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Google Payとは?スマホを使った決済サービスとしての特徴と相違点

読者の皆様はスマートフォンでのモバイル(キャッシュレス)決済はご利用されていますか。

iphoneでおなじみのApple PayやLINE Payなどで既にご利用されている方も多いではないでしょうか。
モバイル決済サービスはキャッシュレスであり非常に利便性が高いものですが、その中でも注目されているGoogle社のモバイル決済サービスの「Google Pay」についての情報をご紹介しましょう。

米国において既に2015年9月からサービスが一般開放されており、日本でも2016年12月にサービスが開始されていますね。

Googleには既存のサービスもありますので、そちらとの関係性はどうなるのか、そこで今回の記事にて他のモバイル決済サービスとの違いや既存サービスとどのように組み合わせられるのかなどをご説明していきましょう

Google Payについて

まず、この「Google Pay」について基本的な情報をご紹介しましよう
このサービスはGoogle社がAndroid OSを搭載したスマートフォンやタブレット向けに開発したモバイル決済サービスとなります。
Android OSを搭載した各種携帯端末においてサービスは提供可能な状況でありますので、支払い時に利用する店舗側の設置機器が「Android Pay」に対応していれば特に問題はなくサービスを利用できる筈です。

正式名称は「Android Pay」

正式名称は「Android Pay」となっており、このモバイル決済サービスは既に米国では正式にサービスインしているものです。
米国でのサービスインですがクレジットカードの情報などを登録して実際にユーザでNFC決済が開始されたのが2015年9月であり、日本国内でのサービスインは2016年12月に開始されている事はご承知の事ですよね。

どんなサービス?

「Android Pay」はGoogle社が提供するモバイル決済サービスです。
大手のクレジットカード会社(VISA、MasterCard、American ExPress他)の大手カード会社が発行もしくは提携するカード情報を事前登録する必要がありますが、登録してしまえば既に日本国内でご利用いただいているおサイフケータイと同様にスマートフォンによるキャッシュレス決済が可能となります。う
決済処理時にはカード情報は暗号化されて通信が行われますので、情報漏洩対策もきちんと対応していますから安心して利用できますね。

但し、おサイフケータイとは決済の処理手続きが異なりますから相互互換にはならない点は理解しておく必要はあります。
こういったユーザの立場からするとやや使い勝手が悪いと感じる部分については、サービス品質向上を期待したいところです。

対応サービス


昨年のサービスイン以降、「Android Pay」にて利用できるサービスは順次増加しておりますので、ユーザの利便性は良くなっていますが、いくつか例を上げてご説明いたします。
「Android Pay」は「楽天Edy」との提携によって、ピックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店、ファミリーマートなどのコンビニエンスストアなどの国内の約47万以上の店舗にて「Android Pay」での決済が利用可能になっています。

「Android Pay」アプリのインストール後に画面に表示された電子決済のメニューから、「楽天Edy」を選択するだけ「楽天Edy」で電子決済を行う設定が終了します。
すでに「楽天Edy」を利用中のユーザは、既存のアカウント情報を「Android Pay」に登録すれば利用を開始することも可能となりますね。

モバイル端末ヘインストールする「Android Pay」アプリには、以下のような機能もありますので使い勝手が良く便利ですよね。

・購入履歴のチェック機能
・楽天グループでの共通ポイントと電子マネーの一元管理

こういったサービスに対応する事で今までポイントカードは利用都度決済とは別に提示していた手間を省いて飲食代金の支払いやガソリンスタンドでの給油時にスマートフォンをポイントカードとして使うことが可能となっている場所もあります。

このような利用形態は日本国内では「おサイフケータイ」で対応されていますが、「Android Pay」でのモバイル決済サービスが実現する事で利便性が向上しさらなる普及の一助にはなるのではないでしょうか。

なお、Google社では2017年以降にFeliCaネットワークスと連携を想定しており、より多くのモバイル決済サービスへ順次拡大すると公表していますので、今後はJRが発行しているSuicaなどの交通系ICカードと連携するサービス展開も出てくるのではないでしょうか。

