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印象的なプレゼンに!パワーポイントのアニメーション機能を徹底解説 

パワーポイントを作成する際、わかりやすいスライドをつくるためにどんな機能を使っていますか?

ビジネスがうまくいくかどうかはプレゼンの成否にかかっている、とよく言われます。

新たな企画や製品を採用・購入してもらうためには、それがどういうもので、どのように役立つのかを知ってもらわなければなりません。プレゼンをより質の高いものにするためには、もちろん優れたスライドは欠かせないでしょう。

パワーポイントの数ある機能のなかで、今回は「アニメーション」機能を取り上げます。

どのような機能で、どういった効果が期待できるのか。使い方を含めたポイントを解説していきたいと思います。

アニメーションの機能を理解して有効活用し、大事なプレゼンを優位に進められるようになりましょう。

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アニメーションとは

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パワーポイントでは、作成した資料(テキストや図表、写真など)を、パソコンからプロジェクターを通じて、スライドとして大きく映し出すことが可能です。

その際に、資料のなかの一部、もしくは全部に対して動的な表現を行えるようにして、プレゼンに抑揚をつける機能がパワーポイントにおける「アニメーション」です。

アニメーションはどんな時に効果的?

テキストばかりのプレゼン資料は論外ですが、図表や写真を取り込み見栄え良く作成された資料であってもそれらを順番に表示するだけでは、見る側が飽きてしまうこともあります。

そのため、重要なポイント(本当に伝えいたい核心)が伝わらずに終わってしまう、などということも起きかねません。

アニメーションを使えば、画面に変化をつけることで見る側の関心を持続させることができます。また、重要なポイントについては、視覚的に強調することも可能です。

同じ時間、同じ内容でプレゼンを行うにしても、アニメーションを使えば、より相手の印象に残りやすいプレゼンにすることができるわけです。

効果は4種類ある

パワーポイントで使えるアニメーションは、効果別に「開始、強調、終了、軌跡」の4種類に分けられます。

それぞれ独立して使うことも、これらのうちいくつかを組み合わせて使うこともできます。

開始の効果

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これを設定すると、何もない画面に、対象となるオブジェクトが出現します。

例えば、「スライドイン」を選ぶと対象となるオブジェクトがスライドの外から現れ、フェードを選ぶと、浮かび上がるようにオブジェクトが現れます。

強調の効果

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重要なポイントなどを、文字通り「強調」したいときにこの効果を使います。

例えば、「パルス」を選ぶとそのオブジェクトが一瞬点滅します。「シーソー」を選ぶと中心点から上下に揺れる動きをします。

終了の効果

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「開始」とは反対に、これを設定すると、今まで画面に表示されていたものが消えます。

プレゼンを進行している途中、区切りをつけたいときなどにこの効果を利用します。

アニメーションの軌跡

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この効果を使うと、オブジェクトが画面の中を移動します。直線(上、もしくは下)や図形、ループなど、移動パターンを指定すると、ガイドラインに沿うような形で対象が動きます。

また、ユーザー設定で独自の移動パターンを設定することもできます。

次ページ:図で解説!アニメーションを追加する方法8つ

図で解説!アニメーションを追加する方法8つ

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パワーポイントでは、テキスト、図表、グラフ、写真などあらゆるものがアニメーションの素材として利用できます。

静止物として表示されているこれらを動かす方法について説明していきます。

①アニメーションを適用する

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①アニメーションを適用したいオブジェクトをクリックして選択しておきます。

②「アニメーションタブ」をクリックします。

180222-08をクリックします。

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④アニメーションの種類が表示されますので、適用したいもののアイコンをクリックします。

ここでは、吹き出しの部分を登場させたいので、「開始」の中から「スライドイン」を選びます。
180222-10をクリックすると、その効果が確認できます。
ちなみに、オブジェクトが登場する方向は180222-11で変更することができます。

②1つのオブジェクトに複数のアニメーションを追加する

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異なる種類のアニメーションを複数適用させたいときには、「アニメーションの追加」をクリックします。

アニメーションの種類が表示されますので、選んでクリックします。

アニメーションを適用するオブジェクトの隣に「1⃣」「2⃣」、といった具合に、適用されるアニメーションのナンバーが表示されます。

1つのオブジェクトに複数種類適用させること、複数オブジェクトにそれぞれ複数種類適用させる、など自由に組み合わせることができます。

③効果時間を設定する

この部分は重要なので、ゆっくりと登場させてじっくり見てもらいたい。流れるようにすばやく動作させたい。

そういったアニメーションが動作する(効果を発揮する)時間を設定できます。

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時間は秒単位での設定になります。

「継続時間」はトータルの再生時間を設定します。

「遅延」は、あるアニメーション動作が終わり次の動作に移るタイミングを何秒遅らせて開始するか、を設定します。

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対象となるオブジェクトをクリックし、アニメーションウィンドウをクリックして、作業ウィンドウを開いて時間調整を行うこともできます。

特に、複数のアニメーションについて適用させる場合には便利です。

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棒グラフ状のものがタイムラインとなっていて、再生時間の長さを表しています。

右端をドラッグすると、終了時間を変えられます。また、真ん中からドラッグするとタイムライン自体の位置を移動でき、開始時間を調節できます。

④開始方法を指定する

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アニメーションをどのタイミングで開始するかを設定します。

「クリック時」文字通り、クリック(enterキー)したと同時に開始されます。

「直前の動作と同時」複数のアニメーションを適用させるときなど、適用対象の直前アニメーションが始まると同時に開始されます。

「直前の動作の後」適用対象の直前アニメーションが終了してから開始されます。

適用するオブジェクトをクリックして選択してから設定します。

⑤サウンドを追加する

アニメーションを適用させるときに、サウンドを鳴らすことができます。アニメーションウィンドウで設定を行います。

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①サウンドを鳴らす対象を選択し、右の「▼」をクリックします。

