恐らくiPhoneを持っている人のほとんどが、アラーム機能を目覚ましとして利用しているでしょう。確かにわざわざ目覚まし時計を買わなくとも、iPhone一つあれば十分用が足りるとは思います。
しかしその肝心のアラーム機能、ちゃんと使いこなせていますか?アラームが鳴らず、もしくは鳴ったのに気づかず後で深い絶望感を味わってはいませんか?
そこで今回は知ってるようで知らなかった、重要な機能「アラーム」について解説していきたいと思います。
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どうやるの?iPhoneのアラームを設定しよう!
わからない人はいないとは思いますが、まずはアラーム設定のおさらいから始めましょう。
設定が面倒でこれまでアラーム機能を使ってこなかった方、晴れて新しくiPhoneユーザーになった方もこれをみてアラーム設定を理解しましょう。
「時計」アプリからアラームを設定する
アラーム設定は「時計」アプリから行いますので、ホーム画面の時計アイコンをタップします。
画面下に「世界時計」「アラーム」「ベッドタイム」「ストップウォッチ」「タイマー」とタブが表示されますので、「アラーム」をタップします。
初期状態ですとアラームなしとなっていますので、右上の「+」をタップして、アラームを鳴らす時間を設定します。
「時刻ピッカー」が表示されます。ドラムをフリックして回し、時刻を指定します。
時刻は24時間制で1分ごとの指定となっていますので、指定時刻を中央にセットします。セットしたら右上の「保存」をタップしてアラーム時刻の設定完了となります。
アラーム時刻を変更したいときは?
一度アラーム時刻を設定したものの、後になって時刻変更をしなければいけなくなる時も多々あります。
そんな時に使うのが「編集」です。アラーム画面の左上の「編集」をタップします。すると、保存されているアラームの右に「>」が表示されますのでこれをタップ。
先程と同じような「時刻ピッカー」が表示されますので、再度時刻を指定し「保存」をタップします。
アラーム時刻を追加したいときは?
「アラーム」は一つだけしか設定できないわけでありません。
複数の時刻を設定することができるので、連続して鳴らしたりすることもできます。寝坊が心配な場合などは、数分ごとにアラームを連続でセットしておくといったテクニックを利用しているユーザーも大勢います。
方法は先程のアラーム設定の時と同じで、「+」をタップするだけ。あとは、通常どおりに時刻設定していけば大丈夫です。
アラームを削除する
アラームを作りすぎてしまったり、その時刻に鳴らす必要がなくなったなど、アラームを削除したい場合はどうすればよいでしょうか。
まずは「編集」を使う方法。先程時刻変更をした際に利用した「編集」をタップします。
アラームの左に「-」がついていたと思います。これをタップすると、右に「削除」と表示されますので、タップして削除します。もしくは「時刻ピッカー」画面までいくと、下に「アラーム削除」の表示がありますのでこれをタップします。
ただアラームが鳴らないようにするだけでいい、という場合は、各アラームの右端のスイッチをオフにすればアラームは解除されます。後になって再度必要になるかもしれない、といったときにはこの方法で一時的にオフにしておくのがいいかもしれません。
一番簡単に設定する方法は……
最も簡単にアラームを設定する方法、それは「Siri」を使うことです。
「Siri」に向かって「○○時○○分にアラームセット」、もしくは「○○時○○分に起こして」といえば、勝手にセットしてくれます。
解除するときも「○○時○○分のアラーム解除」といえば解除になります。
次ページ:iPhoneのアラームが鳴らなかった時に見直す点5つ
iPhoneのアラームが鳴らなかった時に見直す5つのポイント
「アラームを設定した筈なのに鳴らなくて……起きたらもうパニック状態」なんていう経験はないでしょうか。
本当に鳴っていなかったとしたら、なぜそうなったのでしょうか?まずは冷静になって原因を分析してみましょう。
ここではアラームが鳴らなかった時に見直すべき点5つをあげ、その対処法を考えていきたいと思います。
「アラーム」はちゃんと設定されていましたか?
アラームを設定したはずなのに鳴らなかった、という場合に意外に多いのが、
- 「アラーム設定」がオフになっていた。
- 自分が希望していた時刻に設定していなかった。
というものがあります。
「編集」で何らかの操作を行った際に、誤って希望する時刻のアラームを「オフ」にしてしまっていた、もしくは設定した時点で違う時刻に設定してしまっていた、といったものです。
いくつものアラームを設定している人などが一部アラームをオフしようとして誤って明日使うアラームまでオフしてしまった、などということはよくありがちです。
時刻設定も「時刻ピッカー」がずれていたのに気づかず保存してしまうなどの原因があげられます。
「音量」はどうなっていますか?
次に「音量」の確認です。iPhoneの音量設定が限りなくゼロに近いものでしたら、仮に鳴っていたとしても気付かなかった、となるでしょう。
「設定」画面の「サウンド」や本体の音量ボタンで確認してみます。
何かのはずみで音量をゼロにしたままだった、ということもありえる原因です。
「スヌーズ」は設定されていましたか?
「スヌーズ」は、「停止」をタップしない限り一定間隔(9分)でアラームを鳴らし続ける機能です。「編集」をタップして「時刻ピッカー」画面にすると、スヌーズがオンになっているかどうか確認できます。
デフォルトではオンになっていますので、もし何も操作していなくてアラームが鳴っていなかったら、個人の操作ミスではない可能性が出てきます。
「時計アプリ」自体のエラーは?