使う際の設定方法

利用する際の設定は、「Android Pay」を利用するAndroid OS が搭載されたモバイル端末(Android 4.4以上)に、Google Playから「Android Pay」アプリをダウンロードしてインストールすることで利用可能となります。

やや技術的なお話になってしまいますが、「Android Pay」は「Apple Pay」などの他モバイル決済サービスとは異なり、登録されたユーザのカード情報はモバイル端末のハードウェア上には保管されません。
決済に利用されるカード情報はGoogle社の管理するクラウドサーバにて一括管理され、決済の都度NFC経由で通信を行います。

この場合、クラウドサーバとの通信環境が整っていない場合には利用不可となるのではとの心配は不要です。
オンラインにて得たカード情報は一定期間端末上に保管されているので有効期間内であればオフラインでも決済処理は問題ありません。
なお、端末上のカード情報は決済時に更新されるので有効期間切れに関してもほぼ問題はありません。

その他のモバイル決済との違い

Google社の新モバイル決済サービスとなる「Android Pay」ですが、既存サービスとの差別化はどのように行っているのでしょうか。
特にGoogle 社には「Google Wallet」という既存サービスがありますので、内容の違いが良くわからないという方もいらっしゃる筈ですので、既存のモバイル決済サービスと「Android Pay」との違いについてご説明させていただきます。

Google Walletとの違い


「Android Pay」の持つ機能は、「Google Wallet」で提供されていたサービスと部分的に重複してしまいますので、「Google Wallet」の機能変更によって利用目的で分けられる事になりました。

「Android Pay」サービスを開始するにあたり、「Google Wallet」にはユーザの銀行口座を紐付けて送金処理や入金先としてのサービスに変化し、「Google Wallet」の持っていた決済機能については「Android pay」に集約する形態となりました。

「Android pay」では「Google Wallet」では未対応となっていたコンタクトレス決済(アプリケーションを起動せずモバイル端末をカードリーダにかざすだけの決済)に対応できるようになりますので、ユーザの利便性はかなり向上することとなります。

Google 社から提供された2つのアプリケーションがきちんと区別され、モバイル決済は「Android pay」を利用してモバイル送金や受け取りには「Google Wallet」という機能的な棲み分けが出来た事になります。

Apple Payとの違い

「Android Pay」に先行して日本国内にてサービスインされた「Apple Pay」との違いはどういった・になるのでしょうか。
「Android pay」と比較した場合にNFC決済を利用した手軽なコンタクトレス決済が可能である事やセキュリティ対策を施した安全な通信、事前登録したクレジットカード・デビッドカードの利用などは共通ですね。

実際のモバイル決済を利用する上で「Android Pay」と「Apple Pay」の2つのサービスで使い勝手が大きく異なるという事はないと考えられます。
とは言っても後発のモバイル決済サービスとなる「Android pay」には、「Apple pay」にはない利点があります。

・口座情報・決済情報の取り扱い
「Apple Pay」の場合では、モバイル端末内に保存する形で口座情報が格納されています。これは日本独自のサービスである「おサイフケータイ」で知られるFeliCaも同じ仕様で運用されているのです。
一方で、「Android Pay」は既にご紹介させていただいた通りにモバイル端末には口座情報を保存しません。
カード情報や口座情報はGoogle社の管理下にあるクラウドサーバに保管されていて、モバイル端末自体にはGoogle社が用意した決済用の口座が設定されることになります。
決済端末と口座の間にさらにもう一つセキュリティゲートを設置することでより安全にモバイル決済を利用できる環境を提供しています。

・ポイントカードの登録が可能
「Android Pay」のメリットとしてもう一つ大きなものがあります、各種ギフトカードや店舗でのショッピングカード、ポイントカードなどが登録できるメリットは非常に魅力がありますね。
各店舗専用の割引券やポイントカードを事前登録しておくことで、使用時にはモバイル端末をかざすだけで自動的にサービスが適用されたりポイントが加算されたりすれば、都度ポイントカードを出すという煩わしさから解放されるので非常に嬉しいサービスとなるのではないでしょうか。

