、Keynote 6.5 以降
Windows
最小:Windows7以降
推奨:Windows10 Windows 用 iCloud 7 iTunes 12.7  Outlook 2010 〜 Outlook 2016  Microsoft Edge、Firefox 45 以降、Google Chrome 54 以降 (デスクトップモードのみ)

Appleから提示されている「最小」の条件をクリアしていたとしても、iCloudの機能はほとんど利用できないと考えたほうがいいと思います。

他のアプリでは既にこの条件でのサービスを打ち切っている、という現実もありますので、実際には「推奨」を最低条件としてみたほうが確実にサービスを利用できます。

「iCloud」の料金体系とストレージ容量

「iCloud」はストレージの容量に連動した料金体系となっています。

5GBまで 無料

有料プラン
50GB・月額130円
200GB・月額400円
2TB・月額1300円

登録すると5GBまでのストレージが確保されますが、これが無料となっています。

この範囲内で利用し続ければずっと無料になります。

しかし実際には、バックアップや写真・ビデオの増加、アプリダウンロードなどを続けていくうちにこの範囲は超えてしまいます。

その際には、データの削除を行うか、プランをアップグレードするか、になります(後述:「iCloud」のストレージ容量を管理する)

「iCloud」の初期設定方法

「iCloud」を利用するためには初期設定が必要です。

その初期設定を行うにあたり、必要になるのが「Apple ID」です。

このApple IDを利用することにより、あらゆる異なる端末を超えて、同じサービス内容を受けることが可能になります。

ここではiPhoneで初期設定するにあたり、ID未登録、登録済、と分けてその設定の流れを追っていきます。

Apple ID未登録

①「設定」→「iCloud」をタップ
②「Apple IDを新規作成」をタップ
③「生年月日」を設定→「次へ」をタップ
④「姓名」を入力→「次へ」をタップ
⑤「現在のメールアドレスを使用」・「無料のiCloudメールアドレスを入手」、どちらかを選びタップ
※ここでは「現在のメールアドレスを使用」としておきますが、「iCloudメールアドレスを入手する」でも可能です。

⑥「パスワード」を入力 8文字以上、アルファベット大文字・小文字1つ以上使用→「次へ」をタップ
⑦「セキュリティ質問」 本人確認のための質問を作成します。「質問」「答え」を入力→「次へ」をタップ 3問分の質問・答えを入力
⑧「利用規約」→「同意する」をタップ

Apple ID登録済み

①「設定」→「iCloud」をタップ
②「Apple ID」「パスワード」を入力→「サインイン」をタップ
③「セキュリティ」2ファクタ認証の設定画面表示→「続ける」をタップ
④「電話番号」電話番号の確認画面表示 SMSもしくは電話番号を確認→「続ける」をタップ
⑤「パスコードを入力」iPhoneのパスコードを入力
⑥「このデバイスを位置情報の共有に使用しますか?」→「今はしない」「使用」を選択してタップ
⑦「このiPhoneのSafariデータと連絡先をiCloudにアップロードして結合します。」→「結合」「結合しない」選択してタップ
⑧「”iPhoneを探す”有効」ポップアップ表示→「OK」をタップ

次ページ:iPhoneで利用できるクラウドサービス「iCloud」の使い方

iPhoneで利用できるクラウドサービス「iCloud」の使い方

ここからは「iCloud」の具体的なサービスをみていきます。

どれもiPhoneで利用できるようなものになっていますが、iPhone単体だけでなく、WindowsやMacを利用しなくてはならないものもあるので、それらもあわせて説明していきます。

「iCloud」でiPhoneのデータをバックアップする

故障に備え、あるいは来るべき機種変更のため、データのバックアップが推奨されているiPhoneですが、これまではiTunesを介したり、パソコンと直接接続してデータを転送したり、と作業が比較的面倒でした。

しかし、「iCloud」の登場以降は、簡単に、しかも自動的にバックアップできるようになりました。

バックアップの手順は以下のようになります。

①「設定」→自分の名前をタップ

②「iCloud」をタップ

③「iCloudバックアップ」をタップ(デフォルトはオフ)