②「効果のオプション」をクリック。

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③「スライドイン」のウィンドウが開きます。「サウンド」プルダウンからアニメーションが適用されるときに鳴らすサウンドを選び、OKをクリックします。

⑥軌跡を設定する

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効果を設定するオブジェクトをクリックしたうえで、「アニメーションの軌跡」から選択・クリックします。

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軌道のプレビューがスライド上に表示されるので、始点・終点を動かして変更することもできます。

⑦アニメーションを削除する

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アニメーションを削除するオブジェクトをクリックしたうえで、設定します。方法は

①「アニメーション」リボンの中の「なし」を選ぶ。

②「アニメーションウィンドウ」で対象オブジェクトをクリック、右の「▼」から「削除」を選ぶ。

の2種類があります。

⑧アニメーションを繰り返す

アニメーションの中でも「開始」「強調」「軌跡効果」の効果は繰り返し行うことができます。

①「アニメーション ウィンドウ」より、繰り返しの設定を行いたいオブジェクトを右クリックする。

②「タイミング」を選択する。

③「繰り返し(R):」より繰り返したい回数を選択する。

次ページ:アニメーションを上手に使うコツ

アニメーションを上手に使うコツ

①アニメーションを多く使いすぎない

アニメーションは先にも述べた通り、スライドに注目を集めたり、大切な点を強調したり、話を切り替える際に使用したりするのに効果的です。

なので、スライドにアニメーションを沢山使いすぎると、強調したい点等が薄れてしまいます。

また、画面上に動きが多いと、聴衆の意識はプレゼンの内容よりもアニメーションに移ってしまいます。

②アニメーションは自動再生が無難

パワーポイントでアニメーションを表示する際。「クリック時に再生」と「自動再生」の二つの選択肢があります。

筆者は個人的に後者の「自動再生」をおすすめします。

クリック時に再生だと、スライドの枚数が多い場合、どこにどんなアニメーションを挿入したか忘れてしまい、話している内容とずれてしまう恐れがあります。

また、一枚のスライドを表示した際に同時に全てのアニメーションを表示するのがシンプルで無難です。

③話の内容ごとにアニメーションを分ける

話の内容ごとにアニメーションを分けて使うことでプレゼンに一定のリズムが生まれ統一感が出ます。

例えば、内容を箇条書きで伝えるときは「フロートイン」、内容に対するまとめの一言には「スピン」等、揃えてみましょう。

逆に、とても強調したいところで使っていなかったアニメーションを挿入するとプレゼンのリズムが崩れ注目度が高まるでしょう。

上手なスライドを作る3つのコツ

最後に、スライドを作成する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

プレゼンでの話し方ももちろん大切ですが、聴衆の情報源の多くはスライドでもありますので、ぜひ押さえて頂きたいです。

①1スライド1メッセージ

これはよく聞く話なので耳にしたことがある人も多いかもしれません。

ここでのメッセージとは、プレゼンを通して聴衆に覚えていてほしい主張です。

スライドに複数のメッセージを記載してしまうと、インパクトも欠けるし印象が薄くなります。

また、複数根拠を並べた際、どの主張に対する根拠なのか聴衆の頭の中で混乱する可能性があります。

プレゼンターにとっても、1スライドにつき1メッセージだと、話の整理がつきやすくプレゼンが進めやすくなると思います。

②なるべく文章を短くする

スライドに情報が多いと、頭にプレゼンターの主張や根拠が入ってきません。もしくは、スライドを読むことに集中してしまい、プレゼンターの話が頭に入ってきません。

文章を減らす方法はいくつかあります。

本当に伝えたい部分を一言でまとめる

スライドに主張以外にも、そう考えた経緯、理由、具体例等たくさん記載していませんか?

基本的にメッセージ(場合によっては理由・根拠)以外は口頭でお話すればよいのです。

また、体言止めにしたり、修飾語をなくすことで文字を減らすことができます。曖昧な表現、抽象的な表現は言語道断です。

図表を用いる

根拠等でデータを用いる際は図表を使いましょう。データを文字で書かれると読み取るのにとても時間がかかりますが、図表だと一目瞭然という具合で分かりやすいです。

また、図表の脇に、図表から読み取れた考察や意見を箇条書きで添えるとわかりやすいスライドになると思います。

③レイアウトを統一する

レイアウトがバラバラだと、聴衆はどこを見たらよいのか迷い、理解に遅れが生じます。

レイアウトを統一することで「ここはまとめだ!」「ここは根拠だ!」と自然に頭に入りやすくなるでしょう。

具体的に統一できるものは、

  • スライドのレイアウト
  • フォントの種類・大きさ
  • 文書の長さ
  • 色(三種類くらいまでが良い。色ごとに内容は統一する)

が挙げられるでしょう。

まとめ

①パワーポイント上のオブジェクト全てについてアニメーションの効果をつけることができる。アニメーションを使うことにより、プレゼンの内容をより印象深いものにすることができる。

②利用できるのは「開始」「強調」「終了」「軌跡」の4種類。1つのオブジェクトに対して複数種類の効果を組み合わせることも可能。

③効果時間の設定や開始方法の指定、サウンドの追加などの機能の活用により、アニメーション効果をさらに高めることができる。

アニメーションを利用して、単調になりがちなプレゼンを聴衆を惹きつける印象的なものに変えていきましょう。


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