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電気自動車とは?充電スタンドの種類と利用方法について解説

電気自動車が日本で初めて発売されたのが、今から21年前の1996年、トヨタの「RAV4L V EV」でした。意外な事にプリウスが販売される1年前の事だったのですね。

当時のスペックは最高時速125㎞・走行距離215㎞・価格495万円で現在の日産リーフの走行距離は53%の約半分、最高速度は約70%価格は逆に140%です。

何故トヨタは電気自動車に力を注がずに、ハイブリッドや燃料電池自動車にシフトし、21年たった今になってようやく電気自動車が普及し始めたのでしょうか。スピード感などに疑問を少し感じたため、電気自動車の現状を調べていきたいと思います。

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電気自動車のメリットデメリット

電気自動車のメリットは何といっても燃料コストの安さが眼を引くところでしょうが、その他のメリット、またデメリットについて調べていきましょう。

電気自動車とは

電気自動車とは原動機が電気を使用する車です。バッテリー電池(リチウムイオン電池)が現在は主流とし、家庭や電気充電スタンドで充電し走行しています。また英語では「Electric Vehicle」と言い、世界的な潮流として今後20~30年で化石燃料自動車から「Electric Vehicle」である電気自動車に移行するとみられています。アメリカやヨーロッパでは電気自動車の普及が加速していて、昨今では中国で国策として電気自動車の生産、販売に取り組み2020年代には年間2000万台の生産を目指していて、輸出構想をも視野に入れ取り組んでいます。

電気自動車のメリット

このように燃料コストが先行し取り上げられる電気自動車のメリットを燃料コストを含め、その他も下記にて詳細に掘り下げていきます。

維持コストが安価

ガソリン又はディーゼル燃料を使用するコストと、電気で走行するコストを比較すると電気スタンドや、家庭からの充電器で充電するコストと換算すると1/3に抑えられます。ガソリンが車が15㎞/120円=1ℓ・電気自動車15㎞/40円又は60㎞/120円=1ℓです。ですので70%位のコストダウンです。

比較対象として、プリウスの倍以上効率がいいという事です。更に充電形態で、深夜電力で充電を賄えば電気代は1/3になりますので、15㎞/12円でガソリンのリッターあたりの積算に換算すると180km /120円=1ℓという驚異的な燃料コストになります。

また、消耗品がガソリンエンジンの様に掛かりません。例えば、エンジンオイルが必要無いので、オイル交換がありません。また、プラグやタイミングベルト等も使っていないので交換の必要はありません。ブレーキパッド、ディスクもモーターの回生ブレーキがアクセルを離すと効きますので、寿命がガソリンエンジン車に比べると大幅に長いです。

充電が簡単

充電は至極簡単です。家庭で充電するの場合では充電ケーブルの側に駐車し、キャップを開き充電ソケットを差し込むだけです。脱着合せて10秒ほどで完了します。給油スタンドに通う手間、待たされる事もあるでしょうし、セルフでは自分で入れる手間もあります。なおかつ、スタンドまでの往復時間を考慮したら、断然手間いらずです。

スムーズで快適

快適性能も目を見張るものがあります。低速走行ではまるで森林を散歩しているような静けさで、騒音とは縁遠いといった感じです。更にノッキングや振動もエンジン自動車とは大きく違い、振動は無く滑らかに走行します。

ギアチェンジが無いので、同乗者が揺らされることはありません。減速もモーター充電のためにアクセルを離すと減速します。ブレーキ感覚での減速でないので、減速もスムーズです。

さらに加速性能はガソリンエンジンより効率が良く、アメリカのテスラ・ロードスターのテスラでは100㎞/hまで2秒で到達するという、驚異の立ち上がり加速性能です。
この加速性能はモーター車特有の物で、ガソリン車では味わえない加速性能も大きな魅力です。