④「iCloudバックアップを開始」→「OK」をタップ

⑤「バックアップ機能をオンにしています…」

⑥「今すぐバックアップを作成」をタップ

⑦「バックアップを作成中…」が表示

⑧「最後に作成されたバックアップ:(バックアップした時間)」表示

「iCloud」でiPhoneのデータを復元する

前述したとおり、「iCloud」の登場によりiPhoneのデータのバックアップは以前よりかなり楽になりました。

ここでは何らかの要因でデータの一部が破損した、動きがおかしい、といったiPhoneの修復目的でのデータ復元手順を示していきます。

①「設定」→「一般」をタップ
②「リセット」をタップ
③「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
④パスコード入力
⑤「写真とデータをiCloudにアップロード中です」が表示→「アップロードを完了してから消去」「今すぐ消去」選択してタップ
⑥「項目をiCloudにアップロード中」が表示
⑦「iPhoneを消去」をタップ→初期化開始→再起動

「iCloud」で新しいiPhoneへデータを移行する

ここではiPhoneの機種変更後、これまでのデータを移行する手順を示していきます。

どのiPhoneもそうですが、新しいiPhoneは起動するとまず最初に様々な利用開始の初期設定(使用言語設定からキーボード設定、Wi-Fiの設定など)を行わなければなりません。

その過程で「iCloud」のデータ移行も入ってきます。

利用開始初期設定(①)の途中で「Appとデータ」という画面が表示されます(②)ので、そこから作業がスタートします。

①iPhone利用開始初期設定
②「Appとデータ」画面表示→「iCloudバックアップから復元」をタップ
③「iCloud」サインイン画面が表示される→「Apple ID」を入力→右上の「次へ」をタップ
④Apple IDの「パスワード」を入力→右上の「次へ」をタップ
⑤Apple IDで2ファクタ認証を設定している場合、確認コード(6桁)を入力
⑥「利用規約」→「同意する」をタップ
⑦「バックアップを選択」画面表示→バックアップデータをタップして選択
⑧「バックアップから設定」画面が表示された場合、初期設定段階で「あとで設定」を選んだ項目や新機能、バックアップ前に未設定だった項目をあらためて設定
⑨「iCloudから復元」画面→復元(データ移行)開始
⑩復元→再起動→復元完了・ホーム画面表示
⑪「Apple IDの確認」画面→「今はしない」もしくは「設定」をタップ

「iCloud」でPCにあるファイルをクラウドを通じて別端末と同期する

iOS8以降利用できるようになった「iCloud Drive」を利用して、PC上のファイルを別端末で操作閲覧することが可能です。

①PC(Windows)にWindows用iCloudをダウンロードしてセットアップ
②Windows用iCloudで「iCloud Drive」をオンにする
③エクスプローラに「iCloud Drive」フォルダが作成される
④iPhone ホーム画面「ファイル」→「iCloud Drive」をタップ

データのやりとりはApple IDが同じであれば、どのような端末間でも可能です。

また、ファイル自体は作成したアプリがなくても互換性のあるアプリで対応します。

例えば「Word」で作成したファイルを入れてiPhoneで閲覧する場合、Mobile Officeがインストールされていなくても、「Pages」が互換アプリとして開いてくれます。

「iCloud」でカレンダーを他人と共有する

iCloudのカレンダーをiPhone同士で共有することができます。この機能を使うことによって、ビジネスでのスケジュール共有・業務管理も行うことができるようにもなります。

①iPhoneカレンダーアプリを開く→「カレンダー」をタップ

②「カレンダーを追加」をタップ

③カレンダーの名前を入力→「完了」をタップ

④カレンダーが追加される→「情報マーク」をタップ

⑤「個人を追加」をタップ

⑥「宛先」に共有したい相手の名前を入力→「追加」をタップ

⑦相手に共有カレンダーへの参加依頼メールが送信される。共有相手が参加を承認するまで「保留中」が表示

⑧依頼された側:届いたメールの「カレンダーへ参加」をクリック
⑨ブラウザ起動→iCloudログイン→共有カレンダーをタップ→「共有カレンダー情報」が表示→「OK」をタップ

