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ホワイトカラーなら熟知必須!ビジネスモデルについて徹底解説

ビジネスモデルとは企業が収益を生み出す仕組みのことです。一度は耳にしたことがあるかとは思いますが、それが具体的にどのようなものかはご存知の方は少ないのではないのでしょうか?

本記事では、ビジネスモデルの基本スキーム10選とビジネスモデルを導入する3つのメリットをご紹介します。

是非、本記事で得た知識を実践で活かしてください。

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ビジネスモデルとは企業が収益を生み出す仕組み

ビジネスモデルは事業全体の設計図である

冒頭で述べたように、ビジネスモデルは企業が収益を生み出す仕組みのことです。

また、ビジネスには収益を上げる為の全体的な流れがあり、その流れに沿った形で人員が配置され組織体として動くことになるので、ビジネスモデルは事業自体の設計図とも言えます。

ただ、ビジネスにおける基本的な設計図はほとんど変更されませんが、ビジネスモデルはその組織体の収益構造の変化に応じて変更される場合がありますので、状況に応じた臨機応変な対応が必要となる場合もあります。

ビジネスモデルで考慮すべき4要素

ビジネスモデルを意識する上で重要な事として、大きく分けて4つの要素をしっかり認識しなければいけません。

1つ目はビジネスの対象が何であるかを明確に意識することです。これはビジネスモデルを考える上で最初に考えなければいけません。

2つ目としては対価を支払う価値があると判断されるビジネスとは何かを考え、3つ目はそれはどのような手順を経て実現されるのが望ましいかを考えます。

4つ目はそのサイクルをいかに継続していくかを考えていく必要があります。

それでは以下に4つの詳細をご紹介していきます。

1.顧客は誰か

まず、ビジネスを行うにはその対象が誰であるのかを認識しなければいけません。どのようなビジネスを行うにしてもその対象が不明瞭では正しいアプローチの方法も見つかりません。

対象を現在認識できている情報だけに絞り込みせず、ある程度の幅を持たせて考える必要があります。

また、既存の客層ではないが時代の流れによって将来的な顧客となりうるような客層についてもターゲットとして考えておけば、必然的に幅のある客層へのアプローチを考えることができます。

2.提供する価値は何か

顧客が何に価値を感じて対価を支払っているのか、この点はビジネスを進める上で忘れてはならない重要な事です。

よく聞く話ではありますが、事業の立ち上げ当初は正しく顧客のニーズを考えていたにも関わらず事業がある程度の成功を収めて安定していくにつれて、顧客が求めている事を忘れがちになり、事業として立ち行かなくなってしまうケースも散見されます。

常に顧客が何に対して対価を支払っているかを意識する必要があります。

3.どのようなプロセスで提供するか

顧客が対価を支払うモノ(製品やサービスといった顧客が満足感を得るもの)をどういった形で提供するかも考えなければいけません。

これは顧客の目に触れる場合であればその見た目の豪華さやシンプルさといったものもありますし、いかに顧客へのサービスを問題なくスムーズな流れで実現するかといった内部的な仕組みであったりする場合もあります。

また、問題が起きた際にいかに迅速に対処するかといったことも考えておけば顧客への悪影響も低減させる事が出来ます。

4.どのような収益構造にするか

ビジネスの仕組みとして収益を上げることが第一義としての目的となりますので、どういったビジネスに特徴を活かして収益を上げていくのか、市場のニーズにあった製品をどのように販売していくのかを考えて収益を確保していかなければなりません。

ビジネスでの収益を確保すことだけに注力して顧客のニーズを軽視することは問題ですが、サービスを提供する側の収益構造が成り立たない赤字状況では話になりませんので、両者のバランスを取っていくことが重要です。

