iPhoneで写真を撮ったり動画を撮ったり、iPhoneで写真を保存したりするときに使うことになるカメラロール。カメラロールでは、モーメントや年別などあらゆる機能が搭載されています。
さらに「ピープル」機能を使うことで写真のフォルダ分けが便利になるということもあり、iPhoneのカメラロール機能は使いやすいと言えます。
そこでこちらでは、iPhoneのカメラロールの機能についてご紹介し、さらにカメラロールの容量を抑えるコツをご紹介致します。
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iPhoneのカメラロール(標準アプリ「写真」)の機能
まずは、iPhoneのカメラロールで使える標準の機能について見ていきましょう。iPhoneのカメラロールでは、「モーメント」「コレクション」「年別」「メモリー」「共有」の5つの機能を使うことができます。
それぞれの機能について細かく見ていきましょう。
モーメント
iPhoneのカメラロールで使えるモーメントでは、撮影時期や撮影場所に分けて写真をまとめて表示することが可能となっています。まとめて写真を見ることができるため、撮影時期から見たい写真を追いかけることができます。
コレクション
コレクションは、モーメントを撮影場所でさらにまとめた機能です。撮影場所によって大きく写真が分けられているため、「どこで撮った」という大雑把な情報しかないときにも写真を探すことが可能となります。
年別
年別は、写真の撮影時期によって写真が自動的に分けられます。コレクションでは撮影した場所によって写真が分けられますが、年別はその名の通り撮影年別で写真が分けられます。
メモリー
メモリーは「iOS10」から実装された機能で、iPhoneによる写真の自動ピックアップ機能を表しています。
Androidスマホでも自動でアルバムやストーリーを作成されるスマホがありますが、それらと同じように「今年のベスト」といった名前などで自動的にアルバムを生成してくれる機能です。
そのため、写真のハイライトを見たい場合はメモリーを使うとわかりやすく写真を振り返ることができます。
共有
カメラロールの共有タブでアルバムを作成すると、iCloudで写真を共有することが可能となります。
共有したい相手がiPhoneなどを利用していれば、AppleIDを入力して招待することで特定の相手と写真をシェアすることが可能となります。
「ピープル」機能の使い方
iOS10から実装された「ピープル」機能は、人物ごとでアルバムを自動生成してくれる便利な機能です。ピープル機能を活用することで、撮影場所や撮影時期だけでなく人物別で写真を探し出せるようになるため、写真検索の幅がより広がります。
特定の人が写っている写真を探せる
カメラロールのピープル機能を使って、写真をスキャンすることで特定の人が写っている写真集のようなアルバムが完成します。そのため、特定の人が写っている写真をかなり探しやすくなります。
写真に写る人の顔に名前を付ける
ピープル機能では、写る人の顔に名前をつけることができます。そのため、特定の人に特定の名前をつけておくことでアルバムの整理も行いやすくなります。
名前を付けるためには、名前をつけたい人の顔をタップして画面上部に表示される「名前を追加」を選択すると名前をつけられるようになります。
これにより、雑多なアルバムではなく規則性のある見やすいアルバムを生成することができます。
間違った名前で顔認識されている人の訂正法
ピープルの精度は非常に高くなっていますが、それでもご認識をしてしまうことがあります。そういった際は、ご認識されている写真を選択してメニューを開き「この人ではない」を選択するとその写真は除外されます。
非表示にはできないがサムネイルを変更できる
ピープルのサムネイルは、非表示にすることはできませんが、特定の写真にサムネイルを変更することが可能です。
サムネイルを変更することによってよりピープルの人物がわかりやすくなるため、お気に入りの一枚がある場合はサムネイルを変更しましょう。
次ページ:カメラロールの容量を抑える方法3つ
カメラロールの容量を抑える方法3つ
カメラロールは、iPhoneの容量を圧迫してしまう原因の一つとなります。俳優やアイドルのファンだったり好きな写真があったりすると、Twitterなどからつい写真を集めてしまいすぎて、カメラロールによってiPhoneの容量を圧迫してしまいます。