次ページ:「iCloud」で写真とビデオを自動でバックアップする

「iCloud」で写真とビデオを自動でバックアップする

iCloudには、写真とビデオについて完全なバックアップをとるためのオプション「iCloud写真(旧名:iCloudフォトライブラリ)」が用意されています。

これは端末に保存されている写真およびビデオ全てをiCloudにアップロードすることで、クラッシュなどの不測の事態にあっても、写真がなくなることを防いでくれる機能です。

①「設定」→「写真」をタップ

②「iCloud写真」をタップしてオンにする。

アップロードされた写真はiCloud.comから参照することができます。

「iCloud」でロストしたiPhoneを探す

iPhoneが見当たらない、どこかで落としてしまったかも……という場合、iCloudを利用すれば、端末が今どのあたりにあるのかがわかる、という機能が「iPhoneを探す」です。

さらに、盗難された場合、悪意をもった人に拾得された場合に悪用されるのを防ぐための処置を遠隔で行うこともできます。

「iPhoneを探す」を設定する

①「設定」→自分の名前をタップ

②「iCloud」をタップ

③「iPhoneを探す」をタップしてオンにする

④「iPhoneを探す」をタップ

iPhoneを探す場合

①「www.icloud.com」にアクセスする

②「iPhoneを探す」をクリック

③サインイン

④地図が表示され、端末の現在位置が表示される

さまざまな遠隔処置

①「すべてのデバイス」をクリック→対象となる端末をクリック

②地図が広範囲に、対象端末が右上に表示。


・サウンド再生…大きな警告音を鳴らすことができる。
・紛失モード…端末をロックすることができる。ロックの際にコードを設定。
・iPhoneの消去…すべてのコンテンツと設定を消去。これを実施後は位置の検出と追跡はできなくなる。

対処する措置を選びタップする。

「iCloud」で好きな音楽を好きな時に聴く

Appleによる定額制音楽配信サービス「Apple Music」や、iTunesライブラリーをクラウドにアップロードして、どの端末からも聴けるようにするサービス「iTunes Match」。

これらのユーザーは、「iCloudミュージックライブラリー」を利用することで、自分のライブラリーに好きな曲を追加したり、好きな時にクラウドから好きな曲を再生できたりします。

利用するには「Apple Music」もしくは「iTunes Match」に入会する必要があります。

「Apple Music」学生:480円/月 個人:980円/月 ファミリー:1,480円/月
「iTunes Match」年会費:3,980円

「iCloud」でサイトのログイン情報等を記憶する

インターネット上で入力するIDやパスワードを保存・管理する仕組みをキーチェーンといいますが、iCloudにもキーチェーンを使う設定があり、複数の端末で利用することができるようになっています。

同じApple IDでログインされた端末で利用することができます。

①「設定」→自分の名前をタップ
②「iCloud」をタップ
③「キーチェーン」をタップ
④「iCloudキーチェーン」をタップしてオンにする
⑤「このiPhoneのパスコードをiCloudのセキュリティコードとして使用しますか?」が表示(※初回利用時)
画面ロックのパスコードを流用する場合→「パスコードを使用」
別に設定する場合→「別のコードを作成」→コードを作成