ビジネスモデルの基本スキーム10選

ビジネスモデルは、顧客から対価を得る事業活動として基本的な10種類のモデルに分かれています。

以下、整理してご説明致します。

1.シンプル物販

非常に分かりやすいビジネスモデルであり、モノを作って販売するという商業活動における基本ではないでしょうか。

顧客にとって価値のある物品を手にする事で対価を支払ってもらいその中から利益を得るというビジネスモデルとなります。商品に持つ価値とそれを際立たせる環境を整える事でさらなる利益拡大を図る事ができます。

世界的な有名ブランドの時計やバッグ、靴などは製品自体の質の高さは言うまでもありませんが、店舗自体のグレードの高さや高いステータスを意識させること等で付加価値を高めている事業戦略ではないかと考えます。

2.小売

一般的なビジネスの形態として広く実施されているビジネスモデルと言えます。

自社では商品を製造せず、製品を仕入れてそれを販売するのですが、同様の商業形態が数多く存在する為、競合状態となりやすく商品自体の価値と顧客側からみた付加価値が無いとその中から抜き出るのは難しいと考えられます。

付加価値とは顧客側の満足度の裏返しです。例えば靴を販売する場合であれば、服装との合わせ方のアドバイス等の形の無いサービスにて購買意欲を喚起するというように付加価値を付けることが大事です。

3.広告

事業体が顧客に対して特定の製品やサービスの品質や利用価値についての広告を行い、知名度や期待度の向上をもって利益を拡大させて、その広告料金の中から利益を得る商業形態となります。

ターゲット顧客に対して、いかに魅力的な広告をいかに魅力的に提供できるかが、収益のカギを握ります。このビジネスモデルにおいては市場動向等の情報を分析する高い能力が必要となります。

4.合計

顧客へアピールするいろいろな情報の中で低価格であることは非常に効果が期待できるものですが、その様な製品と比較的顧客訴求力が弱い製品とを一緒に購入してもらえると利益向上を図る事ができます。

スーパーなどで一見利益を度外視したような低価格な商品をアピールしていても、顧客はそれだけを購入する訳ではなく他の商品も一緒に購入することになり、事業的には利益を確保できるため、一部の商品を非常に安い価格で顧客に提供しても問題は無いことになります。

5.継続課金

顧客が一度購入したサービスを継続して利用することで利益を持続的に確保し、初期投資の費用を回収できれば非常に効率の良いビジネスとなり得ます。これは一般的に広く利用されている通信ネットワークサービスが最も身近な例となります。

スマートフォンの利用契約等で顧客が利用料金を支払い続ける限りビジネスは継続されることになりますし、サービスとして提供されるコンテンツが魅力的であれば更なる利益拡大が見込まれます。

現在の携帯電話サービスキャリアが大企業として認知されている事実からも非常に効率の良いビジネスである事がお分かりでしょう。

6.消耗品

日常生活に利用しているもので継続的に利用するために一定の頻度で交換が必要となるような製品でのビジネスを行うものとなります。短期間での利益確保は難しい場合もありますが、多数の顧客との契約により安定して継続した利益を確保する事も可能となります。

浄水器のカートリッジを一定の期間で交換して利用する場合の利益であったり、プリンターでの交換用インクにて利益を確保したりするケースが分かりやすい例ではないでしょうか。

7.二次利用

世の中で高い評価を得た製品や作品について、販売の形態を変えてもう一度売り出すような商業形態となります。小説などで高い評価を得た作品について、実際の俳優が演技をした映画などでも成功を収めるといった事があります。

例を挙げると、JKローリングの書いた小説のハリーポッターシリーズは高い評価を得ておりましたが、それを映画化してこちらも世界的なヒット映画としてシリーズ化も行われて非常に成功を収めた実例となります。

8.ライセンス

自社で製作した優れた製品を別の企業にて関連製品を作ることを許可する代わりにライセンス費用を受け取り利益を上げる商業形態を指します。

ライセンス費用を支払う側も優れた評価がされている製品を自社にてライセンス契約にて許可された範囲で製造・販売して利益を得る事ができますので、双方にメリットがあると言えますが、ライセンス費用は価格に反映される場合が多いので、あまりに高額なライセンス費用はビジネスとしては成立しにくいとも言えます。