LINE Payとの違い

皆さんもスマートフォンで簡単に利用できるコミュニケーションツールLINEは既にご利用されていますでしょうか。
このLINEにもモバイル決済機能となる「LINE Pay」というサービスが提供されていますので、「Android Pay」との違いをご説明します。
まず、「LINE Pay」について簡単にご紹介しますと、主なサービスは以下の5つとなります。

  1. ・チャージ(入金)
  2. ・LINEユーザへの送金
  3. ・LINEユーザへの支払い依頼と割り勘
  4. ・電子決済
  5. ・出金

ユーザは出金時には216円(税込)/回の手数料が発生しますが、それ以外はすべて無料で利用でき、送金機能は銀行の口座番号を知らない相手でもLINEの友達であれば送金できるのが特徴です。
「LINE Pay」の利用には、LINEの登録パスワードとは異なる専用パスワードの登録が必要となる点が「Android Pay」とは大きく異なります。
送金時や決済時の他、別端末での「LINE Pay」初回ログイン時には専用パスワードの入力が求められ、第三者によってLINEアカウントに不正ログインされても、そのままでは「LINE Pay」の機能が利用できないセキュリティ実装となっています。

特定のサービス利用時には利用パスワードが異なるというのはユーザの利便性低下となりますので、この点は「Android Pay」がサービスを機能的に棲み分けしている方がユーザにとって分かりやすいのではないかと考えます。

Google Payを使うにあたって注意すべきポイント

モバイル決済サービス「Android Pay」の特徴と他サービスとの比較などをご紹介してきましたが、実際に日本国内での利用に際して何か問題はないのでしょうか。

利用できるクレジットカードに制限がある

日本国内で発行されているクレジッ’トカードには対応していない事が懸念として考えられます。
日本国内大手カード会社のJCBやUC、他に金融機関系のクレジットカードが決済で使えないのは懸念ではないかと感じます。
これらの日本国内のクレジット会社のカードとの連携については、モバイル決済サービス市場の動向を見てGoogle社で判断がなされる筈です。

Android OSのバージョンより決済機能に制限がある

また、先のご説明でも触れておりますが日本国内で広く利用されている「おサイフケータイ」で知られるFeliCaのみ対応している電子決済用のカードリーダの場合、利用するモバイル端末のAndroid OSのバージョンによっては「Android Pay」で決済出来ないというケースも想定されます。
この問題については既に対応されており、Android OSのバージョン7.07以降には「HCE-F」と呼ばれる機能が搭載され、その機能を利用して海外で使用されているFeliCa未対応のモバイル端末でも日本国内でFeliCa決済が可能となります。

これは日本国内での「おサイフケータイ」インフラを利用したモバイル決済が海外からの訪日外国人が所持しているNFC対応の端末でも「Android Pay」を利用して可能となることを意味しますので非常に良い事ですね。
ただ、Android OS のバージョン7.07以降で「HCE-F」が利用出来るようになっていますので、この点は注意が必要です。

まとめ


今回はモバイル決済サービス「Android Pay」について、サービス内容や設定情報、既存の電子決済サービスとの相違点などをご紹介させていただきました。

先行サービスでもあり利用者も多い「Apple Pay」とサービス内容についてはあまり差異がありませんが、むしろ「Android Pay」の方がカード情報や口座情報といった利用者情報のセキュリティ強度も高く日本国内の既存電子決済サービスとの親和性も高いのではないでしょうか。

先行してモバイル決済サービス市場のある程度のシェアを確立している「Apple Pay」とのネームバリューの差はすぐには埋め
る事は難しいかと感じますが、この差について日本国内で広く利用されている「おサイフケータイ」インフラ環境との共存というメリットを活かして今後シェアを増やしていけるのではと考えています。

スマートフォンではiphoneが人気ですが、今後はスマートフォンを軸にした各種モバイル、端末での電子決済サービスの使い勝手の良し悪しもユーザの購入判断基準に入ってくる筈です。

ユーザとしては見た目や操作性の良し悪しが購入基準での大きな部分を占めていて、iphoneの操作性の良さは誰しも認めるところですが高価格帯の製品である事がネックではあります。

Android OS 搭載のモバイル端末についても、ユーザ自身がどのように利用することで実生活に役立てるという観点から改めて評価してみるのも良い機会なのかもしれません。


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