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ビジネス用語特集~ソーシング、プロフィットセンター、インテリジェンスとは~

社会人にとって今や不可欠なビジネス用語、皆さんはどれくらいご存知でしょうか。今回は数あるビジネス用語の中からよく耳にする「ソーシング」、「プロフィットセンター」「コストセンター」や社会人としてわきまえておくべき「インテリジェンス」について説明したいと思います。

今活躍されている社会人の方は勿論のこと、就職活動を控えている学生の方にとっても参考になると思いますので是非目を通してみて下さい。

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ソーシングとは

ソーシングという言葉がよく使われるようになりましたが、その意味を理解していない人も多いでしょう。解釈は一通りではありませんが、取引に関する話題で使われることが多いです。製品の詳細や取引のルールといった購買にかかわる要件を定めて、取引を行う際に的確な状況を確保することを指します。

企業における購買を担当する部署の大切な仕事といえるでしょう。しかし、ソーシングという言葉を単独で使用することは多くありません。多くの場合は、アウトソーシングやクラウドソーシングという言葉として使用します。

アウトソーシング

アウトソーシングとは本来自社で行う仕事を外部に委託して行わせることです。

一昔前までは外注と言われていましたが、今ではそう呼ばれることが増えています。大手企業を除いて、すべての業務を自分たちで担当するのは簡単ではありません。人材や設備の不足、ノウハウの欠如など、さまざまな理由によって担当できないことがあります。

たとえばIT技術を有していない企業の場合、システムの開発や導入などを自社で行うのは困難です。自社で行おうとすると、専門職を採用したりIT機器を買い揃えなければなりません。多くの費用と時間がかかることになるでしょう。そのようなリスクを抱えるより、外部の企業に委託した方が結果的に自社にとって恩恵が大きくなりやすいです。

また専門分野であっても、外注した方が良い結果になることもあります。たとえば広告会社であっても、デザインを自社で行わずに外注するケースが珍しくありません。有能なデザイナーを雇い続けると、高額な給与を支払い続けることになります。常に高品質なデザインが必要なわけではないので、必要に応じて依頼する方がコストを抑えられるのです。

また企画に合ったデザイナーを自由に選びやすくなるメリットもあります。この他にもデータ処理や人事など、さまざまな分野で外注が行われるようになりつつあります。外注することによって、自分たちのリソースを他のことに投入して、新規事業の開拓に取り組むケースも珍しくありません。

外注というと連携を取りにくいとイメージする人もいるでしょう。しかし基本的には、頻繁に打合わせなどを行って、コミュニケーションをしっかり取ることが多いです。両者の間で委託の実績が増えてくると、相手のことがよく分かるようになります。その結果、細かい注文をしたり打合せを減らしたりできるようになるでしょう。

その一方で、初めて委託する場合は、見積もりを出してもらって慎重に検討する必要があります。また相手の評判をチェックすることも大切です。たとえば人気があるからといって安心するのは早計です。その分だけ多くの依頼を受けていて、納期に間に合わない可能性もあるからです。

クラウドソーシング

クラウドソーシングはそれとは少し異なります。取引先を一つに絞って委託するのではなく、インターネットを活用することによって、対象を特定せずに依頼するのです。企業だけでなく、個人事業主やフリーランスも使用するケースが多く見られます。

仕事を引き受けるのは、クラウドソーシングを扱うサイトに登録済みの人たちです。プロのプログラマーやイラストレーターのほか、主婦や学生などもいます。資格が必要な場合もありますが、メールアドレスさえあれば登録できるところも珍しくありません。

登録している人たちに仕事を依頼する方法は、サイトによって異なります。案件の詳細を掲載して募集する方法や、サイトに掲載されている作業者のプロフィールを見て、アプローチする方法などがあります。また、提示した条件を満たすようなサンプルを作成してもらうなど、コンペの形式で決めることも少なくありません。

プロフィットセンター、コストセンターとは

会社組織は数々の部門・部署に分かれて役割を分担する事で成立しています。この部門・部署を経理的な視点から見ると大きく2つに分ける事が出来ます。

プロフィットセンター

簡単に言うと「収入のある部門・部署」です。ですが単に収入があるのではなく「営業収入」という、その会社が本業として行なっている業務から得た収入が発生する部門・部署を指します。
従って営業部門が該当する事になります。

例えば経理部門が所有している株券に配当金が付いた場合、これは収入となりますが本業から得た収入ではありませんので営業収入ではありません。従って経理部門は該当しません。

コストセンター

「支出のみ」の部門・部署です。経理・人事・総務等の部門・部署がこれに該当します。正確に言うと「営業収入が発生しない部門・部署」ですが「支出のみ」と表現した方が分かりやすいので、このように表現される事が多いです。

支出を減らすことが困難に

会社は利益を上げる事で組織を維持出来、社員に報酬を支給する事ができます。そして利益は以下の計算で出されます。

利益=収入-支出

従って利益をより多く上げるには収入を出来るだけ増やし支出を出来るだけ減らす事が重要になってきます。この「収入」「支出」「利益」を数値としてまとめ上げた物が決算書類で損益計算書と貸借対照表という2つの表に集計され経営判断に使用されます。

経済成長が鈍っている現在の日本では営業収入を上げる事は簡単では無いので経営者は「いかに支出を減らすか」に努めてきました。

しかし、支出の主たる物は人件費であるので結果的に「失業問題」「貧困問題」「雇用問題」等の社会問題の原因となってしまい人件費の削減は、簡単には実施できないという状況になってきており法整備も「簡単に人件費の削減が出来ないようにする」方向で進んでいます。