そこで、カメラロールの写真の容量をコンパクトにする方法やカメラロールから別の媒体にファイルを逃したりする方法をご紹介致します。
写真や動画のファイルサイズを小さくする方法
写真や動画のファイルサイズを小さくするためには、専用のアプリを使う方法がおすすめです。写真のリサイズを専門に行うアプリがあるため、そちらを使って容量を減らしましょう。
写真がたくさんあると時間がかかったり手間がかかったりしますが、iPhoneの内蔵ストレージは限られていて、基本的にmicroSDカードにデータを保存して中身を確認するということをしないため容量が大きな画質の良い写真などはリサイズを行いましょう。
マイフォトストリームをオフにする
マイフォトストリームがオンになっていると、Wi-Fiに接続しているとき同じiCloudに接続している端末に写真をダウンロードするという設定がオンになっていることになってしまいます。
iCloudに写真が保存されるわけではなく、iCloudを介してiPhoneに写真が保存されるようになっているため、こちらをオフにしておくと余計な写真をiPhoneにダウンロードしなくて済むようになります。
マイフォトストリームをオフにするには、iPhoneの設定を開き「写真とカメラ」へ操作を進めると「マイフォトストリーム」という項目があるため、そちらをタップします。
HDR機能は片方のみを保存する
iPhoneでは、HDR機能によって暗い場所でも写真をキレイに写すことが可能となっています。ですが、HDR機能がオンになっているとHDR機能を使って撮影した写真と使わずに撮影した写真の両方が保存されるようになってしまいます。
通常の写真は本来必要なため、こちらも設定から通常の写真を保存しない設定に変更しましょう。設定方法は、以下のとおりです。
- ホーム画面から「設定」を開く
- 「写真とカメラ」の項目を開く
- 「通常の写真を残す」をタップしてオフにする
上記の操作手順で、HDR機能を使って撮影した写真を片方だけ残すことが可能となります。
写真を保存できるおすすめクラウド3選
写真は、カメラロールに保存するという方法がメジャーですが、クラウドにバックアップをしていたり写真を逃していたりすることで、iPhone本体に保存しておく写真の量を減らすことができるようになります。
そのためには、クラウドの存在が必要不可欠となります。そこで、おすすめのクラウドを3種類ピックアップしてご紹介致します。
Googleフォト
まずご紹介するのは、Googleフォトです。通常、クラウドを利用するためには利用できる容量が決められています。多くのクラウドは有料となっていて、無料で使える分はかなり限られているという傾向があります。
ですが、Googleフォトなら保存容量の制限なくGoogleのクラウドに写真をアップロードすることができるため、写真の保存で悩んだらまずはGoogleフォトの利用を検討しましょう。
続いてご紹介するのは、SNSでお馴染みのFacebookです。Facebookにアップロードした写真も容量の制限なく保存できるようになっているため、鍵をつけたアカウントで写真を多くアップロードすることで写真のバックアップを取ることができるようになります。
LINEアルバム機能
最後にご紹介するのは、LINEのアルバム機能です。LINEはコミュニケーションアプリとして有名ですが、アルバム機能に写真をアップロードできるという機能も有名です。
トークからアルバムを作成することができるため、公式アカウントとのトーク上でアルバムを作成してしまえば友だちに影響を与えることなく写真をアップロードすることができます。
まとめ
iPhoneのカメラロールは、意外とiPhoneの容量を圧迫してしまう原因として挙げられます。
画像ファイルの一つ一つは容量が少ないと入っても、HDR機能を使ってほとんど同じ写真を2枚保存してしまっていることがあったり、写真の画質が良いために容量が大きくなってしまっていたりということがあります。
そのため、今回こちらでご紹介した方法を参考に他の媒体に写真を逃したり、写真の容量を減らしたりしてカメラロールを工夫して使いこなしましょう。
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