例を挙げるとすれば、ディズニーキャラクターを利用した各種の製品等が有名です。

9.マッチング

顧客が要求事項に可能な限り一致したモノや人材を提供する事により手数料を得る形で利益を上げる商業形態となります。

要求される内容は多岐に渡る為、全ての要求事項を満足させることは非常に難しいのですが、顧客が対価を支払うことに納得感を持たせる事が重要になります。

例を挙げると、人材派遣業において派遣先への登録成功時の紹介手数料や不動産取引における成約時の仲介手数料等があり、成功した場合の報酬として利益を得る事ができる点が特徴となります。

10.フリーミアム

一定期間は正式な製品版の機能を提供して顧客に利用してもらうのですが、その評価期間を過ぎると機能的な制限が掛けられ便利な機能が使えない様にする事で正式な製品版の購入を顧客にアピールします。

顧客は製品購入の要否を判断し、購入となれば機能制限を解除と同時に収益を得る商業形態となります。

インターネット上でのファイル格納サービスを提供するDropBoxでは容量制限を設けて無償と有償の利用者により容量の差別化を図っています。

また、パソコン上で利用するアンチウィルスソフトウェア等でもこういった形態で販売されているものを見かけます。

ビジネスモデルを利用する3つのメリット

ビジネスモデルを利用することでサービスを受ける側とサービスを提供する側の関係や対価を得るまでのビジネスの流れを明確化する事ができます。

また、複雑なビジネススキームもモデルを組み合わせる事で構造を単純化する事が可能となり、組み合わせ方法によっては新しいビジネスモデルが出来上がる事も想定されます。

顧客毎にビジネスの形態は異なりますので、基本形となるビジネスモデルをどう組み合わせれば顧客の希望するビジネスが実現するかを考えていくことが理解を深めることにつながると考えます。

1.ビジネスの客観的な分析が可能に

顧客のビジネスは全て順調とは限りません。むしろ問題が生じた場合に相談や問いかけが行われる場合がほとんどです。

その時に活用すべきなのがビジネスモデルであり、実際のビジネスシーンに混在している問題点をいくつかの基本形に分解・整理していく過程でどの部分に問題や懸念があるかを明確化にすることができます。

顧客へのシンプルで効果的な分析結果と問題点へのより的確な解決策の提示が可能となります。

2.アイデアを体系的に整理できる。

ビジネスモデルは基本形以外にも組み合わせや変形したものもあり、そういった柔軟な考え方には新しいアイデアは組み合わせやすいのではないでしょうか。

アイデアを既存のビジネスモデルに組み込んで利用するケースや新しいアイデアに既存のモデルの一部を組み込んで新しいビジネスモデルとして活用するといったケースもあり、ビジネスモデルの利用はアイデアの体系的な整理を助長します。

3.クライアントとの共通言語になる

クライアントとサプライヤーは密接な協力関係にあるべきですが、お金の流れに関しては対極に位置するために双方の利益を最大限に大きくするためには調整を行う必要があります。

それにはお互いの利益のみを追求する訳にはいかないので、共通の言語となるものを活用し、双方のメリット・デメリットを洗い出しておけば双方の理解も早まりますし、誤解や行き違いも生じにくいです。

共通言語としてのビジネスモデルは、ステークホルダー間の相互協力の土台構築に非常に有効であると言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これまでビジネスモデルの基本型のご紹介から既存のビジネスの分析や改善への活用、新しいアイデアの取り込み、実際のビジネスシーンへの利用方法等をご説明させていただきました。

いろいろなビジネススキームの分析からクライアントへの説明、相互協力体制構築の布石等、様々な活用が見込まれるビジネスモデルをぜひご自身にて理解し、活用していただければ幸いです。


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