つまり支出を減らす事が難しくなってきているのです。そうなるとプロフィットセンターの営業収入を増やすしかありません。営業収入を上げるには沢山の顧客に沢山の品を買ってもらわなければなりませんが業種によっては限界もあります。

大型冷蔵庫は1つの家庭には1台あれば十分ですので、それ以上は売れません。そこで国内市場だけではなく海外へ輸出するという方向で進んで来た訳です。しかしアジア各国の産業進出なども進み「市場の奪い合い」となった結果、現在の日本は劣勢に立たされているという状況です。

そんな状況の中で営業収入を上げるにはどうすればいいのか?が、今、日本の会社経営に課されている課題だと言えます。

この問題の解決に成功した会社もあります。例えばフィルムメーカーはカメラのフィルムの製造を主業務にしてきましたがデジタルカメラの普及によりフィルムの需要が減っていき将来的にはゼロになるだろうと予想が付けられた時点で主業務の大幅な転換を余儀なくされました。そして、それに成功した企業も沢山有ります。

これからのプロフィットセンターの役割

時代が進み技術が進歩した結果、不要となってしまう物はこれからも沢山出て来るものと予想されています。コストセンターは「それまでの業務を継続的に行う」だけで事足りるのですが
プロフィットセンターは時代の方向性という物を見極めて対応していく必要があるのです。

1999年には『フォーチュン』誌で「20世紀最高の経営者」に選ばれたゼネラル・エレクトリック社のジャック・ウェルチCEOは「世界で1位か2位になれない事業からは撤退する」と宣言し利益の上がる部門だけを残し、そうでない部門は全て整理・売却を行ないゼネラル・エレクトリック社という伝統有る会社を守りました。

そのやり方に批判はありますがプロフィットセンターは利益を上げなければ存在意味が無い、というのが厳然たる事実である事だけは確かです。

インテリジェンスとは

どんなビジネスでもインテリジェンスが必要とされます。社会人として、わきまえていなければならないマナーや常識もインテリジェンスの1つでしょう。

また業種別に必要な知識という物も存在します。自社製品の知識や業界の知識などは、どんな業種でも必要です。でもビジネスに必要なインテリジェンスというのはそれで十分なのでしょうか?

「異業種転職」という言葉があります。それまでとは全く違う業界に転職する事ですが一般に異業種転職は難しい事が多いのですが成功を収めた人達もいます。実は、多くの有名企業の社長は「異業種転職」により成功を収めた人達なのです。

ローソンの会長であった新浪剛史氏は現在はサントリーホールディングスの社長です。日本コカ・コーラの社長だった魚住雅彦氏は、現在資生堂の社長に就任しています。日本マクドナルドの社長だった原田泳幸氏はベネッセホールディングスの会長兼社長に就任し、活躍されています。

これらのトップ経営者の方達は「その業界については全くの白紙状態」からスタートして成功を収めているのです。こういった方々が持っているインテリジェンスとは何なのでしょうか?
ビジネスマンとして一段、レベルアップを目指すのであれば、こういった事例から学ぶ事は無駄では無いはずです。

ビジネスにおいて必要なインテリジェンス

一般的に仕事人として現場の第一線で活躍できる年齢は30代から40代の前半くらいまでである事が多いです。一線を引いたら一部の方は管理職として残れますがそうでない方は行き場を失ってしまいます。また、いずれ「定年」という強制的な終了宣言が出る時も待ち構えています。

これらの意味する物は「ずっと現在の状態が続く物と思ってはならない」という事です。こういった変化に対応するには何が必要なのか?それを異業種転職で成功した経営者から学んでみたいと思います。

白紙の心

異業種転職で成功した経営者の方に共通しているのは「これまでの経験を過信しない」という点です。各業界にはそれぞれの業界で求められる知識や常識がありますが、それを覚えて経験を積んだからそれで十分だ、とは考えていないのです。

戦国時代に武田信玄下の下にいた武将達は自分達が使ってきた戦闘スタイルで勝ち続けて来た経験からそれを絶対視し「長篠の合戦」で織田信長の鉄砲という新しい武器の前に敗れ去りました。

人は実績を上げ、ある程度の評価と安定を得ると、つい保守的な考えになり新しい物を正当に評価しなくなり変化を拒否する傾向が見られます。それは「自分はベテランであり有能である」と過信してしまう事から始まります。本当に有能な方は50代、60代になっても第一線で活躍しています。

その一方、40代半ばで第一線から引かされる方は「まだ何かが十分では無い」と考えた方が良いのかもしれません。常に「自分はまだ不十分である」という謙虚な姿勢が大切なのです。

「変わる」という気持ち

「自分はまだ不十分である」と考えれば、それを変えなければいけないのですが、その気持ちを積極的に持てるかどうか? というのが次の課題です。先に挙げたトップ経営者の方達は「まだまだ変われる」と、むしろ自分が変わる事に喜びを見出しておられるようです。

経済的な安定、これまでの実績や評価、そういった物を顧みる事無く「まだまだ変わってやる」という気持ちはどこから来るのでしょうか?

そのモチベーションの原点は「明確な目的を持つ事」にあるようです。「絶対にあそこまで行く」「絶対にこうなってやる」と自分に高いハードルを課し、それをクリアする事を目標にした時
「変わる」などは当然の事となるのです。

・自分を過信しない謙虚な気持ちと柔軟な姿勢。

・明確な目標設定とそのために必要な物が何かを考える力。

この2つがビジネスにおいて最も必要なインテリジェンスと言えるのではないでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は4つのビジネス用語について説明してきました。聞き覚えのあるものから初めて聞くようなものまであったことでしょう。

ビジネス用語はこの他にもたくさん存在します。それらを少しでも多く学習し、教養のある社会人になりましょう。


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