また、この立ち上がりの性能の良さで、坂道発進や右折で瞬発力が居る場面でも、楽々理スタート出来快適です。

環境にやさしい

排気ガスを発生しないので、環境に極めて優しいと言えます。具体的には二酸化炭素(CO²)や窒素酸化ガスをガソリン・ディーゼル車の様に排出しません。電気自動車の導入によって、二酸化炭素の排出量を半分に抑えられる事になります。

電気自動車のデメリット

走行コストは大きくメリットがある事は解りましたが、デメリットはいかがでしょうか?下記により詳細をメリット同様に掘り下げます。

長距離移動に不向き

日産のリーフの連続走行距離はカタログ値で400㎞となっています。テスラ・ロードスターのテスラ3のロングレンジモデルでも500㎞です。

こちらが現行で連続航行の最高値を誇るモデルですがたったの500㎞です。しかも、カタログ値ですから、人や荷物を積んだり、環状線ような悪条件でしたらリーフは300㎞、テスラは400㎞位しか一回の充電で走らないと予測されます。そう考えますと東京から甲府市、沼津市辺りを往復するのが何とかギリギリという感じで、大袈裟にも長距離が得意とは言えません。

行楽で長距離のドライブなどは途中から、充電を常に考えながらのドライブに!?ちなみにプリウスのでの連続航行距離は1600㎞位ですから楽々東京から広島辺りに行って寄り道して帰ってこれます。連続航行距離はまだまだ課題です。

充電に時間を要する

ガソリンの給油と違って、手間は掛からない物の、充電には時間が掛かります。日産リーフのカタログでは、40分で80%の充電可能となっています。という事は必要に応じて充電で1時間かかってしまします。

また休日などで混んでる時は充電待ちもありますので、最悪2時間以上かかってしまい、エンジンの自動車ではありえない時間を気を付けないと取られてしまいます。

バッテリーの性能劣化

バッテリーの寿命は日産リーフでは16万kmまで、保証期間と明記しています。という事は15万km位いでしょうか?充分ではと感じますが、実際の使用での消耗劣化での走行の影響はどうかというと、色々とレビューを調べた所、画像付きなど真実味があるものがありますが、走行距離5万kmで連続航行距離が新車当時の80%位、という意見が多かったです。

あくまでも一参考です。詳細な性能劣化については実際のユーザーに訪ねる必要がありますが、劣化が速くてリコールという状態では現在無いようです。

電気自動車の充電スタンドの種類と利用方法

電気自動車の充電電気スタンドは現在車もまばらな田舎のコンビニでも見かけますが、実際にどの様な物があるのでしょうか?下記により詳細を掘り下げます。

急速充電器

電気自動車の充電器は急速充電と普通充電器の2種類があります。また規格や充電時間も大きく違いますので、詳細を記載します。

急速充電器の特徴と設置場所

急速充電器の設置場所は道の駅、ガソリンスタンド、高速道路のSA、カーディーラーなどに設置されています。約30分の充電で160㎞走行出来る急速充電システムとなっています。

電源は動力電源の3相200Vを使用しています。出力は50KWの高出力です。ですので高圧受電システムが必要となり、一般家庭などでは、ほぼ設置していません。急速充電器は2017年の現在日本全国に7200基が設置されています。

充電方法と利用料金

充電方法は前述の通り高速充電と普通充電の2通りがあります。ファミリーマートの急速充電は15分の充電で450円~となっていますが、店舗によって料金は異なります。また月額会員得点やクレジットカード得点などで、急速充電無料などあり大幅なサービスもあります。

携帯電話のプランの様に様々な支払方法があり、高速道路のサービスエリアの急速充電の料金もコンビニと同じ様に支払方法は様々ですが、現金ですと30分で1500円となっています。

普通充電器

普通充電機とは家庭や小規模店舗に設置してある充電器の事です。100Vと200Vがあり、スタンド形式の物から、コンセントからプラグを差し込み家電の様に使用するものもあります。

200Vの普通充電機で1時間充電して、約20㎞走行可能です。形状はスタンド型、ポール型、壁掛け型など、商業施設では形式は様々です。

家庭用はコンセントのみの簡易的な物から、セキュリティが整った、施錠式のボックスタイプがあり、ケーブルもボックスに収まった物や漏電ブレーカー付きの物など様々多種あります。