2回目以降は、「パスワード」という項目がついたキーボードが表示されるので、これをタップすれば自動入力が行われるようになります。

「iCloud」でメモ帳を同期する

iCloudは、iPhoneのメモ帳を同期させて他の端末で使えるようにすることができます。

①「設定」→自分の名前をタップ
②「iCloud」をタップ
③「メモ」をタップしてオンにする

「iCloud」のストレージ容量を管理する

iCloudは5GBまでのストレージについては無料となっています。この容量内でiCloudバックアップ、写真・ビデオの保存などを行うことができます。

しかし、データ容量がこれを超えるとiCloudを通しての保存ができなくなります。

容量を超えた場合はプランアップグレードでストレージ容量を増やすか、利用しているデータを削除するか、になります。

現在どれぐらいストレージを利用しているか、iPhoneの「設定」から管理することができます。

①「設定」→自分の名前をタップ
②「iCloud」をタップ
③「ストレージを管理」をタップ

現在のストレージプランが「ストレージプランを変更」に、以下にどの項目(アプリ)がストレージをどれだけ利用しているか表示されます。

各項目右の「>」をタップすると、その詳細やデータを削除する(バックアップを停止する)場合の項目が表示されます。

「iCloud」でメールを使う

iCloudでは、無料のメールアドレス「~@Icloud.com」を1個つくることができます。

初期設定を行う際、「iCloudメールアドレスを入手する」を選ぶとそこで作成できますが、後から追加で入手することもできます。

①「設定」→自分の名前をタップ
②「iCloud」をタップ
③「メール」をタップしてオンにする→「作成」をタップ
④メールアドレス作成画面が表示される→「次へ」
⑤「メールアドレス確認」→「完了」
※作成完了後は、アドレスの変更はできないので注意が必要です。

作成されたメールアドレスはiPhoneのメールアプリで使えることはもちろんWebの「www.icloud.com」からもアクセスできます。

また、追加設定が必要ですがPCのメールソフト(Outlookなど)でも利用することができます。

「iCloud」で連絡先をグルーピングする

よく使われるiPhoneアプリのひとつとしてあげられる「連絡先」。

使用頻度が高まるにつれて登録が増えていき、管理も大変になってきます。

グルーピングして使いやすくするという手法を使いたいところですが、意外にもiPhone単体でのグルーピングすることはできません。

しかしiCloudを利用することでそれが可能になります。

PCもしくはMacから「www.icloud.com」にアクセスして設定しますが、事前にiPhone側で「連絡先」をiCloudに同期させておくことが必要です。
①「設定」→自分の名前をタップ
②「iCloud」をタップ
③「連絡先」をタップ→「連絡先をiCloudに結合します」→「結合」をタップ

ここからPCもしくはMacでの設定になります。
④「www.icloud.com」にサインイン
⑤「連絡先」をクリック
⑥「+」をクリック
⑦「新規グループ」を選択

⑧グループ名を入力
⑨「すべての連絡先」をクリック→入れたい連絡先を作成したグループ名にドラッグして重ねていく

iPhoneでの確認
⑩「連絡先」をタップ→「グループ」をタップ

⑪対象のグループ名をタップして選択→「完了」をタップ

⑫グルーピングされた状態が表示。元に戻したいときは再度グループをタップして選択

「iCloud」タブで別端末でも同じウェブサイトを見る

iPhoneで見ているウェブサイトを、他のiPhoneやMacなどで見ることができる機能が「iCloudタブ」です。

この機能を利用することで、一からサイトを探すという手間を省くことができます。

ただし、これは「Safari」限定で、Googleなどは適用されないので注意が必要です。

①「設定」→自分の名前をタップ
②「iCloud」をタップ
③「Safari」をタップしてオンにする

これを「iCloudタブ」を適用するすべての端末に行っておきます。

④「Safari」をタップして開く→タブをタップ

⑤画面を上にスワイプ
⑥「iCloudタブ」が表示される→対象のタイトルをタップ

まとめ

①「iCloud」は様々なサービスをネットワークを通じてあらゆる端末で受けることができるApple社のクラウドサービス
②利用端末の環境(OSやアプリ)はできるだけ新しくしておくことが望ましい
③利用には「Apple ID」が必要
④iPhoneでの利用では「設定」アプリを使って各種設定を行う
⑤「www.icloud.com」もサービス利用に欠かせないので、PCやMacに登録しておくのがよい

ここでご紹介した「iCloud」の内容はかなり基本かつ重要なところが中心となっています。

さらに使いこなすためにもっと詳細な情報が必要、という方はAppleのサイトやiCloudについて解説しているサイトがたくさんありますので、ぜひ閲覧してみるとよいでしょう。


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