ここまでの項目を確認してみてどれも「正常」であった場合、「時計アプリ」自体のエラーの可能性をまず疑ってみることです。
ホームボタンをダブルクリック、「時計アプリ」をスライドさせてアプリを終了させます。そのあと再度起動します。
その後、直近の時間にアラームをセットしてみて、ちゃんと鳴るかどうか確認してみましょう。
鳴るようでしたら問題はない(再起動により問題解決)となりますが、鳴らないようでしたら再度同じことを繰り返します。
それでも鳴らないようでしたら、本体の再起動を行います。
再起動は
- スリープボタンの長押し→スライド電源オフ
- ホームボタンとスリープボタンの長押し(強制再起動)
の2種類がありますが、できれば前者を使った方がいいと思います。前者で何回かやって直らない場合の最後の手段として後者を試すことをお勧めします。
本体が故障している?
ここまでして鳴らない、となったら本体自体が故障している可能性が高いといえます。
AppleCareセンターに連絡する、修理依頼を出すなどの対応を行う必要があります。
AppleのHPにも連絡先は出ていますし、各キャリア経由での受付というのもありますので、それぞれ一番やりやすい方法で連絡してみるとよいでしょう。
次ページ:すごく便利!iPhoneの便利なアラーム機能3つ
すごく便利!iPhoneの便利なアラーム機能3選
iPhoneのアラームにはオプションとしてとても便利な機能がついています。使わないと損、ともいえるこれら3つのオプションについてご紹介していきます。
日々設定し続ける必要はありません~繰り返し~
アラームが鳴ったらそれで終わり、というわけでないのがiPhoneのアラーム。
明日の朝起きるための目覚ましを日々設定する、などというルーチンワークをしなくてもすむようなオプションが、この「繰り返し」です。
時刻ピッカーの下に表示されていて、デフォルトでは「しない」になっています。
もし、毎日決まった時刻にアラームを鳴らしたいなら、ここの「>」をタップ。
すると、日曜日から土曜日までの曜日が表示されますので、アラームを鳴らす曜日にチェックを入れます。
左上の「戻る」をタップして再度「繰り返し」のところをみると、鳴らす曜日が表示されていることがわかるでしょう。
ちなみに日曜日~土曜日まで全部をチェックすると「毎日」、土日を除くと「平日」、土日のみをチェックすると「週末」、あとは任意の曜日だとそのチェックした曜日が表示されます。
複数パターンのアラームを区別~ラベル~
複数のアラームを設定した場合、それぞれに名前を付けることができます。これが「ラベル」です。
「繰り返し」の下をタップすると、デフォルト名「アラーム」を変更することができます。
いくつかアラームを設定している場合、それぞれに適した名称に変更して区別することができます。
例えば同じ6時のセットでも、一つは「平日用」もう一つは「休日用」とするなど、繰り返しやこの後にご紹介する「サウンド」などと組み合わせて管理するのにとても便利な機能です。
お好みの音で目覚める~サウンド~
iPhoneのアラームは、好きな音で鳴らすことができます。その設定を行うのが、「サウンド」です。
デフォルトで用意されている「レーダー」などのサウンド以外にも「Music」アプリに入っている曲や、iTunesStoreで購入した着信音などを利用することができます。
「サウンド」の右端「>」をタップすると設定画面になりますので、そこでサウンドを選択します。
なお、アラームと同時にバイブレーションを鳴らす設定も可能です。バイブレーションはそのパターンにより「S.O.S」をはじめとした8パターンから選ぶことができますので、試してみてお好みのものを使うと良いでしょう。
快適な目覚めを!iPhoneのつい起きたくなるおすすめアラームアプリ4選
iPhone標準の「アラーム」も非常に優れていますが、それを上回るような、楽しく個性的なアプリも続々登場しています。
ここでは、それら4つのアラームアプリをご紹介していきます。
Sleep Cycle alarm clock
作:Northcube AB
料金:無料(ただしApp内課金有)
枕元や寝ているそばの床などに置いて、毎日の睡眠状態を計測・分析のうえ、最も目覚めやすいタイミングでアラームを鳴らしてくれるという賢いアプリが「Sleep Cycle alarm clock」。
希望する起床時刻を設定するとその30分前からタイミングを見計らい、アラームを鳴らしてくれます。
お出かけアラーム『あさとけい』
作:MEDIANO Co.,Ltd.
料金:無料
アラームを止めたあと、お天気アプリを立ち上げて傘がいるかどうか確認し……といった作業を省略できるのがこの「あさとけい」。
アラーム機能だけでなく、その日の天気、傘の必要性、上着はいるかといったところから、あとどれぐらいで出発しなくては間に合わない、といった「カウントダウン機能」までをそろえています。
画面もおしゃれで女性にも人気のアプリです。
Twake Alarm – 寝起きの顔を撮影
作:Yoshito Watanabe
料金:無料
起床時刻になると、アラームとともに1から9まで数字が表示され、これを全部タップしないとアラームが止まらない仕組みとなっています。
しかし、これが実はキモとなる部分で、その数字のどれかがカメラのシャッターと連動しており、数字をタップすると寝起きの顔が勝手に撮影されます。そして撮った寝顔はSNSでシェアできるという、朝から気が抜けないアプリです。
おこしてME ( アラーム )
作:Delight Room Co., Ltd.
料金:120円
世界80か国で人気となった、別名「悪魔のアラーム」。
事前に写真を設定しておいて、それと同じ写真をとるまでアラームは止まらないという、起床時にアクションを起こすアプリとしては難易度の高いものとなっています。
停止条件は写真撮影以外にも、数学問題やシェイク、などその時々の気分に合わせて選べるというのも楽しいところです。
まとめ
アラーム機能は大変便利なものですが、安易に頼り切ると怖いことになることもあります。
- 機能を把握
- 設定が希望通りにしてあるか確認
- 本体・アプリの具合をチェック
この3点は常に心掛けておいた方が良いと思います。
そのうえでアラームを上手に利用して素敵な朝をお迎えください。
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