普通充電器の特徴と設置場所

電気自動車の普通充電器の設置場所は急速充電器と同じく、道の駅、ガソリンスタンド、高速道路のSA、カーディーラーなどに設置されています。普通充電器の設置個所は上記の場所以外に駐車場やホテルなどに設置してあり、現在全国に20,000箇所を超える充電箇所があり、今後も増えて行く傾向です。壁設置型があるように、専用の場所を必要とせず、高圧電分電盤や変電システムが必要無いので設置が簡易で、費用もかさみません。利用者も充電自体は時間が掛かっても、旅行先での観光の駐車ついでに充電やゴルフ場でラウンド時に充電するなどの行楽のサポートとして利用されていて、重宝しているユーザーが増えています。

コンセント型とケーブル型がある

普通充電器にはコンセント型といって、ケーブルが無い物があります。コンセント型には車載の充電用のケーブルを使用し、コンセントにプラグを差し込み、車両の充電口にプラグを接続して充電を行います。

ケーブル型は備え付けの充電プラグを充電口に差し込み充電を行います。家庭の場合は100Vの既存のコンセントを使用する事も可能ですが、他の家電との併用で容量不足によって、ブレーカーが落ちる事があり、容量を上げて、専用のブレーカーとコンセントを増設する例が多いです。また、100vでは充電時間が掛かります。

100Vの充電では1時間×1.2KWですので、家庭でも200vの専用充電設備を新設する事を、車両購入時に設置するパーターンが主流です。

充電方法と利用料金

充電方法は車載の充電ケーブルを使用するか、ケーブルがある場合は利用します。至って充電に関しては簡素な構造になっています。

料金は現金ですと1分で5円位になっていますが、設置場所によって様々です。上述にもありましたが、例えば「日産ゼロ・ミッションサポートプログラム」という日産の月額サービスがありますが、月額2000円で、関連の充電スポットでの充電で、1分1.5円とかなりお得なサービスがあります。その他、日産の他の会社などでも、様々な類似のなサービスプランがあります。

家庭での普通充電の電気料金は30円/1kwhです。200vでしたら2.4kw/1時間ですから1時間で72円です。10時間で720円で24kw充電出来て、240㎞は走行可能です。

また、深夜電力を利用すると、深夜11時から朝方7時までは通常の3分の1の料金となりますので夕方6時から11時までの5時間は通常料金で、深夜が8時間の13時間ですと480円で充電出来ます。また深夜のみの充電でしたら192円となります。

※深夜電力利用は申請して契約する必要があります、地域によっては使用できません。

充電スタンドの設置状況

全国に2017年現在急速充電器は7200基あり、普通充電器は21,300基があり、合計28,500基の充電器が設置してあります。

日産、三菱等の車の販売店、道の駅、コンビニ、ガソリンスタンド、駐車場、ゴルフ場、スーパーその他様々な施設のに設備されていて、今後も増える傾向にあります。

まとめ

日本の電気自動車は今後も増え続ける傾向にあるといわれ、日産をはじめ技術の進歩も目覚しいのも事実です。実際、日産の初代リーフは課題である連続航行距離が240㎞でしたが数年で400㎞未増大し、世界でも普及し好評を得ています。

ですが、世界の他国は電気自動車に向け、もっと加速度と力を集中して開発しています。また、トヨタやホンダと日本政府は水素燃料電気自動車という、世界の潮流から外れた感がある事業に傾倒しています。

アメリカ、ヨーロッパ、中国が電気自動車の選択を本格化し、近い将来主流として生産販売した時に、水素燃料電気自動車が、いかに素晴らしいかと販売を促しても、インフラの無い海外には相手にされません。

家電業界の失敗を繰り返さない様に、電気自動車の世界の動向を注視して、この分野で勝利し、再び強いメイドインジャパンを取り戻してほしい物です。


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